〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木 出版物

啄木の歌を読むと 時間の流れがゆっくりになる

クマヤナギ 2024年7月21日の毎日新聞に、啄木の本の紹介がありました。 啄木を研究する京都ノートルダム女子大教授の河野有時(ありとき)さんが薦める歌集「一握の砂」 ・飛ばし飛ばしでもいいから、好きな歌を見つけて楽しむ。 石川啄木「一握の砂」の味わ…

刊行『石川啄木作品アンソロジー エッセンシャル啄木』

ユリ 2024年7月3日の東海大学文学部ニュースに、啄木関連の記事がありました。 ・日本文学科の教員が「文豪とアルケミスト」とのタイアップ作品集を出しました。 ニュース | 文学部 | 東海大学 - Tokai University 大木志門・編 エッセンシャル啄木 - 田畑書…

「国際啄木学会盛岡支部会報」第32号

ジャカランダ 最新号「国際啄木学会盛岡支部会報」第32号(2024年3月31日発行) 〈巻頭言〉 〈共通テーマ「啄木の魅力」〉 〈盛岡支部月例研究会三〇〇回記念〉 〈論文・論考〉 〈二〇二三年(令和五)盛岡支部月例研究会の報告〉 〈支部規約・会員オブザー…

最新号「国際啄木学会研究年報 第27号」

オルレア 国際啄木学会研究年報 2024年5月28日 第27号(2024年3月31日刊) 〔論文〕廣瀬航也:啄木短歌における都市歩行ー浅草・群衆・気分 〔研究ノート〕細川光洋:吉井勇と啄木ー啄木を詠む吉井勇 〔書評〕河野有時:太田登著『啄木 我を愛する…

啄木の妻節子の父堀合忠操から見た啄木の実像について

ウメ 2024年2月7日の北海道新聞に、「石川啄木と義父堀合忠操」の本を出版したことについての記事があります。 石川啄木の実像、小林さんが出版 | 北海道新聞

『鉄道文学傑作選』『弥彦と啄木』 新刊

おはよう! 中公文庫 『鉄道文学傑作選』 編者 関川 夏央 ・価格 ¥990(税込) ・中央公論新社(2024/01/23 発売) 文学に現れた「鉄道風景」を読み解く。 漱石、啄木(「一握の砂」より)、芥川、賢治、荷風、百閒、そして、宮脇俊三、藤沢周平……。 ⌒*⌒*⌒*⌒…

啄木の義父・堀合忠操は 啄木も節子も孫も本当に大切に……

ハツユキカズラ 郷土の本棚 【岩手日報 2024年1月28日】 『石川啄木と義父堀合忠操』 小林芳弘著 ・本書は、石川啄木と妻節子の父である堀合忠操を中心に、啄木周辺の人々に焦点を当てている。「石川啄木と岩手日報」(桜出版)の続編という位置づけで、明治…

『牧水・啄木・喜志子』出版 伊藤一彦 著

ケイトウ 2023年11月26日の(朝日新聞DIGITAL)- gooニュースに、伊藤一彦さんが著書を出版したことについての記事がありました。 若山牧水研究第一人者の伊藤一彦さんが新著「牧水・啄木・喜志子」(朝日新聞デジタル) - goo ニュース

発売! 小林芳弘評論集『石川啄木と義父堀合忠操』

ハマゴウ コールサック社から2023年11月21日、小林芳弘評論集『石川啄木と義父堀合忠操』が発売されました。 時代の危機を透視し詩文を書いた文学者石川啄木家族愛・郷土愛に満ちた堀合忠操 二人の人物の複雑に交錯した重層的な評伝を読み終えたような思いに…

最新号 「国際啄木学会研究年報 第26号」

最新号 表紙 国際啄木学会研究年報 第26号(2023年3月31日刊) 〔論文〕 河野有時:「墨をぬりつゝ秋風を聴く」考 小林芳弘:啄木の「借金メモ」―返すために書いたのか 佐藤静子:「堀田秀子」考 田口道昭:石川啄木と「大正デモクラシー」―東洋経…

