作品に登場する啄木
サヤエンドウ 啄木のクズっぷりに萌えがとまらなくてむらむら ――犬山紙子「むらむら読書」 ・枡野氏訳 一度でも俺に頭を下げさせたやつら全員死にますように 『石川くん』(枡野浩一著) 犬山紙子「むらむら読書」 | 文春オンライン(2019-04-08)
クリスマスツリー 『文豪たちのラブレター』 著者:別冊宝島編集部 編 第三集 あなたを、好きになれてよかった。——切ない手紙 離れている故により深く募る思いが短歌の天才を狂わせる 石川啄木から恋人、菅原芳子へ われかくも君を恋して、然も何故に相逢ふ…
紅葉 『文豪の悪態 皮肉・怒り・嘆きのスゴイ語彙力』 山口謠司 著 「犬が轢かれて生々しい血! 血まぶれの頭! ああ助かった!」(明治42年3月30日) 石川啄木の日記からーーー [文豪の語彙] 貧乏のどん底にいた啄木は、たびたび眠れない夜を送り、自殺を考…
カエデ 『佐佐木信綱と短歌の百年』三枝 昻之 第一部「明治」の第五章「動き出す信綱」で啄木のことに触れている。 (二)「観潮楼歌会とあけぼの」 ・明治40年3月30日に森鴎外邸で観潮楼歌会が始まる。 ・鴎外が「短詩会」と呼んだこの会を石川啄木は「観潮…
『知識ゼロからの短歌入門』表紙 『知識ゼロからの短歌入門』 「ゼロからの」という言葉に惹かれた。 「はじめに」で、監修の佐佐木幸綱さんが、 好きな短歌、ぴったりくる短歌を見つける・それを覚える・なぜぴったりか考える と、易しく入門できるようなお…
『逃げまくった文豪たち』表紙 『逃げまくった文豪たち 嫌なことがあったら逃げたらいいよ』逃げた文豪の中でもトップに紹介された啄木。 ・新婦節子は、新郎啄木が帰ってこないままで結婚式を迎える。 ・新聞社に勤めた啄木は、出勤したくなくて布団から出…
キキョウ 2023年7月26日の経堂経済新聞に、「逃げまくった文豪たち 嫌なことがあったら逃げたらいいよ」(実務教育出版)が紹介されています。啄木も登場します。 「逃げまくった文豪たち」(実務教育出版)経堂経済新聞
文芸誌『視線』第13号 (表紙) 目次 特別寄稿 啄木詩「飛行機」鑑賞 近藤典彦(国際啄木学会元会長) 特別寄稿 啄木詩「飛行機」鑑賞 詩人はリフレインで呼びかけます。 その疲れた眼をあげて見てごらん。今日も、あの蒼空に、君の希望が実現した姿のように…
サクラの絨毯 『てんまる 日本語に革命をもたらした句読点』 山口 謠司 (著) 昔はなかった日本独自の“てんまる"。なくてもすんでいたのになぜ? 紆余曲折を経て採用することになった理由と歴史的背景を探る。第一章 本の読み方と「てんまる」の関係 第二章 「…
コブシ おとなの楽習 10 文学史のおさらい 著者 川島周子 (著) 現代用語の基礎知識 (編) まずは身近な項目から、どこからでも入ってください。そして「気になる」人が見つかれば、日本文学は、なんと魅力的で、健気で、カッコイイ人達の手で育てられてきたの…
『文豪図鑑完全版』表紙(中央が啄木) 『文豪図鑑完全版 あの文豪の素顔がすべてわかる』 著者 開発社 (編) 坪内逍遙、芥川龍之介、井伏鱒二…。日本の歴史に残る50人の文豪をとりあげ、生い立ちや趣味嗜好、読むべき代表作、人間関係などを紹介。偉大な…
カモ 『文豪たちの友情』 石井 千湖(著) 彼らの関係は、とてもややこしくて、とても美しい。文豪同士の友情を追ったエッセイ集。 第二章 早すぎる別れ 夭逝した文豪と友人たち 石川啄木と金田一京助 驚きの「借金メモ」/天才詩人の挫折と流浪/世界に唯一人…
カワヅザクラ 『文豪たちの住宅事情』 田村景子(著/文 他) 夏目漱石から水上勉まで、総勢30名の文豪が、なぜその「土地」「家」に住んだのかを、人生の流れを通してその「事情」を解説 石川啄木の住宅事情 東京と故郷、憧れに生きた貧しい暮らし ・啄木に…
シュウメイギク 『文学に描かれた「橋」』 磯辺勝 著 平凡社 2019年9月13日 発行 一、幣舞橋を見た人々 啄木のいた町――湯川秀樹 石川啄木 林芙美子 桑原武夫 記録としてなら、もっと古いものはいくらでもあるだろうが、文学作品の上で幣舞橋を書き残した人と…
イソギク 読む力をつけるノンフィクション選 『中高生のための文章読本』 ・筑摩書房 ・2022年10月15日発行 ・編者 澤田 英輔, 仲島 ひとみ, 森 大徳 「麦わら帽子のへこみ」 穂村弘 —— 共感と驚異 ・短歌が人を感動させるために必要な要素のうちで、大きな…
