〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

啄木は《短歌を飾らない平明な言葉で三行書きに》~11/23

[「啄木資料展」ポスター] ◎岩手県立図書館 企画展「第32回 啄木資料展」 「啄木と近代歌人たち」 過去2年間(平成26年8月〜平成28年7月)で、当館が収集した石川啄木関連資料を展示します。併せて、歌人啄木が近代短歌の発展に果たした役割と、故郷岩手の文…

「啄木さん、こんにちは」 復興釜石新聞

歌碑建立1周年を記念〜釜石とのつながり示す、歌人の足跡「かるた」でたどる 岩手を代表する歌人石川啄木の歌碑が昨年10月、釜石市大町の青葉通りに建立されてから1周年を迎えるのを記念し、16日、「啄木さん、こんにちは!」と題した集いが青葉ビルで開か…

石川啄木のPR活動 「人間啄木」と呼ぶ

いわて人模様 石川啄木を深く知ってもらう活動をする 佐々木由勝さん /岩手 盛岡市の渋民地区で自治会連絡協議会の会長を務めながら、地元出身の詩人、石川啄木のPR活動をしている。活動を「人間啄木」と呼んでおり、啄木の人柄や生い立ちを講演会で話す。 …

「天才は遠くから眺めるべき」啄木を語る ドナルド・キーンさん、新潟で講演

日本文学研究者、ドナルド・キーンさんの業績などを紹介する「ドナルド・キーン・センター柏崎」が開館3周年を迎えたのを機に、センターのある新潟県柏崎市で9月、キーンさんを迎えた記念講演会が開かれた。 2月に刊行された評伝『石川啄木』の英語版が出来…

石川啄木の才能を見抜いたエピソード -与謝野鉄幹

紙風船 岩手日報コラム 盛岡市の盛岡てがみ館は、本県ゆかりの文豪の直筆原稿を集めた原稿展を11年ぶりに開いている。2017年2月13日まで。 与謝野鉄幹の回想は、原稿用紙23枚分、長さ約7mに及び、石川啄木の才能を見抜いたエピソードなどをつづっている。 …

「ひまわりの背くらべなんてうそでしょう…」啄木学会記念 最優秀賞

[ケイトウ] 国際啄木学会盛岡大会記念 学生短歌大会受賞作品 国際啄木学会盛岡大会を記念して開かれた学生短歌大会は、盛岡・永井小6年の向井柚稀(ゆずき)さんの「ひまわりの背くらべなんてうそでしょう空に向かってただ生きている」が最優秀賞に選ばれた…

『東京文学散歩』に「啄木」も紹介

[啄木ゆかりの本郷・小石川] 『東京文学散歩』 東京都高等学校国語教育研究会編 教育出版センター 平成4年 800円 江戸・東京の文学ゆかりの地90余りを文学作品と文学者をめぐる世相人情とともに紹介する。地図・交通機関・所要時間・利用案内なども付した。 …

教科書には載せられない石川啄木も登場!

[啄木は金に女にだらしないお坊ちゃま] 『教科書では教えてくれない日本文学のススメ』 関根 尚 (著) 学研教育出版 2015年 1000円+税 <楽しく学べる学研コミックエッセイ)>夏目漱石、樋口一葉、石川啄木、森鴎外、宮沢賢治、芥川龍之介、太宰治、三島由紀…

啄木が初めて渡道したのは満十八歳

みちのく随想 私の「青森時間」 次のためのひととき 今、私は函館行きの新幹線に乗っている。新幹線が函館まで開通し、新青森駅で「スーパー白鳥」に乗り換える必要もなくなった。このような時代を、石川啄木は果たして想像できたであろうか−。 啄木が初めて…

石川啄木は「ゲスの極み」! 実は強烈だった文豪たちの素顔

◯ cakes プロフェッショナルの本棚 話題の文豪ギャグ漫画『文豪失格』著者・千船翔子さんの読書遍歴をたどるインタビュー。―― 新たにおもしろさに気づいた文豪は? 《千船》 宮沢賢治ですね。以前は、「清廉潔白」「まじめ」みたいな強いイメージを持ってい…

<ある朝のかなしき夢のさめぎはに鼻に入り来し味噌を煮る香よ>。石川啄木

◯有明抄>佐賀新聞 あさご藩 <ある朝のかなしき夢のさめぎはに鼻に入り来し味噌(みそ)を煮る香よ>。石川啄木(たくぼく)の歌である。悲しい夢をみた朝、ふさぐ心をいくぶん晴れやかにしたのは味噌汁の香りであったのだろうか。 発酵学者で食に詳しい小…

国際啄木学会 盛岡で 11/5~6

石川啄木生誕130周年 来月5、6日 今年で生誕130周年を迎えた歌人・石川啄木(1886~1912年)のファンや国内外の研究者が集う「国際啄木学会」の盛岡大会が11月5日と6日、盛岡市で開催される。 姫神ホール(盛岡市渋民)で行われる5日は、日本歌人クラブ会長で…

石川啄木生誕130年記念 時を超え議論 11/5~6 

[マイクロポンポンダリア] 国際啄木学会、11月盛岡で 国際啄木学会(池田功会長)の盛岡大会は11月5、6の両日、盛岡市渋民の姫神ホールなどで開かれる。石川啄木の生誕130年を記念し、ふるさと渋民の地で「明日の考察〜130年の時を超えて」をテーマに議論を…

