〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2017-01-01から1年間の記事一覧

 石川啄木『一握の砂』を装丁した “名取春仙の仕事展”

[フヨウ] 山梨)名取春仙の仕事展 南ア市立美術館 「最後の役者浮世絵師」と呼ばれる名取春仙(1886〜1960)の、あえて役者絵以外の風景や人物、動物画など約70点を集めた「あれも!? それも!? これも春仙!? 名取春仙の仕事展」が南アルプス市小笠原の…

 上野駅 <ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく> 石川啄木)   

[ミツマタ] 生まれ変わった上野駅 昨年から今年にかけて、国立西洋美術館の世界遺産登録やジャイアントパンダ「シャンシャン」の誕生など何かと話題の多かった東京・上野。 勝手な思い込みかもしれないが、名物には事欠かないけれどなんとなく垢抜けない雰囲…

 国際啄木学会 東京支部会 明治大学和泉校舎 1/20

[マユミ] 国際啄木学会 東京支部会 2018年1月20日(土)14:00 〜 場所 明治大学和泉校舎 研究棟1F 会議室(和泉キャンパスのいちばん奥) 京王線/井の頭線 明大前駅 下車徒歩5分 発表 近藤典彦 『一握の砂』物語(私の場合) 近藤先生は桜出版より『一握の…

 啄木の年賀状「今も猶やまひ癒えずと告げてやる文さへ書かず深きかなしみに」

[マンリョウ] 「風土計」 [岩手日報] 年賀状の本格的な取り扱いが全国の郵便局で始まったのは1906(明治39)年。一般郵便物と区別して取り扱う規程が制定された。 石川啄木は年賀状にしばしば短歌をしたためた。04年、友人小林茂雄に宛てて「地に理想天に大…

 啄木の歌を詠み直すことで、生き生きとしてきた

[フユザクラ] 啄木の歌をケセン語に訳したおんばの朗読会 北上 岩手の歌人石川啄木の短歌を気仙地方の方言「ケセン語」訳で鑑賞する催しが23日、北上市の日本現代詩歌文学館であった。「おんば(おばあさん)」の朗読を聴き、来場者は言葉が持つ深みや啄木の…

「文学史〜石川啄木〜」NHK高校講座 12/28

[フユザクラ] NHK高校講座 あらためまして ベーシック国語 「文学史〜石川啄木〜」再放送[NHK Eテレ] 2017年12月28日(木) 14:50 〜 15:00 【番組内容】 国語の基礎をあらためて学ぶ講座バラエティー。今回は「文学史」。テーマは石川啄木。金田一先生の祖…

 「お前はあの啄木の生まれ変わりだ」…来年は戌年

[クリスマス] なんだりかんだり 年末ワイド 啄木の生まれ変わり /岩手 来年は戌(いぬ)年。そこで犬の話を少し。私が飼っている雄の柴犬「タック」は年明けに満6歳になる。犬にしても猫にしても飼ってみると可愛い。家族の一員という話はよく聞くが、まっ…

 石川啄木が初めてきた日を、灯りで祝う! 釧路

[クリスマス] 第15回 啄木・雪あかりの町・くしろ 石川啄木が初めてやってきた日を、灯りで祝う! 700点の灯りのアート展示! 開催日 2018年1月20日(土) 開催場所 南大通、入舟、大町界隈 釧路啄木会 雪あかり講演会 フォトコンテスト (橋南西会館) 屋台や本…

 啄木 妻へバイオリンの弦を買う愛妻家

[クリスマス] <石川啄木記念館>与謝野鉄幹、晶子との交流ひもとく 日記や原稿80点展示 岩手県盛岡市渋民の石川啄木記念館で、企画展「啄木と与謝野寛・晶子」が開かれている。啄木が与謝野家に居候していた頃の日記や、啄木をしのぶ夫妻の原稿など約80点を…

 「かの年のかの新聞の 初雪の記事を書きしは 我なりしかな」 石川啄木

[ドイツトウヒ] 「風土計」 [岩手日報] 2017-11-21 きのうの朝、窓の外を見て驚いた人は多いことだろう。車も、道路も、家の屋根も白く染まった。うんざりするほどこれから見る雪も、シーズンの初めは新鮮に映る。 「昨日の朝楊子(ようじ)くはへて障子細目…

