〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い息づかいに触れてみたい

啄木 出版物

啄木の妻・節子の真実を探る 『わが夫 啄木』

カナメモチ 郷土の本棚 『わが夫(つま) 啄木』鳥越碧 著 発行 文藝春秋企画出版部 発売 2018年12月 1,800円+税 啄木の妻・節子を主人公とする小説。啄木の生涯は広く知られており、今日では節子に焦点を定めた研究も存在する。となれば、時代小説大賞で世…

本と人と 『続 石川啄木文献書誌集大成』佐藤 勝 さん

[上野公園] 読書「本と人と」 『続 石川啄木文献書誌集大成』佐藤 勝 さん JR上野駅構内15番ホームには「ふるさとの訛なつかし/停車場の人ごみの中に/そを聴きにゆく」の啄木歌碑があります。 昭和33年(1958年)15歳の少年だった著者は福島県の山間の町か…

松浦武四郎や榎本武揚、石川啄木ら紹介 『ほっかいどう先人探訪』

[サザンカ] 北海道ゆかりの人物53人を紹介 様々なジャンルで活躍した北海道ゆかりの人物を紹介する『ほっかいどう先人探訪 北の歴史を彩った53人』が 9日、柏艪舎(はくろしゃ 札幌市)から刊行された。北海道命名150年を記念し、昨年、本紙北海道版で連載し…

啄木の友 宮崎郁雨の正体露呈 文芸誌「視線」

[スイセン] 「郁雨は啄木最悪の友となった」文芸誌「視線」 近藤典彦(国際啄木学会元会長) 「評伝 石川啄木」を書き継いですでに14年余、1911年の啄木を研究しているうちにとんだ真実を発掘してしまった。宮崎郁雨の正体が露呈したのである。啄木研究史に…

「郁雨は啄木最悪の友となった」文芸誌「視線」

文芸誌「視線」第9号発行 過去最大ボリュームに【函館】 函館の文芸同人「視線の会」が発行する文芸誌「視線」の第9号が完成した。客員同人で、国際啄木学会元会長の近藤典彦さんが「郁雨は啄木最悪の友となった-絶交とその後の真実-」と題して特別寄稿。…

14歳の出会い 貧窮の中で生きた啄木と節子『わが夫 啄木』出版

[フユザクラ] 『わが夫(つま) 啄木』 鳥越碧 著 1,800円+税 発売 2018年12月14日 発行 文藝春秋企画出版部 石川啄木の死の1年後、同じ肺結核で死の床にある妻の節子の回想で始まる小説で、全編を節子の視点で描き、二人の錯綜した愛を掘り下げます。互い…

研究に欠かせない!『続 石川啄木文献書誌集大成』

[『続 石川啄木文献書誌集大成』] 続 啄木文献集を刊行 佐藤さん(国際啄木学会理事)20年分収集 盛岡市出身の歌人・詩人石川啄木に関連する文献や新聞記事など20年分の目録をまとめた『続 石川啄木文献書誌集大成』(桜出版)が刊行された。研究者や愛好者…

新刊『続 石川啄木文献書誌集大成』啄木研究に必須‼

『続 石川啄木文献書誌集大成』 著者 佐藤 勝 発行 桜出版 2018年12月1日 初版第1刷発行 <序文> 啄木文献学の醍醐味ここにあり 国際啄木学会元会長・天理大学名誉教授 太田 登 この度の『続 石川啄木文献書誌集大成』は、1901(明治34)年から1998(平成 10)…

 『評伝 平出 修 而立篇』鉄幹・晶子や啄木、鴎外との交流

[ヤマボウシ] 『評伝 平出 修 而立篇』 塩浦 彰 著/ 新潟日報事業社 言論の自由と平和を奪われること― その非情さを知らない世代へ いま、伝えたい人物 1910年に起きた「大逆事件」弁護人として知られる平出修。 「法律と文学」二筋の路(みち)を歩んだ、…

 啄木は『一握の砂』に想像を絶する巧緻をはりめぐらせた

[ヤマツツジ] 本と話題 「よみがえる啄木の構想」 近藤典彦 石川啄木 著・近藤典彦編『一握の砂』『悲しき玩具』へのお誘い 石川啄木の研究史は100年を超え、私の啄木研究も30年を超えた。今しみじみ実感しているのは、啄木は文学・思想 2領域での天才だった…

