2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧
[ゲンノショウコ] 『浅草十二階 塔の眺めと〈近代〉のまなざし(増補新版)』 細馬宏通 著 青土社 発行 2011年8月発売 2,520円 関東大震災で失われた浅草凌雲閣、通称 「十二階」。眼下に吉原を望み、見世物小屋、広告塔としても機能したこの塔の眺めが、啄…
[オニドコロ]震災も影響…本郷の下宿・旅館が相次ぎ閉館 東京大学のおひざ元、東京都文京区本郷でこの夏、国内最古といわれる下宿と、2軒の老舗旅館が相次ぎ閉館した。戦前は下宿街として、戦後は旅館街として栄えた界隈に残る旅館はこれで4軒、下宿はわずか1…
[ニガウリ] 短歌で探る賢治・啄木 北上で結社全国大会 100年を超す歴史を持つ短歌結社「心の花」(佐佐木幸綱主宰)の全国大会は27日、北上市の日本現代詩歌文学館で開かれ、石川啄木や宮沢賢治の短歌について研究成果を発表した。 「北の短歌 啄木・賢治・…
[ブルーベリー] 〈胡堂の青春育んだ書簡群〜学友たちの手紙〉39 石川麦羊子が2通目のはがき はがき 明治34年12月31日付 宛 紫波郡彦部村大巻 野村右近(長一)様 発 岩手郡渋民村 石川麦羊子 【梅に鶯の絵葉書】 はらはむは惜しと 微笑む人もありや み袖の今…
[旭川駅前] 霜の花見入る啄木像建立へ 旭川 旭川に石川啄木の歌碑を建てる会(相川正志会長)が、計画する啄木像と歌碑のイメージが固まった。 同会は、像と歌碑のイメージとして、旭川を離れる朝に車中で詠んだとされる「水蒸気 列車の窓に 花のごと 凍(い…
[キツリフネ] 《作品に登場する啄木》 『ウエザ・リポート』 宇江佐真理 PHP研究所 <砂山>(P.116) とりわけ、胸を締めつけられるような気持ちになったのは砂山の景色だった。かつて、私の通っていた中学校の近くに砂山があった。 そう、石川啄木も徘徊し…
野村胡堂・あらえびす記念館 企画展『胡堂交友録 〜青春時代〜』 石川啄木も胡堂と深いかかわりがあった人物。 胡堂から見ると、啄木は盛岡中学時代の後輩にあたります。盛岡中学時代から胡堂と友人で、胡堂が上京した後も、たびたび啄木の世話をしていたそ…
[フサフジウツギ] 近事片々:啄木が詠んだ… 啄木が詠んだ<ふるさとの山に向ひて/言ふことなし/ふるさとの山はありがたきかな>を思い起こす。「警戒区域」一部長期化へ、の報に。 向かい合うこと、言葉が不要なほどありがたさを感じること。誰しも持つ故…
[サルビア・コクシネア] 短歌甲子園、啄木の地元校が優勝 盛岡第三高 石川啄木の出身地で全国36校の高校生が短歌の出来栄えを競う「短歌甲子園」の決勝が21日、盛岡市であり、団体戦で岩手県立盛岡第三高校が、5年ぶり2度目の優勝を果たした。 全国40校の高…
[ネグンドカエデ ‘フラミンゴ’]とらや 石川啄木とかき氷 石川啄木は、26歳という短い生涯ながら文学史上にその名の輝く天才歌人です。 明治42年の夏、「函館日日新聞」に連載した文章には、当時住んでいた東京・本郷の氷屋が登場します。 ある日、啄木が2階…
[アメジスト] 〜ラジオドラマで聴く、名作文学〜 石川啄木「火星の芝居」 作品紹介 「何か面白い事はないか」 「俺は昨夜火星に行って来た」 という出だしから。 石川啄木が描く火星とは…
詩人・石川啄木の故郷 玉山を舞台に開催されるマラソン大会で,ハーフ,10キロ,5キロ,3キロの4種目20部門で行われる。今年のゲストランナーは,昨年に引き続きタレントの森脇健児さん。 2011年9月4日(日)8時00分から13時00分まで 場所 盛岡市渋民運動公…