 啄木コンクール 作品募集 〆切 1/31

[紅葉] 2018年度「啄木コンクール」作品募集! 新日本歌人協会 時代と暮らしを見据えた 意欲的で 清新な短歌を募集します◎ 応募要項 作品 短歌1人1編、20首 テーマ 主題、内容は自由 表現形式 定型、口語・自由律を問いません 応募資格 どなたでも 応募〆切 …

 啄木は文人であるよりも、思想家、革命家でありたいと考えていた節がある

[紅葉] 【漱石と明治人のことば347】 「時代に没頭していては時代を批評する事ができない」--石川啄木今年2017年は明治の文豪・夏目漱石の生誕150 年。漱石やその周辺、近代日本の出発点となる明治という時代を呼吸した人びとのことばを、一日一語、紹介して…

 啄木の評論『時代閉塞の現状』は、とても現代的だ

[ハナゾノツクバネウツギ] 連載「明治の50冊」決定 激動期…先人の知恵に学ぶ [産経ニュース] 来年は明治150年。この区切りの年、文化面で「明治の50冊」の連載を始める。従来の秩序や規範が溶解しつつある時代を生きる私たちにとって、明治維新から自由民権…

 「啄木かるた」のルールなど解説 1/7〜8

啄木かるた講座 開催日・期間 平成30年1月7日(日)、8日(月・祝) ※ご希望の日をお選びください。 時間 10:00〜12:00 場所 渋民公民館 和室(7日)、都南公民館 和室(8日) 講師 当館職員 料金 無料 定員 各24名(先着順) 対象 小学生以上(啄木かるた初心者向け…

 啄木かるた大会 2/17

◎石川啄木記念館 啄木生誕祭 第16回啄木かるた大会 開催日 平成30年2月17日(土) 場所 渋民文化会館(姫神ホール) 料金 無料 対象 小学生以上 3人1組でお申込みください。 いよいよ、啄木の誕生日2月20日が近づいてきましたね。 今年度も石川啄木の短歌100首…

 岩手の学芸回顧 石川啄木関係

[センブリ] いわて 2017 学芸回顧 1 [岩手日報] 岩手の文化、芸術活動は2017年も多彩に展開され、栄えある受賞や意欲的な発表、発掘調査が相次いだ。「文芸」、「美術」、「音楽」、「舞台・映画」、「文化財」の5分野でこの1年を振り返る。 文芸 国際啄木学…

 啄木と賢治 偉大な文学者を顕彰する施設

[ビナンカズラ] 岩手「もりおか啄木・賢治青春館」 歌人の石川啄木と詩人・童話作家の宮沢賢治が青春時代を過ごした場所、岩手県盛岡市。岩手公園(盛岡城跡公園)に程近い場所には、明治後期に第九十銀行として建設されたレンガの建造物があります。現在では…

 「賢治・啄木の初恋」リンゴジャム販売

[セイヨウニンジンボク] 盛岡産リンゴ使ったジャム販売へ 「賢治・啄木の初恋」をイメージ 青山地区まちづくり協議会(盛岡市青山2)が12月3日、盛岡で生まれたリンゴ「ちなつ」を使ったジャム「盛岡の初恋」の販売を始めた。 新商品のジャム発案者の藤元眞…

 情念の痛烈さをうたった石川啄木

[コムラサキ] 松尾羊一のめでぃあ亭 「戦後」は終わったのか? X 招かれて若い人に話をした折のことだ。やたらに「戦後」を連発したら、突然「戦後って何ですか」と聞かれ、驚いた。 D 平成生まれの若者が一つ手前の昭和を、ましてや戦後を知るはずない。…

 与謝野夫妻には弟のような啄木への思い 〜1/8

[ピラカンサ] 「啄木と与謝野夫妻」企画展…石川啄木記念館 居候時代の日記展示 歌人の与謝野鉄幹(寛)(1873〜1935年)、晶子(1878〜1942年)夫妻が、石川啄木(1886〜1912年)の文学に与えた影響などを紹介する企画展が、盛岡市渋民の石川啄木記念館で開…