石川啄木はコピーライター 『よちよち文藝部』コミックエッセイ 著者 久世番子 発行 文藝春秋 発行 2012年11月 石川啄木の章「コピーライター啄木」 もし自分がCMプランナーだったら どんな広告にどんな詩歌を合わせますか? 転職情報誌のCMには今回の文豪——…
キルトスペルマ BOOKSTANDニュース 夏目漱石「君の名を忘れたのではない かき違えたのだ」愛すべき文豪たちの斬新な言い訳 『すごい言い訳! 二股疑惑をかけられた龍之介、税を誤魔化そうとした漱石』 中川越 著 新潮社 漱石の話になるが、彼がハガキの宛名…
透かし塀 『なつかしい時間』 著者 長田 弘 岩波新書 第一回桑原武雄学芸賞 (わたしがもっとも大きく揺さぶられた本) 1977年にでた『啄木 ローマ字日記』です。日本語で書く一人として、啄木がローマ字で書き、フランス語を専門とされた桑原さんが現代の日…
紅葉 石川啄木の歌に登場する動物たち 『うたの動物記』 小池 光 著 朝日文庫 発行 2020年10月 蛾 虫偏に我と書いて「蛾」。ならば虫になった我が蛾だ。 マチ擦れば 二尺ばかりの明るさの 中をよぎれる白き蛾のあり 『一握の砂』の一首。マチはマッチ。夜道…
コナラ 啄木の歌の中の「さみしさ」 『「さみしさ」の力 ── 孤独と自立の心理学』 著者 榎本博明 筑摩書房(ちくまプリマー新書) 2020年5月出版 「さみしさ」を感じるのは自立への第一歩 己が名をほのかに呼びて 涙せし 十四の春にかへる術なし これは石川…
旧釧路新聞社 現在は「港文館」 《作品に登場する啄木》 『ゴールデンカムイ』12 ヤングジャンプコミックス 野田サトル 著 港文館は明治41年に建造された旧釧路新聞社(現北海道新聞社)社屋を復元したものです。石川啄木はこの年の1月21日釧路に着き、そし…
[森鴎外記念館] [森鴎外と観潮楼歌会] 角川「短歌」2017・10 中立的歌会の熱 東 直子 千駄木に江戸川乱歩の小説『D坂の殺人事件』の舞台となった団子坂がある。この坂を登っていくと、文京区立森鴎外記念館にたどり着く。ここは、鴎外が30歳から60歳で亡くな…
[カモメ] 第158回直木賞 受賞作 『銀河鉄道の父』 著者 門井慶喜 講談社 7 あめゆじゅ 小学生のころは、教室で、担任の八木先生にエクトール・マロ『家なき子』を読んでもらって感動した。感動のあまり自分でも話をこしらえて寝る前にトシに聞かせたりした。…
[アザミ] 増補改訂版 ハイパー日本文学史 ゴロ文学シェーッ! 2001年 アルス工房 作家 板野博行/宮下善紀 《ゴロ合わせで覚える日本文学史》 啄木悲しき砂を一握り 啄木(石川啄木)悲しき(悲しき玩具)砂を一握り(一握の砂) わずか26歳で生涯を閉じた石…
[啄木墓碑裏面 拓本『大丈夫だ、よしよし、おれは死ぬ時は函館へ行つて死ぬ』] 『国文学 解釈と鑑賞』特集─石川啄木の世界─ 1974年(昭和49)5月号 第494号 至文堂 (2017-09-07の つづき) ◎私の卒業論文 岩城之徳 「石川啄木の伝記的研究」 昭和23年の春、…
[北海道函館市立待岬 啄木一族墓 「碑文」拓本] 『国文学 解釈と鑑賞』特集─石川啄木の世界─ 1974年(昭和49)5月号 第494号 至文堂 ◎私の卒業論文 岩城之徳 「石川啄木の伝記的研究」 最近青春の生きがいという言葉が流行しているが、私ども戦中派の人間に…
[岩手県盛岡市盛岡城跡公園 石川啄木歌碑 拓本] 『国文学 解釈と鑑賞』特集─石川啄木のすべて・人と作品─ 昭和37年(1962年)8月号 第三百二十三号 至文堂 ◎卒業論文を書く人々のために 岩城之徳 「啄木研究にはどんなテーマがあるか」 卒業論文の対象として…
[ナンテンハギ] ◯『手紙』谷川俊太郎 集英社発行 石川啄木 涙をこぼれるがままにしておくには 勇気が要る 弱さをいつわらず歌うには 強さが要る でたらめと嘘 裏切りと虚栄 その矛盾と混沌のさなかに ひとつの声が起ち上る さながら悲鳴のように時代を貫き …
[ヒマラヤスギ] 《作品に登場する啄木》 『金田一家、日本語百年のひみつ』 金田一秀穂 著 朝日新書 2014年 760円+税 晩年、いろいろな場所に呼ばれて講演をするのが、京助も楽しかったのだろう。石川啄木の臨終の報に呼ばれて駆け付けた話とか、アイヌの人…
[ボーイング737機内 照明] 《作品に登場する啄木》 『全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路』 松本修 新潮文庫 平成20年 素晴らしき方言 次の日、日沢君のご両親に車で盛岡まで送ってもらった。岩手県は四国全体の八割にも達する広さで、しかも山あい…