〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木 出版物

文芸誌『視線』(その2)「生活」の発見者・啄木

文芸誌『視線』第11号 表紙 ◎文芸誌 『視線』第11号 2021.03. (その2) 「生活」の発見者・啄木 〜「我を愛する歌」の中で見つめようとしたもの〜 水関 清 第一章 はじめに〜啄木短歌の特質〜 明治期に起こった一連の短歌革新運動における貴重な達成として…

文芸誌『視線』(その1) 啄木「時代閉塞の現状」を読む

文芸誌『視線』第11号 評論「時代閉塞の現状 」を読む ◎文芸誌 『視線』第11号 2021.03. 特別寄稿 評論「時代閉塞の現状(強権、純粋自然主義の最後及び明日の考察)」を読む 近藤典彦 時代閉塞の日本・「悉く暗黒」の日本の中をどれだけ観察しようとしても…

若き文学青年の活躍!『啄木鳥探偵處(1)』

ハイビスカス 今日のおすすめ 講談社コミックプラス 石川啄木×金田一京助 若き文学青年が探偵に!? 明治東京の闇を掬いとる探偵録 『啄木鳥探偵處(1)』(原作:伊井 圭 漫画:南 晋也 キャラクター原案:佐木 郁 監修:東北新社) 石川啄木といえば、『一…

石川啄木と金田一京助を描くミステリー マンガ版 発売

ミモザ 売れない歌人・啄木と言語学者の金田一の活躍描く「啄木鳥探偵處」マンガ版1巻 伊井圭原作による南晋也「啄木鳥探偵處」1巻が、本日2月19日に発売された。 伊井の同名小説を原作とした「啄木鳥探偵處」は、明治末期を舞台に、26歳の若さで亡くなって…

啄木の素晴らしい人生や魅力を楽しんで 「石川啄木 トレビアンなお話」

ストック 石川啄木トレビアンなお話 歌人の素顔に親しんで 山本玲子さん クイズや小説仕立てに 石川啄木(1886―1912)の魅力を「啄木ソムリエ」として伝えている山本玲子さん=八幡平市松尾寄木=が、「石川啄木 トレビアンなお話」を出版した。 啄木のトレ…

5周年を迎えた「さっぽろ啄木を愛する会」記念誌発行

表紙 さっぽろ啄木を愛する会 5周年記念誌 本会は2013年9月、北海道文学館元理事長・北大名誉教授の神谷忠孝会長のもとで、石川啄木の文学作品とその人生を語り合い、研究する目的で設立された団体です。 記念誌を手に取り、我々の活動の一端に触れていただ…

啄木は さいごまでファイティングポーズをとり続けた!

『かなしき時は君を思へり』カバー 『かなしき時は君を思へり 石川啄木と五人の女性』 山下多恵子 著 発行所 未知谷 山の子の 山を思ふがごとくにも かなしき時は君を思へり (石川啄木『一握の砂』) 啄木の人生に登場する五人の女性〈節子、京子、智恵子、…

啄木の小説は「偉大なる未完成品」

ヒガンバナ <東北の本棚>短命、「偉大な未完成」 天鵞絨・他 石川啄木小説選 石川啄木 著 盛岡市出身の歌人・石川啄木は、24歳の時に第1歌集「一握の砂」を出版した。26歳の若さでこの世を去り、没後間もなく第2歌集「悲しき玩具」が出版された。活躍し…

「国際啄木学会研究年報」最新号

「国際啄木学会研究年報」第23号 「国際啄木学会研究年報」 第23号(2020年3月31日刊・最新号)目次 〔論 文〕 応 宜娉:一九三四年の中国における啄木受容-張香山と中国語新聞『庸報』をめぐって- 〔研究広場〕 塩浦 彰:石川節子作品注釈「白命遺稿をよ…

「短歌定型論」再考 -啄木〈三行書き〉短歌の場合- 文芸誌『北の文学』

文芸誌「北の文学」第80号 岩手日報社 寄稿・文芸評論 「短歌定型論」再考 ~「第二芸術論」決算と「短歌の誇り」回復のために~ 望月善次 (岩手大学名誉教授 盛岡市) 文芸誌「北の文学」第80号 ・2020年5月24日発売 ・岩手日報社 1,210円 ・お求めは、書…