 啄木の住んだ「本郷喜之床」の建物を使ったショー「明治村」

[紅葉] 聖ザビエル天主堂に浮かび上がるプロジェクションマッピングとは!? 「博物館 明治村」(愛知県犬山市)では、2017年12月2日(土)から2018年2月18日(日)までの土曜・日曜・祝日限定で、「明治建築をてらすイルミネーション きらめき明治村」を開催する。 …

 「石川啄木・今つながるまなざし」講演会 12/3

[紅葉] 〇東京・町田革新懇 講演会「石川啄木・今つながるまなざし」(町田市) 東京・町田革新懇 講演会「石川啄木・今つながるまなざし」 日時:2017年12月3日(日)講演会13:30〜15:00 場所:町田市民フォーラム4F学習室 講師:碓田のぼるさん(歌人・…

 完成!定本『悲しき玩具』啄木研究100年の集大成

『悲しき玩具』一握の砂以後 (四十三年十一月末より) 石川啄木 著・近藤典彦 編 桜出版 2017年11月25日発行 編者・近藤典彦氏「解説 悲しき玩具」より 『悲しき玩具』は、勤め人の日常(たとえば出勤、サボり、夜勤=残業帰り等)の歌、また勤め人の家庭生…

 第一歌集の巻頭歌はその人の特色を反映する 『歌集 夏の領域』

[オニユズ] 〇書評 『歌集 夏の領域』 柔軟に向き合う詠 『歌集 夏の領域』佐藤モニカ著 本阿弥書店・2808円 第一歌集の巻頭歌はその人の特色を反映すると言われ啄木の『一握の砂』は「東海の小島の磯の白砂に/われ泣きぬれて/蟹とたはむる」だが、『夏の…

 「黄なる花咲きし 今も名知らず」啄木のこの歌はなぜ人の心を打つのか

[アキノキリンソウ] 真生(SHINSEI)2017年 no.305 「石川啄木と花」 近藤典彦 第九回 黄なる草花(今も名知らず) 学校の図書庫(としょぐら)の裏の秋の草 黄なる花咲きし 今も名知らず 作歌は1910年(明治43)10月。『一握の砂』所収。 名歌秀歌ひしめく…

 「戯ってで おっ母おぶったっけァ あんまり軽くて…」 啄木の歌の「おんば訳」

啄木の歌を「おんば訳」で 詩人の被災地支援から 東海(ひんがす)の小島(こずま)の磯(えそ)の砂(すか)っぱで おらァ 泣(な)ぎざぐって 蟹(がに)ど 戯(ざ)れっこしたぁ (東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる) 岩手の歌人石川…

 石川啄木が亡くなる年の友人宛てはがきなど 盛岡てがみ館 〜2/12

[カキ] 文面に往時しのぶ 盛岡で年賀状の歴史展 石川啄木など 「年賀状の歴史」展が盛岡市の盛岡てがみ館で開かれている。大正デモクラシーの雰囲気を伝えるカラフルな年賀状、新年のあいさつが省かれた太平洋戦争中のはがきなど165点を展示した。2018年2月1…

 石川啄木、漱石、荷風、露伴などの文学の舞台巡り 12/9

[石川啄木顕彰室前の歌碑] 平成29年度第5回文の京ガイドツアー「小石川文学コース」観光ガイドとともに、小石川を舞台に活躍した石川啄木、夏目漱石、永井荷風、幸田露伴などの文人の足跡や文学の舞台を巡ってみませんか? 日時 平成29年12月9日(土)午前10時…

 15歳(?)の石川啄木の手紙も発見 若者らしい新世紀への期待に満ちて

[カシ] 漱石の自筆はがき「日当たりのよい書斎を希望」 新発見の資料公開へ 夏目漱石がアンケートに答えた自筆はがきが見つかった。往復はがきで送られた雑誌「新潮」の「書斎に対する希望」アンケートに「日当(あた)り好(よ)い南向(むき)の書斎を希望…

 啄木の顔とお餅でお正月飾りを作ろう 石川啄木記念館

石川啄木記念館ワークショップ「わたしのお正月!」 開催日 平成29年12月16日(土) ,12月17日(日) 時間 午前10時 から 正午 まで 場所 石川啄木記念館 内容 啄木のかわいい顔とお餅をモチーフに糸でつるすお正月飾りを作ります。作り方のコツを丁寧に教…