〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

(更新)台北大会プログラム ─ 国際啄木学会 5/12

[シダレザクラ] 国際啄木学会 2012年度 台北大会 主催 国際啄木学会(共催:台湾国際啄木学会、後援:台湾大学日本語文学系) 大会テーマ「啄木没後100年・明治の終焉から大正へ」 開催地 「台湾」国立台湾大学(台北市)文学院演講ホ−ル 開催日 2012年5月12…

心の奥の悲しみ引き出す歌 ─ 啄木

石川啄木記念館学芸員・山本玲子 啄木没後100年に 今年度は石川啄木没後100年にあたり、石川啄木記念館での企画展、啄木ゆかりの地フォーラム、紙芝居の作成などの事業を計画している。大震災から1年、このような事業を実行できるまでになったことに喜びを感…

FMラジオ「ラヂオ盛岡」

「盛☆盛 ライオン」 5月5日(土)午前7時45分〜8時 森義真さんへのインタビュー テーマ「啄木」

啄木没後100年の特別ミニ番組 NHK盛岡放送局

[菜の花と桜] NHK盛岡放送局 石川啄木没後100年の特別ミニ番組 ふるさとに向ひて…〜啄木・歌碑紀行〜 全国に150以上も残る石川啄木の歌碑を訪ね、そこに刻まれた歌と歌碑建設にまつわる物語を通して、「望郷と漂泊の歌人」と呼ばれた啄木の魅力を再発見する…

啄木愛される理由 記念館の菅原館長に聞く

岩手出身の歌人石川啄木が亡くなって100年。魅力は色あせず、13日の啄木忌には県内外から多くのファンが啄木の出身地、盛岡・渋民を訪れた。愛され続ける理由は何か。石川啄木記念館の菅原寿館長に聞いた。 100年前の作品だが現代の人間にも通じるテーマが多…

<卓上四季> 春の小川

春の小川はさらさら行くよ―。誰もが口ずさめる歌「春の小川」が発表されて、今年でちょうど100年という。 きょうは、二十四節気の「穀雨」。百穀にとどまらず、万物を潤す水に感謝したい。<長く長く忘れし友に会ふごときよろこびをもて水の音聴く>(啄木)…

<日めくり> 啄木の短歌を記事に入れてキザと言われた

もう大昔のことだ。記者生活の1年目。日曜出勤で「出稼者大会」の取材に行かされた。会場は千人規模の参加者でいっぱい。休憩時間のロビーは、久しぶりに会った同郷仲間のお国なまりが飛び交った。その光景からある短歌が頭に浮かび、社に帰ってデスクに「…

《ラウンジ》小樽駅 25日、新装開業

JR小樽駅が25日、1年半余りの改修工事を終えて生まれ変わる。道内最古の鉄筋鉄骨造りの駅舎は、昭和初期に建設された当時の左右対称の外観が復活し、集約された店舗ゾーンには地元の特産品を集めた「駅なかマート タルシェ」や道内初出店の「バーガーキング…

別冊太陽「石川啄木─漂白の詩人」

[石川啄木 別冊太陽のページ] 「石川啄木―漂白の詩人 (別冊太陽 日本のこころ 195) 」 平凡社 別冊太陽編集部 2012年4月26日発行 2,415円 ◇ 漂泊の詩人 没後100年記念 明治の最後の年にひときわの光芒を残して逝った石川啄木。 歌集『一握の砂』や『悲しき玩…

企画・連載「啄木 没後100年」読売新聞>岩手

「青春の歌人」啄木が亡くなって100年。その作品が古びず、色あせない輝きを放ち、今を生きる人たちの心をつかんで離さないのはなぜか。その秘密を探る。〈1〉世紀を超え 生きる歌 「歌の情景が目に浮かび、『啄木さん』との距離が縮まった気がした」 石川…

