〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「実務には役に立たざるうた人と…」 啄木

シャリンバイ うたの泉(1130) 実務には役に立たざるうた人と/我を見る人に/金借りにけり 石川啄木(いしかわ・たくぼく)(1886~1912年) 年の暮れも差し迫ってきました。落語には、大みそかに繰り広げられる借金を巡る人々を題材にした演目が多くあり…

2019年暮れの啄木歌碑 上野駅構内と上野駅前商店街 <2>(おわり)

◎啄木文学散歩・もくじ https://takuboku-no-iki.hatenablog.com/entries/2017/01/02 2019年暮れ 上野駅構内と上野駅前商店街の啄木歌碑<2> 歌碑の背面 上野駅構内歌碑の背面。 丸い台座のスミに小さい楕円のプレートが薄く写っている。そこには「東京北…

2019年暮れの啄木歌碑 上野駅構内と上野駅前商店街 <1>

◎啄木文学散歩・もくじ https://takuboku-no-iki.hatenablog.com/entries/2017/01/02 2019年暮れ 上野駅構内と上野駅前商店街の啄木歌碑<1> 2019年 暮れの上野駅 クイズ ふるさとの訛なつかし〈① 〉の人ごみの中にそを聴きにゆく 啄木 故郷を追われた啄木…

『風の電話』賢治・啄木を生んだ岩手県の土地柄、隣人への優しさが…

ハクウンボク 『風の電話』モトーラ世理奈、地元・大槌町であいさつ 映画『風の電話』の舞台となった岩手県大槌町で本作の試写会と舞台あいさつが行われた。 大槌町の丘の上にある<風の電話>は、2011年にガーデンデザイナーの佐々木格氏が、死別したいとこ…

歌人の代表格 与謝野晶子と石川啄木を味わう 1/18

エンジェルストランペット 新春講演 与謝野晶子と石川啄木 日本の歌人の代表格ともいえる与謝野晶子と石川啄木。彼らの作品や生き方に触れ、短歌を味わってみませんか。 ・開催日 令和2年1月18日(土)13:00~14:30 ・講師 太田 登(天理大学名誉教授、与…

新「啄木歌碑めぐりMAP」啄木の故郷 玉山で散策しませんか

サンタ 啄木マップ 新「啄木歌碑めぐりMAP」のご案内 盛岡商工会議所 玉山地域運営協議会では、「啄木歌碑めぐり」マップを継続して作成しております。 玉山地区にはおよそ30の啄木歌碑がありますが、マップではその中で代表的な13の歌碑を紹介しております…

いわて2019 学芸回顧 “啄木”

紅葉 いわて2019 学芸回顧(5) 文芸 魅力広がる啄木 歌人石川啄木が結んだ縁が新たなステージへ。かねて交流を深めていた生誕地盛岡市と死没地東京都文京区が友好都市提携を結んだ(2月)。同市の石川啄木記念館は「啄木と文の京」、先人記念館は「金田一京…

講座 啄木像の変遷の秘密 映画・演劇・小説などを通して 小樽

山門紅葉 リアルとフィクションのはざま 石川啄木【全4回】 清貧で親思いの薄幸な歌人から、いいかげんで自己中心的な青年へ…戦後七十余年で、啄木ほど評価の振れ幅が大きかった文学者も珍しいのではないでしょうか。その存在はある意味、各時代の〈文学青年…

啄木が詩に詠んだ幣舞橋の姿

マートル 『文学に描かれた「橋」』磯辺勝著 俳人でエッセイストの著者が、橋の登場する詩歌、小説、絵画の魅力を読み解く。 石川啄木が詩に詠んだ釧路の幣舞橋のくたびれた姿。「橋を見たり渡ったりした人々の、心の堆積のようなもの」が、そこには描かれて…

新刊!『石川啄木と岩手日報』新事実が明らかに…

ジャケット (明治後期の岩手日報社) 『石川啄木と岩手日報』 新刊 (発行 2019年12月1日) 著者 小林 芳弘 桜出版 税込 1,650 円 帯 これまであまり知られることのなかった啄木、および啄木結婚式前後の謎行動を探る新事実などを明らかにすることができた…

啄木「こころざし得ぬ人人の あつまりて…」の歌碑が函館に戻る

撤去前 陶芸家の庭にあった歌碑(撮影 2001年) 啄木の歌碑 17年ぶりにゆかりの函館に戻る 函館から遠隔地に引っ越しを余儀なくされた石川啄木(1886~1912)の歌碑がこのほど、17年ぶりにゆかりの北海道函館市に戻った。「『漂泊の歌人』らしく碑もさまよっ…

啄木ゆかりのヤナギ 無くなると風景変わる

サンショウ 台風で倒れた啄木ゆかりの木 撤去始まる/岩手・盛岡市 岩手県盛岡市の市民に親しまれた象徴的な木が姿を消します。台風19号の強風で倒れた、石川啄木ゆかりのシダレヤナギの撤去作業が始まりました。 街の人や観光客からは撤去を惜しむ声が上がっ…

啄木にもまつわる1本のヤナギとのお別れ

ラクウショウ 風土計 弊社の目の前、盛岡市内丸の鶴ケ池ほとりのシダレヤナギが倒れた姿に、心を痛めていた。見慣れた美しい光景が変わるのは何とも言えない。間もなく撤去されると本紙報道が伝えている。 石川啄木にもまつわる1本を含め、先の台風19号の強…