人間とは 生きるとは 文学とは 啄木・賢治とは… 機関誌『啄木・賢治』5号

『啄木・賢治』5号 表紙(啄木書簡本文[西村真次宛 明治45年12月29日]に拠るもの) 『啄木・賢治』5号 目次 もくじ (1) 目次 (2) NPO法人 石川啄木・宮澤賢治を研究し広める会 2020年 機関誌『啄木・賢治』5号 ・発行者 望月善次 ・編集者 啄木月曜会 ・…

新刊 啄木の小説から佳作3編を収載

カシワバアジサイ 天鵞絨・他 石川啄木小説選 ・著者 石川啄木 ・出版年月日 2020年7月9日 ・出版社 本の泉社 ・定価 1600円 書籍説明 歌人・石川啄木の小説から佳作3編を収載。 視線を落として、東京へ出奔する村の娘たちの胸中をとらえた「天鵞絨」、日露…

文豪さんに口説かれたい…! 「石川啄木の章」あり

『文豪たちの口説き本』 ・彩図社文芸部編 ・発売 2020-06-30・本体 1200円+税(税込1320円)未刊 [内容]本書は、文豪たちの恋の顛末を、口説き文句を介して紹介する一冊です。 口説き方は文豪によって千差万別です。誠実な口説き文句を伝え続けて願いを成就…

『동경』 =トンギョン=あこがれ(石川啄木 著) 初!韓国語 全訳

『동경』新刊紹介『あこがれ』の韓国語(ハングル)全訳 『동경』 表紙・裏表紙 『동경』 =トンギョン=あこがれ 訳 厳仁卿(オム インギョン) 国際啄木学会会員・韓国高麗大学校グローバル日本研究所副教授 ・新書版 461頁 ・『あこがれ』77編、最初に上…

『胡堂と啄木』二人が初めて会ったのは 中学2年…

ヒョウタングミ 「銭形平次」の生みの親は石川啄木の親友だった! 夭折の天才歌人、石川啄木の友人と言えば、言語学者の金田一京助が有名だ。二人は旧制盛岡中学校(現・盛岡第一高校)時代から親交を結んだ。だが、「銭形平次捕物控」シリーズを書き、「あ…

詩「老将軍」を啄木は封印した 『啄木断章』

ニワトコ <東北の本棚>記憶から消し去った詩 『啄木断章』 碓田のぼる 著 盛岡市出身の歌人石川啄木(1886~1912年)の詩で、世間には知られず、啄木自身も記憶から葬り去ったとされる「老将軍」をご存じだろうか。 「老将軍、骨逞(たく)ましき白龍馬」…

60人から借金を踏み倒した啄木 『文豪と借金』

ゴールデン・モップ 個人が文士を支えた古きよき時代の「証文」 書名 『文豪と借金』 サブタイトル 泣きつく・途方に暮れる・踏みたおす・開きなおる・貸す六十八景 監修・編集・著者名「文豪と借金」編集部 編 文豪の言動や作品をまとめたアンソロジーが最…

啄木の姿を追う 函館に根ざした雑誌「視線」

カナメモチ(別名 アカメモチ) 作家と作品に光当て10年 函館の文芸誌「視線」 記念特別号完成 函館の文芸同人「視線の会」は文芸誌「視線」の第10号となる創刊10周年記念特別号を発行した。編集長で元市文学館館長の和田裕さんは「道南、函館の文学に光を当…

啄木の推敲 「復元・『悲しき玩具』」

『視線』第10号 目次 ◎文芸誌 『視線』第10号 2020.03.27 評論 <2> 復元・『悲しき玩具』収載歌一覧 水関 潔 第一章 はじめに 石川啄木の名を後世に残す歌集である『一握の砂』は、巧緻をきわめた編集を経て世に出た珠玉の歌集であり、その理論的支柱とな…

バンカラの胡堂とハイカラの啄木

オキザリス 書評 『胡堂と啄木』郷原宏・著 資料で迫る同窓生2人の軌跡 「銭形平次捕物控」の作家で、日本の音楽評論も確立した野村胡堂(こどう)と、26歳で早世も天才歌人として歴史に名を残した石川啄木は岩手・盛岡中学の同窓だった。 胡堂が、1年下の…