「啄木 うたの風景 第3回」岩手日報

[クスノキ] <碑でたどる足跡> [啄木 うたの風景 第3回] 永眠の地(函館市) 遺稿守る第二の古里 死ぬならば、ふるさとに行きて死なむ─。悲痛な望郷の思いを歌にして逝った石川啄木の墓は、古里渋民から北に約200キロ離れた函館にある。 今から100年前の4月…

[啄木 イベント] 石川啄木没後百年記念企画展「啄木からのメッセージ 今日を見つめて」4/13-6/30

2012年4月13日(金)〜2012年6月30日(土) 場所 石川啄木記念館 盛岡市玉山区渋民字渋民9 石川啄木が残した多くの評論の中から印象的な一節を,今日の私たちに向けたメッセージとして紹介。 今年は第二歌集「悲しき玩具」発刊100年にも当たる。この歌集には…

小樽から即興の歌、全国へ

FMおたるの全国ネットワーク生放送番組で、小樽市内のミュージシャンおがわとーるさんが小樽の街をテーマにした曲を即興で作り、弾き語りで披露している。番組パーソナリティー渡辺大助さんが作った詩や小樽ゆかりの石川啄木の短歌などに曲を付ける。リス…

【コラム】三山春秋

〈故郷のなにがそんなにも切なく呼ぶのか。(略)癒すことのできない「渇き」のようなものがある〉。前橋市出身の詩人、伊藤信吉さんが石川啄木の代表歌の一つ〈病(やまひ)のごと思郷(しきやう)のこころ湧く日なり目にあをぞらの煙かなしも〉を評した言…

「昴」啄木の作品がヒントに 谷村新司さんのヒット曲

[やねよりたかい こいのぼり] <雷鳴抄> すばる 元国立天文台長の海部宣男さんから、没後100年を迎えた石川啄木の作品にまつわる興味深い話を聞いた。海部さんは、日本がハワイに置く望遠鏡「すばる」の建設に携わった。「すばる」とは、おうし座にあるプレ…

啄木の夏の手紙 

日経おとなのOFF 「美しい日本語と正しい敬語が身に付く本」日経BP社 2012年3月発行 880円● 時候のあいさつは、タイミング × 個性で勝負 かの文豪たちも、相手の心を和ませる季節感のある手紙を数多く交わしていた。意外にも技巧に走ったものや難解な言い回…

講演「石川啄木没後100年 閉塞に立ち向かう啄木」京都

[アオキの雄花] 閉塞に立ち向かう啄木を語る 田中礼京大名誉教授が講演 「週刊しんぶん」京都民報創刊50周年を記念した講演会「石川啄木没後100年 閉塞に立ち向かう啄木」が14日、下京区のしんまち会館で行われ、京都府内だけでなく大阪、兵庫、滋賀などの各…

NHKラジオ「会う=啄木没後100年」山下多恵子

[花筏] NHK新潟ラジオセンター「朝の随想」 「会う=啄木没後100年」放送日 4月10日 山下多恵子 さん (国際啄木学会理事) もしも歴史上の人物にたったひとり会うことができるとしたら、私は迷うことなく石川啄木に会いにいきます。 啄木の歌集『一握の砂』…

鳴潮

落花盛んな徳島中央公園のお堀端で、新緑の柳に出合った。雨にぬれた若葉の色がハッとするほど美しい。石川啄木の短歌が浮かんだ。<やはらかに柳あをめる/北上の岸辺目に見ゆ/泣けとごとくに> 岩手県陸前高田市には、その啄木の歌碑があったが、東日本大…

没後100年、啄木に迫る 企画展、イベント続々

歌集「一握の砂」などで親しまれている石川啄木の死去から100年がたつ今年、出生地の盛岡市を中心に各地でイベントや特別展が相次いで開かれる。望郷の念を抱きながら、26歳の若さで逝った歌人の魅力に迫る企画が目白押しだ。 盛岡市が加わる記念事業実行委…

