〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木 出版物

「止揚」は姉崎正治の訳語だった -啄木の思想の淵源-

「社会文学」第56号 表紙 「ワグネルの思想」から「止揚」へ ―啄木・嘲風・幾多郎の思想の淵源― 山田武秋(国際啄木学会理事) 目次一 はじめに二 啄木「ワグネルの思想」の意味三 姉崎正治の訳語だった「止揚」四 止揚が多用されるようになった理由五 「ワ…

『歌について――啄木と茂吉をめぐるノート』出版

カツラ 倉橋健一『歌について――啄木と茂吉をめぐるノート』 転形期を読む 私はこのふたりのうら若き歌人を、一方から一方へと見るのでなく、一方に加担するのでもなく、その折々を、どこまでも平衡感覚のなかで眺めることで、私なりに明治末期という転形期の…

『石川啄木のふれんど』 啄木と小奴を中心とした人間の紡ぎがどんどん広がる

石川啄木のふれんど・小奴と紡ぐ人物列伝 —その深層心理学的考察 著者 佐藤文彦 出版社 柏艪舎 発売 2022年5月 2,420円(税込) 石川啄木と所縁のある芸者小奴、彼女を取り巻く人物を深層心理学的な面から紐解く。 目次第1話 石川啄木のふれんど・芸者「小…

最新号「国際啄木学会研究年報」25号 

国際啄木学会研究年報 25 (表紙) 「国際啄木学会研究年報」 第25号(2022年3月31日刊) 目次 〔論 文〕 安元 隆子:石川啄木とアイヌ…… 1 応 宜娉:周作人における啄木受容について……68 〔資料紹介〕 森 義真:佐々木喜善『石川君の記臆』注釈……16 〔研究…

『国際啄木学会盛岡支部会報 30号』 & 『啄木・賢治 7号』発行

国際啄木学会盛岡支部会報 第30号 表紙 国際啄木学会盛岡支部会報 国際啄木学会盛岡支部 発行 Vol.30 2022年3月31日発行 盛岡支部会報 contents 『啄木・賢治』第7号 表紙 機関紙『啄木・賢治』第7号 NPO 石川啄木・宮澤賢治を研究し広める会 発行 2022年3月…

「こころよく 我にはたらく仕事あれ それを仕遂げて死なむと思ふ」どう? よくない!?

エゴノキ 「すぐ返すから! お金貸してくれない?」ドクズ・石川啄木に数千円を渡してしまった太宰治の憂鬱 『めぞん文豪』より #2 もしも近代文学の著名作家たちが現代で同じシェアハウスで暮らしていたら……? 漫画『めぞん文豪』は、太宰治や坂口安吾、川…

文芸誌『視線』(その2)評論

視線 第12号 目次 評論 〈わたくしはどこにいるのか〉─生きづらさと短歌─ 栁澤 有一郎 一、歌人が動くとき 2020年4月7日、七都府県に緊急事態宣言が発出された。都市部への人の流入は激減し、街はゴーストタウンと化した。 虫武一俊 よれよれのシャツを着て…

文芸誌『視線』(その1)論考 啄木詩「事ありげな春の夕暮」新釈

文芸誌『視線』第12号 表紙 特別寄稿 論考 啄木詩「事ありげな春の夕暮」新釈 近藤典彦 ◎文芸誌『視線』第12号 2022.04.03 「視線の会」発行 頒価 700円 「視線の会」 函館市本通2-12-3 和田方 (つづく)

啄木の妻・節子 “吾は愛の永遠性なるを信じたく候” 戯曲

パンフレット (支部会会報はカラーではありません) 国際啄木学会東京支部会会報 第28号別冊 戯曲「節子~愛の永遠性を信じたく候〜」 作 平山 陽 妻節子の啄木との愛の軌跡を描く。借金、嘘、女、漂泊・・・。文学のために自由奔放な生活を送る啄木。その…

「啄木作品から結核を読み解く」社会文学 第55号 <その3 (おわり)>

タイサンボク 社会文学 第55号 2022年3月1日特集 文学から読み解く感染症──身体・分断・統治 啄木作品から結核を読み解く ──男性の悲劇物語と運命の神から科学の重みへの変化── 池田 功 (つづき) <その3> 五 宗教から科学の重みへ もう一点確認したいの…