『国際啄木学会盛岡支部会報 31号』 & 『啄木・賢治8号』発行

国際啄木学会盛岡支部会報 国際啄木学会盛岡支部 発行 Vol.31 2023年3月31日発行 国際啄木学会盛岡支部会報 表紙 盛岡支部会報 contents 『啄木・賢治』第8号 NPO法人 石川啄木・宮澤賢治を研究し広める会 発行 2023年3月31日 発行 『啄木・賢治』第8号 表紙…

啄木の労働者観とその到達点 『石川啄木と労働者』発売

ポインセチア 『石川啄木と労働者―「工場法」とストライキをめぐり』 碓田のぼる(著/文) 発行:本の泉社 定価 1,700円+税 初版年月日 2023年5月16日 発売予定日 2023年5月22日 紹介私は本書の中で、啄木における労働者性といったことを明らかにしたいと思い…

啄木と憲法の想いは平和への願いのなかで繋がっていく 『僕と啄木と憲法と』

フジ 電子書籍 『僕と啄木と憲法とーー戦争と平和のヒューマニズムの風景』 (著) 林伸豪 出版社 ‏ : 22世紀アート (2023/4/4) 作品詳細 ―啄木と憲法の想いは、平和への願いのなかで繋がっていく― 昭和20年7月4日未明にアメリカのB29が2時間にわた…

発売!『まんが 石川啄木 改訂版』

ひなまつり 岩手日報社の本 「まんが岩手人物シリーズ 石川啄木 改訂版」 2023年2月改訂版第1刷発行 価格 : 1,100円(税込) 没後110年、今なお愛される「十五の心」 天才歌人・石川啄木26年の生涯をたどる「まんが岩手人物シリーズ」を24年ぶりに改訂! 歌…

キーン氏の著作、『石川啄木』が新潮文庫に

ワイヤープランツ 詩歌を革新した2人の評伝 客観的な目で人と業績に迫る 2019年に亡くなった日本文学研究家ドナルド・キーン氏晩年の著作、『石川啄木』が『正岡子規』に続いて新潮文庫に収められた。日本近代の詩歌を革新した2人の文学者については、…

『啄木と節子 まるわかり 年譜』が座右の書なら 明日から“毎日が啄木記念日”

新発売! 『啄木と節子 まるわかり 年譜』 編著 大室精一 発売日 2022年12月出版社 桜出版定価 本体 2000円+税 <主な目次> 第一章 啄木と節子の年譜啄木誕生の明治十九年から節子死去の大正二年まで 第二章 毎日が啄木記念日一年三六五日、啄木と節子をめ…

心にうかぶ思いを素直に表現するような啄木短歌の魅力

ヘクソカズラ ALL REVIEWS 『啄木 我を愛する歌: 発想と表現』 著者:太田 登 出版社:八木書店 装丁:単行本(392ページ)発売日:20 なぜ石川啄木の短歌は100年の時を経てなお現代人を魅了しつづけるのか。歌集『一握の砂』の主題を形成する「我を愛する歌…

新刊 『一握の砂』の鑑賞・評釈を新たな視座で

ノブドウ 『啄木 我を愛する歌―発想と表現―』 太田登 著 八木書店 出版 本体予価 4,500円+税 初版発行 2022年12月1日 『一握の砂』の鑑賞・評釈を新たな視座で再検討! 歌集の主題を形成する「我を愛する歌」151首を評釈し、1首ごとの発想と表現から、文学…

20代から一つのテーマで歌をつくっているのが啄木と茂吉

オトコエシ わが先達、啄木と茂吉を考察 詩人・倉橋健一さんが評論集刊行 大阪在住の詩人、倉橋健一さん(88)が、石川啄木と斎藤茂吉の作品・生涯から近代短歌を考察した評論集『歌について―啄木と茂吉をめぐるノート』(思潮社・2640円)を刊行した。先達2…

「止揚」は姉崎正治の訳語だった -啄木の思想の淵源-

「社会文学」第56号 表紙 「ワグネルの思想」から「止揚」へ ―啄木・嘲風・幾多郎の思想の淵源― 山田武秋(国際啄木学会理事) 目次一 はじめに二 啄木「ワグネルの思想」の意味三 姉崎正治の訳語だった「止揚」四 止揚が多用されるようになった理由五 「ワ…