 「ふるさとの山に向ひて」 それぞれのふるさとの山を思う

[カエデ] 『ふるさとの風の中には ―詩人の風景を歩く』 ・俵 万智 著 河出書房新社 ・1992年発行 1500円 「ふるさとの山に向いて」 石川啄木 ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆくこの歌は、岩手県で生まれた石川啄木が、東京で作った…

 啄木・賢治 岩手の文学者2人の魅力

[岩手日報社刊『啄木賢治の肖像』広告(2018-04-19 岩手日報)] 『啄木賢治の肖像』 阿部友衣子、志田澄子著 岩手日報社 972円(税込)新書判312ページ 2018年4月発行 記事

『孤高の歌人 土岐善麿』啄木等と一つの時代をつくった

『明治・大正・昭和を生き抜いた孤高の歌人 土岐善麿』 長浜功 著 社会評論社 3400円+税 2018年4月16日 発行 ともかく土岐善麿という人物の存在はほとんどと言っていいほど知られていない。とは言っても石川啄木をはじめとして斎藤茂吉とか若山牧水、北原白…

 『啄木賢治の肖像』岩手が生んだ文学者2人の魅力

[サクラ] 『啄木賢治の肖像』 阿部友衣子、志田澄子著 岩手日報社 972円(税込)新書判312ページ 2018年4月発行 石川啄木の生誕130年、宮沢賢治の生誕120年を記念して、岩手日報紙面で2016年1月から計30回にわたり連載した特集を書籍化。 18の共通テーマと識…

 歌を詠む啄木の頭上に流れる豊かな韻律

おんば訳で読む啄木 (天声人語) 〈稼(か)せぇでも稼せぇでもなんぼ稼せぇでも楽(らぐ)になんねァじィっと手っこ見っぺ〉。はたらけどはたらけど猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざりぢつと手を見る。石川啄木の名歌100首を、岩手県の気仙地方に暮…

 啄木が終生恋い慕った故郷の家 その家の間取りを図面化する

郷土の本棚 『三人の詩人たちと家』 牧水・白秋・啄木─その暮らしの風景 本著は3人の詩人─若山牧水、北原白秋、石川啄木の家の間取りを現地調査または資料から復元することで、彼らの創作の背景にある暮らしに迫ろうという少し変わった研究書だ。 啄木の項で…

 味わいを楽しむ啄木歌集「一握の砂」「悲しき玩具」

啄木の「一握の砂」「悲しき玩具」 近藤さん(国際啄木学会元会長)が編集、刊行 国際啄木学会元会長の近藤典彦さんの編集による石川啄木の歌集「一握の砂」と「悲しき玩具」が、桜出版(紫波町)から刊行された。長年の研究成果を結集させ、啄木の意図した…

 啄木の歌を詠み直すことで、生き生きとしてきた

[フユザクラ] 啄木の歌をケセン語に訳したおんばの朗読会 北上 岩手の歌人石川啄木の短歌を気仙地方の方言「ケセン語」訳で鑑賞する催しが23日、北上市の日本現代詩歌文学館であった。「おんば(おばあさん)」の朗読を聴き、来場者は言葉が持つ深みや啄木の…

 完成!定本『悲しき玩具』啄木研究100年の集大成

『悲しき玩具』一握の砂以後 (四十三年十一月末より) 石川啄木 著・近藤典彦 編 桜出版 2017年11月25日発行 編者・近藤典彦氏「解説 悲しき玩具」より 『悲しき玩具』は、勤め人の日常(たとえば出勤、サボり、夜勤=残業帰り等)の歌、また勤め人の家庭生…

 「戯ってで おっ母おぶったっけァ あんまり軽くて…」 啄木の歌の「おんば訳」

啄木の歌を「おんば訳」で 詩人の被災地支援から 東海(ひんがす)の小島(こずま)の磯(えそ)の砂(すか)っぱで おらァ 泣(な)ぎざぐって 蟹(がに)ど 戯(ざ)れっこしたぁ (東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる) 岩手の歌人石川…

 堂々 完成!『一握の砂』啄木歌集の定本!