ふるさとの歌 啄木没後百年・4

石川啄木は盛岡中学3年だった1900年夏、修学旅行で三陸を訪れた。明治三陸大津波の4年後。一行は水沢、一関を経て高田松原、大船渡、釜石を回っている。 啄木ゆかりの地を巡る三陸観光があったなら。「人気コースになると思ったんですけどね」。大船渡市の佐…

朗読少女 : 乙葉しおりの本の小道 第65回 石川啄木「一握の砂」

美少女キャラクターが名作を朗読してくれるiPhoneアプリ「朗読少女」。これまでに50万ダウンロードを突破する人気アプリとなっている。「朗読少女」で、本の朗読をしてくれるキャラクター、乙葉しおりさんが名作を紹介する「乙葉しおりの本の小道」。第65回…

石川啄木の才能とは

【北の文人 立ち話 高山美香】迷惑かけても憎めぬ男 4月13日は、岩手県が生んだ天才歌人、石川啄木の没後100年にあたります。26年という短い人生でしたが、短歌約4千首、詩や小説、評論など驚異的な量の作品を残し、その中には新聞記者などの職を得て函館、…

天声人語

季節の話題を書いて頂戴する便りに、日本列島の「長さ」を思うことがある。 昨日が100年の命日だった石川啄木の日記にこんな一節がある。〈渋民村の皐月(さつき)は、一年中最も楽しい時である。天下の春を集めて、そしてそれを北方に送り出してやる時であ…

没後百年 啄木しのぶ 盛岡・渋民で法要

啄木忌の法要が宝徳寺で営まれた。 昨年の100回忌法要は、東日本大震災が発生したため、開催を取りやめた。父佐蔵さんが、小学校の代用教員時代の啄木に家の一間を貸していたという斉藤清人さんは「生きている間、啄木は生活が苦しかった。けれど、亡くなっ…

「啄木の歌、震災の鎮魂に」故郷岩手で101回忌法要

「啄木101回忌法要」が営まれ、地元の人や、全国から集まった啄木ファンが、時代を超えて愛され続ける早世の歌人啄木をしのんだ。 法要を主催した石川啄木記念館理事長の嵯峨忠雄さんが「震災後だからこそ、啄木の歌や作品が鎮魂となり、生かされた命の励ま…

早世の天才歌人しのぶ 啄木101回忌法要

啄木祭実行委員会の嵯峨忠雄委員長は開会で「論文『時代閉塞の現状』で訴えていることは、現代を予言しているかのごとくで先見性の確かさを物語っている。啄木の生きざまや作品から多くのことを学ぶことができるのではないか」と語った。 谷藤裕明盛岡市長(…

啄木没後100年 法要140人参列

式典では、啄木祭実行委員会の嵯峨忠雄会長が「啄木は時代の転換期に新しい明日の到来を信じて、感性豊かに歌を詠んだ。作品や生涯から学ぶ必要がある」とあいさつ。この後、作家新井満さんが啄木の短歌にメロディーをつけた「ふるさとの山に向ひて」を地元…

石川啄木:101回忌法要 ファンら140人焼香−−盛岡・宝徳寺 /岩手

法要には石川啄木記念館の職員や啄木ファンなどが参加。住職がお経をとなえるなか、参列者は啄木の遺影の前で焼香を挙げた。啄木祭実行委員会の嵯峨忠雄委員長が「これから幾世紀も愛されるようにしたい。今後も啄木の作品から多くのことを感じとりたい」と…

101回忌、啄木しのぶ 関係者ら継承へ意欲

盛岡市玉山区出身の歌人、石川啄木の101回忌法要(啄木祭実行委主催)が、宝徳寺で行われた。地元の女声合唱団や吟詠会が啄木の作品を歌や詩吟で披露した。 13日は啄木が最期を迎えた東京都文京区小石川の都旧跡「石川啄木終焉の地」周辺でも献花祭と講演会…