啄木最後の日々 ─ 啄木一家の悲惨な生々しい記録『視線』第10号

『視線』第10号 表紙 ◎文芸誌 『視線』第10号 評論 <1> 「啄木最後の日々」 ─ 貧窮・結核・予言・創作・佳き人たち ─ 近藤典彦 本稿はおくらにする予定のわが石川啄木伝の最終章を約三割削って成ったものである。 宮崎大四郎はその忌むべき背信によって啄…

「英雄きどりの天才」だった啄木が……

クリスマスローズ 読書 『石川啄木の過程』 新木安利 著 (海鳥社・2200円) 石川啄木の評伝。当初、親や妻子を顧みず、文学で身を立てようと奔走した啄木は「英雄きどりの天才」だったと著者は断罪する。 「欲望自然主義」者で「権勢欲と出世欲」から「多分…

『胡堂と啄木』同窓生で終生交友のあった2人

ウルシ 本と人と 『胡堂と啄木』 郷原 宏さん 神田明神下の岡っ引き・平次親分が投げ銭で難事件を解決する『銭形平次捕物控』の作者・野村胡堂。『一握の砂』の歌人・石川啄木。終生交友のあった2人の比較評伝です。 「明治30年代前半に盛岡中学校の同窓生で…

初めて啄木短歌を英訳したのは→小樽で育った女性

世界は啄木短歌をどう受容したか 池田功 編 桜出版 ブックレビュー はたらけど/はたらけど猶わが生活【くらし】楽にならざり/ぢつと手を見る 石川啄木 世界で、石川啄木の短歌が受容されているという。英語はじめ、中国語、韓国語、インドネシア語、ドイツ…

発掘資料から啄木を掘り起こし 新事実を突き止めた書『石川啄木と岩手日報』

郷土の本棚 『石川啄木と岩手日報』小林芳弘著 記事から知る新事実 啄木の生涯で就いた職業は、代用教員と新聞社勤めの二つ。新聞社は、北海道4社と東京朝日新聞で、岩手日報に籍を置くことはなかった。 しかし、啄木は日報紙上には113編もの短歌、詩、評論…

「銭形平次」野村胡堂と『一握の砂』石川啄木の不思議な取り合わせ

ウメ 読書 『胡堂と啄木』 郷原宏著 作家と歌人 不思議な共通点 実に面白く胸おどるような思いにさせる文学的評伝である。岩手県の盛岡の同じ中学で青春を過ごしたふたりの少年が、明治・大正という近代日本の疾風迅雷のなかで、文学者として成長していくと…

啄木は「美意識や抒情よりも 日常生活を詠んだ」から受容されたのでは…

自著を語る 『世界は啄木短歌(TANKA)をどう受容したか』 池田 功 石川啄木は、『一握の砂』と『悲しき玩具』の歌集が有名である。これらの短歌は日本で読まれているとともに、現在19の言語に翻訳され海外でも受容されている。日本独自のリズムの短歌は、異…

「日本語」の啄木短歌を「世界」に向けて解き放つ

サザンカ 書評 『世界は啄木短歌(TANKA)をどう受容したか』 池田 功 編 母語が違っても共有できる魅力 評者 太田 登(天理大名誉教授) 翻訳はあらたな言語を創造する文化である。明治文学は翻訳文学を基盤に成立したともいえる。若い日の石川啄木もイプセ…

新刊!『石川啄木と岩手日報』新事実が明らかに…

ジャケット (明治後期の岩手日報社) 『石川啄木と岩手日報』 新刊 (発行 2019年12月1日) 著者 小林 芳弘 桜出版 税込 1,650 円 帯 これまであまり知られることのなかった啄木、および啄木結婚式前後の謎行動を探る新事実などを明らかにすることができた…

新刊!世界中から愛される啄木短歌『世界は啄木短歌をどう受容したか』

『世界は啄木短歌(TANKA)をどう受容したか』 池田功 編 桜出版 目次 第 l 章 アジア圏・東洋圏 中国語圏 韓国語 インドネシア語 インド(ヒンディー語・マラヤーラム語) 第 ll 章 西欧圏 英語圏 ドイツ語圏 ロシア語 編者 池田 功 明治大学大学院文学研究…