『一握の砂』 石川啄木 著・近藤典彦 編 桜出版 2017年10月28日 発行 1000円+税 編者・近藤典彦氏「まえがき」より 『一握の砂』を読むのなら、ぜひ本書で読んでください。現在出版されているどの『一握の砂』よりも格段すぐれた版だからです。 『一握の砂』…

 “あん時のセップンかど たんまげたぁ” 『東北おんば訳 石川啄木のうた』

『東北おんば訳 石川啄木のうた』 編著 新井高子 未来社 2017年9月発行 1,800円+税 おんばの朗読が聴ける、QRコード付き 「帯」より 訳というのは、 単なる言葉の 置き換えではない、 心の共有なのだと 感じました。 啄木の心を、 おんばの声で 聞くとき、 …

 「おらぁ 泣ぎざぐって がにど戯れっこしたぁ」啄木短歌が ケセン語に

ケセン語で『啄木のうた』、短歌を土地言葉に “翻訳” 大船渡の女性らが協力し一冊に 大船渡市の女性たちが “方言指導者” として協力した『東北おんば訳 石川啄木のうた』(未來社刊/税抜き1800円)が、このほど発売された。啄木が残した短歌100首が、ケセン…

 啄木は宣言した「詩人は第一にも第二にも第三にも「人」でなければならぬ」

本よみうり堂 書評 『石川啄木論』 中村稔著 青土社 2800円 評・尾崎真理子(本社編集委員) 独創的かつ全力の鑑賞 90歳を迎えてなお詩人、弁護士として社会に在る著者が、26歳で生を終えた永遠の青年、石川啄木の境涯を全力で伝える。 とりわけ、23歳で書い…

 啄木観を一新する本『石川啄木論』中村稔 著

[ツバキ] ◯今週の本棚 毎日新聞 東京朝刊 三浦雅士・評 『石川啄木論』=中村稔・著(青土社・3024円 2017年4月発売) 狂気すれすれのところにいた歌人 啄木観を一新する本。これまで誰もまともに啄木を読んでこなかったのではないかとさえ思わせる。著者も…

 啄木は小説家になりたかったのになれなかった日本を代表する歌人

[夏の紅葉] 「『雲は天才である』石川啄木著」 [本よみうり堂 読売新聞] 啄木は、小説家になりたかったのになれなかった、日本を代表する歌人である。自負心がすこぶる高く、若き日には〈近刊の小説類も大抵読んだ。夏目漱石、島崎藤村二氏だけ、学殖ある新…

啄木の “一瞬の「いのち」の記録としての歌” 草壁熖太講演

[マンリョウ] ◎狭山・狭山水曜歌会主催講演会 2016年11月23日 草壁熖太主宰講演『石川啄木とその時代』 河田日出子 今回は石川啄木の話。 詩歌は気持ちを表わすものだから人の心に響く。文学は、体にとっての栄養と同じで、心の滋養として必要だから、気持ち…

出版! 啄木歌集の謎に迫る《『一握の砂』『悲しき玩具』》

『一握の砂』『悲しき玩具』─編集による表現─ 大室精一 著 (株)おうふう出版 序(『一握の砂』『悲しき玩具』形成論の現在) 『一握の砂』、及び『悲しき玩具』 は魅力溢れる歌集である。その魅力の源泉は、刊行後百年以上を経過した現在においてなお、多…

『東京文学散歩』に「啄木」も紹介

[啄木ゆかりの本郷・小石川] 『東京文学散歩』 東京都高等学校国語教育研究会編 教育出版センター 平成4年 800円 江戸・東京の文学ゆかりの地90余りを文学作品と文学者をめぐる世相人情とともに紹介する。地図・交通機関・所要時間・利用案内なども付した。 …

教科書には載せられない石川啄木も登場!

[啄木は金に女にだらしないお坊ちゃま] 『教科書では教えてくれない日本文学のススメ』 関根 尚 (著) 学研教育出版 2015年 1000円+税 <楽しく学べる学研コミックエッセイ)>夏目漱石、樋口一葉、石川啄木、森鴎外、宮沢賢治、芥川龍之介、太宰治、三島由紀…