「啄木作品から結核を読み解く」社会文学 第55号 <その2>

スモモ 社会文学 第55号 2022年3月1日特集 文学から読み解く感染症──身体・分断・統治 啄木作品から結核を読み解く ──男性の悲劇物語と運命の神から科学の重みへの変化── 池田 功 (つづき) <その2> 三 同時代の男女の結核死や女工等の背景 啄木存命中の…

「啄木作品から結核を読み解く」社会文学 第55号 <その1>

社会文学 第55号 2022年3月1日特集 文学から読み解く感染症──身体・分断・統治 啄木作品から結核を読み解く ──男性の悲劇物語と運命の神から科学の重みへの変化── 池田 功 はじめに (写真をお読みください) 一 初期の美文「あきの愁ひ」 (写真の続きから…

本の紹介『石川啄木歌集』嚴仁卿(オム・インギョン)著

韓国で『石川啄木歌集』出版 『石川啄木歌集』嚴仁卿(オム・インギョン)著 ・嚴仁卿(オム・インギョン)先生 韓国 高麗大学校教授 ・韓国「必要な本」社刊行 ・2021年9月 18.000ウオン(約 1,800円くらい) ・内容 『一握の砂』と『悲しき玩具』全訳の対…

発行! 国際啄木学会 東京支部会会報 第27号

表紙 国際啄木学会 東京支部会会報 第27号 目次 『毎日グラフ』昭和28年4月号より 啄木ゆかりの地 貴重写真 啄木が実際生活していた太栄館(旧・蓋平館別荘)の『啄木之間』をリアルタイムで撮影した写真。 国際啄木学会東京支部会会報 第27号 2021年9月30日…

故佐々木祐子さんの論集発行 国際啄木学会盛岡支部

論集 佐々木祐子(さちこ)「渋民のくらしと啄木」 渋民の暮らしの中から啄木生まれた 故佐々木祐子さんの論集発行 国際啄木学会盛岡支部 研究の成果周知へ 国際啄木学会盛岡支部(山田武秋支部長)は、古文書解読で啄木研究に寄与し、2020年1月に亡く…

「国際啄木学会研究年報」最新号

「国際啄木学会研究年報」 第24号(2021年3月31日刊・最新号)目次 〔論 文〕 太田 登:『一握の砂』における〈犬〉の形象について-はたして〈犬〉はたんなる「生活者啄木の分身」なのか- 1 応 宜娉:「満洲国」文学者古丁における啄木の受容―そ…

国際啄木学会盛岡支部会報 & 論集 佐々木祐子「渋民のくらしと啄木」発行

国際啄木学会盛岡支部会報 国際啄木学会盛岡支部 発行 Vol.29 2021年7月1日発行 盛岡支部会報 contents (連絡先は下にあります) 論集 佐々木祐子(さちこ)「渋民のくらしと啄木」 国際啄木学会盛岡支部 発行 2021年7月1日発行 凡例論集の中心となる論文「…

啄木の成長と変化の視点 -現代詩への提言- 池田 功

「詩と思想」2021年7月号 表紙 「詩と思想」(土曜美術社出版販売)407号 2021年7月 巻頭言 現代詩への提言 石川啄木の成長と変化の視点から 池田 功 明治時代の文学者石川啄木の、その成長と詩風の変化を記すことにより、現代詩についての何らかの…

巻頭言「文化系NPOの原点はどこにあるか」機関誌『啄木・賢治』

『啄木・賢治』6号 表紙(啄木書簡本文[西村真次宛 明治45年12月29日]に拠るもの) 『啄木・賢治』6号 2021年3月発行 目次 目次 1 目次 2 NPO法人 石川啄木・宮澤賢治を研究し広める会 『啄木・賢治』6号 2021年3月31日発行 ・発行者 望月善次 (特定非営利…

“啄木の小説「赤痢」論” ワクチン等のない時代に赤痢に苦しむ人々を描く <3(おわり)>

ナンジャモンジャノキ 「日本文学 5」特集・病と文学 石川啄木の小説「赤痢」論 <3> ──可能性を秘めた疫病文学── 池田 功(明治大学) 五 伝道師の英雄の夢から破局に かくして松太郎は、新しい信者も増えて十一軒にもなり、世の中が面白くなっていた。彼…