『歌について――啄木と茂吉をめぐるノート』出版

カツラ 倉橋健一『歌について――啄木と茂吉をめぐるノート』 転形期を読む 私はこのふたりのうら若き歌人を、一方から一方へと見るのでなく、一方に加担するのでもなく、その折々を、どこまでも平衡感覚のなかで眺めることで、私なりに明治末期という転形期の…

『石川啄木のふれんど』 啄木と小奴を中心とした人間の紡ぎがどんどん広がる

石川啄木のふれんど・小奴と紡ぐ人物列伝 —その深層心理学的考察 著者 佐藤文彦 出版社 柏艪舎 発売 2022年5月 2,420円(税込) 石川啄木と所縁のある芸者小奴、彼女を取り巻く人物を深層心理学的な面から紐解く。 目次第1話 石川啄木のふれんど・芸者「小…

最新号「国際啄木学会研究年報」25号 

国際啄木学会研究年報 25 (表紙) 「国際啄木学会研究年報」 第25号(2022年3月31日刊) 目次 〔論 文〕 安元 隆子:石川啄木とアイヌ…… 1 応 宜娉:周作人における啄木受容について……68 〔資料紹介〕 森 義真:佐々木喜善『石川君の記臆』注釈……16 〔研究…

『国際啄木学会盛岡支部会報 30号』 & 『啄木・賢治 7号』発行

国際啄木学会盛岡支部会報 第30号 表紙 国際啄木学会盛岡支部会報 国際啄木学会盛岡支部 発行 Vol.30 2022年3月31日発行 盛岡支部会報 contents 『啄木・賢治』第7号 表紙 機関紙『啄木・賢治』第7号 NPO 石川啄木・宮澤賢治を研究し広める会 発行 2022年3月…

「こころよく 我にはたらく仕事あれ それを仕遂げて死なむと思ふ」どう? よくない!?

エゴノキ 「すぐ返すから! お金貸してくれない?」ドクズ・石川啄木に数千円を渡してしまった太宰治の憂鬱 『めぞん文豪』より #2 もしも近代文学の著名作家たちが現代で同じシェアハウスで暮らしていたら……? 漫画『めぞん文豪』は、太宰治や坂口安吾、川…

文芸誌『視線』(その2)評論

視線 第12号 目次 評論 〈わたくしはどこにいるのか〉─生きづらさと短歌─ 栁澤 有一郎 一、歌人が動くとき 2020年4月7日、七都府県に緊急事態宣言が発出された。都市部への人の流入は激減し、街はゴーストタウンと化した。 虫武一俊 よれよれのシャツを着て…

文芸誌『視線』(その1)論考 啄木詩「事ありげな春の夕暮」新釈

文芸誌『視線』第12号 表紙 特別寄稿 論考 啄木詩「事ありげな春の夕暮」新釈 近藤典彦 ◎文芸誌『視線』第12号 2022.04.03 「視線の会」発行 頒価 700円 「視線の会」 函館市本通2-12-3 和田方 (つづく)

啄木の妻・節子 “吾は愛の永遠性なるを信じたく候” 戯曲

パンフレット (支部会会報はカラーではありません) 国際啄木学会東京支部会会報 第28号別冊 戯曲「節子~愛の永遠性を信じたく候〜」 作 平山 陽 妻節子の啄木との愛の軌跡を描く。借金、嘘、女、漂泊・・・。文学のために自由奔放な生活を送る啄木。その…

「啄木作品から結核を読み解く」社会文学 第55号 <その3 (おわり)>

タイサンボク 社会文学 第55号 2022年3月1日特集 文学から読み解く感染症──身体・分断・統治 啄木作品から結核を読み解く ──男性の悲劇物語と運命の神から科学の重みへの変化── 池田 功 (つづき) <その3> 五 宗教から科学の重みへ もう一点確認したいの…

「啄木作品から結核を読み解く」社会文学 第55号 <その2>

スモモ 社会文学 第55号 2022年3月1日特集 文学から読み解く感染症──身体・分断・統治 啄木作品から結核を読み解く ──男性の悲劇物語と運命の神から科学の重みへの変化── 池田 功 (つづき) <その2> 三 同時代の男女の結核死や女工等の背景 啄木存命中の…