啄木の思いの詰まった校舎で「啄木学級」を開校。啄木のふるさとの自然と人々に触れ合いながら,啄木文学についての理解を深める。 今年は、舞台美術家の長内努氏を講師に招き、講演や対談を行う。文学散歩もある。 平成23年9月3日(土曜日)受付13:00 入学…
[メマツヨイグサ] 編集手帳 8月13日付 短歌では石川啄木に〈よごれたる手をみる――/ちやうど/この頃の自分の心に対ふがごとし〉がある。 おのが心の奥を見つめようとするとき、人は無意識のうちに手のひらを眺めるのかも知れない。「アンパンマン」の漫画家…
[クズ] 札幌市資料館「教養講座」 「石川啄木の北海道流浪」 講師 札幌啄木会会長 太田幸夫 氏 2011年9月4日(日) 13:30〜15:00 参加無料 開催場所 札幌市資料館 問合せ/申込み 札幌市資料館 札幌市中央区大通西13丁目 電話 011-251-0731 FAX 011-271-5…
[キツネノカミソリ] 山川登美子企画展 、「明星」軸に交流紹介 小浜出身の明治の歌人、山川登美子(1879-1909)が、詩歌誌「明星」を中心に歌友と交流した足跡を示す企画展「詠う心・歌の友」が9月26日まで、山川登美子記念館で開かれている。 企画展では、…
[ひとやすみ] 啄木作品に人生経験重ね作曲 哀愁ただよう詩や短歌で知られる石川啄木の作品に、青森市の白鳥花江さんが自作のメロディーをつけ、発表会を続けている。 新しき 明日の来るを 信ずといふ 自分の言葉に 嘘はなけれど 将来への嘆きや孤独の悲しさ…
[鉄塔] 石川啄木を身近に感じる井上ひさし流の評伝劇 段田安則 「泣き虫なまいき石川啄木」 現代最高の戯作者、井上ひさしの戯曲舞台を数多く踏んできた段田安則さんのインタビュー。 「正直これまでは、石川啄木に対してさほど興味を感じることはなかった。…
[オトギリソウ] 「泣き虫なまいき石川啄木」プレイガイド先行予約実施予定 前売チケット取扱いプレイガイド各社において、一般前売日(8/28)に先駆けて、抽選先行予約が実施される。 シス・カンパニー公演 作 井上ひさし 演出 段田安則 出演 稲垣吾郎、貫地…
[飛行船] アナクロですが 玉木研二 <その96>今夏、ほんの少し啄木を 歌人石川啄木(1886-1912年)が初めて東京で下宿した所、そして転々として終焉を迎えた地が、文京区の音羽から小石川にかけての丘陵地にある。こんな時代だからというわけではないが、行…
[たくさんの花] 土佐からの手紙:心に咲いた103編の花 大澤前支局長 今春まで毎日新聞高知支局長を務めた大澤重人・周南支局長が、在任中の3年間に毎週書いた高知面のコラム「支局長からの手紙」をまとめ、「心に咲いた花−土佐からの手紙」として出版した。…
《関連イベントに参加しての私的レポート》 [大室氏の発表] 国際啄木学会「2011年夏のセミナー」2011年7月3日(日)明治大学 <研究発表 -2>「啄木の推敲意識」大室精一氏 はじめに 『一握の砂』『悲しき玩具』における推敲の前後関係を再確認しながら、啄…
《関連イベントに参加しての私的レポート》 [日景氏の発表] 国際啄木学会「2011年夏のセミナー」2011年7月3日(日)明治大学 <研究発表 -1>「石川啄木が読んだ英語資料のコーパス言語学」日景敏夫氏 はじめに コンピュータが普及して調べたい事柄を検索す…