“啄木の小説「赤痢」論” ワクチン等のない時代に赤痢に苦しむ人々を描く <2>

ウメ 「日本文学 5」特集・病と文学 石川啄木の小説「赤痢」論 <2> ──可能性を秘めた疫病文学── 池田 功 二 強行診断、交通遮断、隔離病舎 啄木はこの「赤痢」の執筆と平行しながら、自身にとって初めてとなる新聞連載の長編小説「鳥影」(「東京毎日新聞…

“啄木の小説「赤痢」論” ワクチン等のない時代に赤痢に苦しむ人々を描く <1>

「日本文学 5」2021年 VOL. 70 表紙 「日本文学 5」特集・病と文学 石川啄木の小説「赤痢」論 <1> ──可能性を秘めた疫病文学── 池田 功 はじめに 石川啄木の短編小説「赤痢」(「スバル」一九〇九年一月)は、確実な抗生物質やワクチンのない時代に赤痢に…

文芸誌『視線』(その2)「生活」の発見者・啄木

文芸誌『視線』第11号 表紙 ◎文芸誌 『視線』第11号 2021.03. (その2) 「生活」の発見者・啄木 〜「我を愛する歌」の中で見つめようとしたもの〜 水関 清 第一章 はじめに〜啄木短歌の特質〜 明治期に起こった一連の短歌革新運動における貴重な達成として…

文芸誌『視線』(その1) 啄木「時代閉塞の現状」を読む

文芸誌『視線』第11号 評論「時代閉塞の現状 」を読む ◎文芸誌 『視線』第11号 2021.03. 特別寄稿 評論「時代閉塞の現状(強権、純粋自然主義の最後及び明日の考察)」を読む 近藤典彦 時代閉塞の日本・「悉く暗黒」の日本の中をどれだけ観察しようとしても…

若き文学青年の活躍!『啄木鳥探偵處(1)』

ハイビスカス 今日のおすすめ 講談社コミックプラス 石川啄木×金田一京助 若き文学青年が探偵に!? 明治東京の闇を掬いとる探偵録 『啄木鳥探偵處(1)』(原作:伊井 圭 漫画:南 晋也 キャラクター原案:佐木 郁 監修:東北新社) 石川啄木といえば、『一…

石川啄木と金田一京助を描くミステリー マンガ版 発売

ミモザ 売れない歌人・啄木と言語学者の金田一の活躍描く「啄木鳥探偵處」マンガ版1巻 伊井圭原作による南晋也「啄木鳥探偵處」1巻が、本日2月19日に発売された。 伊井の同名小説を原作とした「啄木鳥探偵處」は、明治末期を舞台に、26歳の若さで亡くなって…

啄木の素晴らしい人生や魅力を楽しんで 「石川啄木 トレビアンなお話」

ストック 石川啄木トレビアンなお話 歌人の素顔に親しんで 山本玲子さん クイズや小説仕立てに 石川啄木(1886―1912)の魅力を「啄木ソムリエ」として伝えている山本玲子さん=八幡平市松尾寄木=が、「石川啄木 トレビアンなお話」を出版した。 啄木のトレ…

5周年を迎えた「さっぽろ啄木を愛する会」記念誌発行

表紙 さっぽろ啄木を愛する会 5周年記念誌 本会は2013年9月、北海道文学館元理事長・北大名誉教授の神谷忠孝会長のもとで、石川啄木の文学作品とその人生を語り合い、研究する目的で設立された団体です。 記念誌を手に取り、我々の活動の一端に触れていただ…

啄木は さいごまでファイティングポーズをとり続けた!

『かなしき時は君を思へり』カバー 『かなしき時は君を思へり 石川啄木と五人の女性』 山下多恵子 著 発行所 未知谷 山の子の 山を思ふがごとくにも かなしき時は君を思へり (石川啄木『一握の砂』) 啄木の人生に登場する五人の女性〈節子、京子、智恵子、…

啄木の小説は「偉大なる未完成品」

ヒガンバナ <東北の本棚>短命、「偉大な未完成」 天鵞絨・他 石川啄木小説選 石川啄木 著 盛岡市出身の歌人・石川啄木は、24歳の時に第1歌集「一握の砂」を出版した。26歳の若さでこの世を去り、没後間もなく第2歌集「悲しき玩具」が出版された。活躍し…