啄木の書簡は質の高い文学の輝きをもっている -函館 10/8~4/5

[キバナコスモス] 平成28年度石川啄木直筆資料展 「明治四十一年四月の書簡」 会場 函館市文学館 2階展示室 会期 平成28年10月8日(土)〜平成29年4月5日(水) 函館市文学館では今年度、明治41年4月の小樽、そして、東京などから宮崎大四郎(郁雨)と岩崎正等…

石川啄木が好きな教師 -金子兜太の恩師

◯遠みち近みち97歳 金子兜太の童心 編集委員 内田洋一 山里に曼珠沙華(まんじゅしゃげ)が咲く秋の一日、蒸気機関車に揺られて埼玉県の秩父を訪ねた。その名もSL句碑巡り号。郷里の俳人、金子兜太さんの誕生日を祝い、車内句会まで催す俳句列車は沿線の人…

「短歌」で選ばれた正岡子規、与謝野鉄幹、与謝野晶子、斎藤茂吉、若山牧水、石川啄木、三枝昂之…

[マルバフジバカマ] ◯エキレビ! 今注目のアプリ、書籍をレビュー「自分がどんな人であるかを知ってもらいたい」は永遠に若者の悩みなのかと詩歌の役目 ライター 千野帽子 池澤夏樹=個人編集《日本文学全集》(河出書房新社)第21回配本、第29巻『近現代詩歌…

石川啄木も好んで食べた「いものこ」 岩手

小中学校で「津志田いものこ」給食 岩手 盛岡市内の小中学校で、市の特産品ブランド「津志田いものこ」を使った給食が出され、子どもたちが楽しく味わった。 「津志田いものこ」は、盛岡市の津志田地区で江戸時代から生産されていて、歌人・石川啄木も好んで…

「石川啄木歌碑」を立体化させた拓本展 釧路 ~10/23

啄木の歌碑など拓本展示 安部清堂氏が制作 釧路市出身の書道家近藤二堂氏が揮毫した石川啄木の歌碑や同氏が描いた釧路湿原の花を、特殊な技法で立体化させた拓本が、20日から始まる釧路書道連盟創立60周年記念作品展に出品される。 制作者の書道家安部清堂氏…

直筆「啄木君の思出」与謝野鉄幹 盛岡てがみ館 10/25-2/13

[サンシュユ] ○盛岡てがみ館 第51回企画展「文豪たちの原稿展」 開催期間:2016年10月25日(火)〜2017年2月13日(月) 場所:盛岡てがみ館 展示室 「文豪」たちの名作は,年月を経た今もなお,読者に長く親しまれています。本展では,与謝野鉄幹・晶子夫妻…

“26年を疾走した啄木” 月刊「清流」

[特集ページ] 月刊「清流」 2016年11月号 *書店では扱わない。清流出版株式会社へ直接注文、1冊700円(送料・税込)。 【第1特集】 心も体も喜ぶ大人旅 大人には、大人ならではの旅が似合います。自分自身の体や心が喜ぶ旅の醍醐味を! 【第2特集】 生誕13…

先輩石川啄木の足跡を後輩記者がたどる

[歌碑建立記念クリアファイル 石川啄木終焉の地] 拝啓 啄木先輩 漂泊歌人・石川啄木が生まれて今年で130年。新聞記者でもあった啄木の足跡を、後輩記者がたどる。 9・東京二 長男失い、妻・母・自らも病に 1909(明治42)年6月、石川啄木の家族が北海道・函…

啄木資料の保存、継承に尽力した岡田弘子さんに賞

[ワレモコウ] 市文化賞に岡田弘子さん 啄木資料の保存、継承に尽力【函館】 函館市文化賞審議会は12日、2016年の市文化賞受賞者に函館啄木会代表理事の岡田弘子さんを選定したと発表した。明治を代表する歌人石川啄木(1886-1912)の貴重な資料の収集、保存…

秋田県鹿角と石川啄木をつなぐ縁 <10(おわり)>

啄木文学散歩・もくじ 10 鹿角市役所の啄木詩碑、交響詩『鹿角へ、わが故郷へ』作詞 石川啄木 グッと近寄って「石川啄木詩碑」(鹿角市役所) ◎現代文訳 鹿角の国を懐ふ歌 石川啄木 青い山々に囲まれている 遙か鹿角の国を回想していると 感動の涙が流れてき…

「函館ぶら探訪」啄木夫人・節子宅跡など 11/6

函館ぶら探訪 第8回 大森町・松風町一帯巡り 市民が何気なく住んでいる町にも、また見慣れた街角にも、数々の歴史・文化が存在します。その足跡をじっくり訪ねる「函館ぶら探訪」。どなたでも気軽にご参加出来ます。 日時:平成28年11月6日(日)10:00〜12…

自分を見つめ直すきっかけに「啄木と北海道」企画展

[ホトトギス] ◎岩手県のニュース NHK盛岡放送局 「啄木と北海道」企画展 歌人・石川啄木の北海道時代の様子を知ることができる資料を集めた企画展が盛岡市で開かれています。 この企画展は啄木の生誕130年を記念して盛岡市渋民の「石川啄木記念館」で開かれ…

秋田県鹿角と石川啄木をつなぐ縁 <9>

啄木文学散歩・もくじ 9 鹿角市役所前庭にある「石川啄木詩碑」 鹿角市役所前矢印の下、緑の中に長方形の啄木詩碑がある。 啄木詩碑よく手入れされた庭園。大きな鯉の泳ぐ池の畔にある 堂々たる風格縦0.9m、横2.2m、奥行0.3m。 発表◎「明星」 1906(明治39)…

啄木が短歌を選択し 民衆の「生きられた現実」を捉え直そうと…

◎本よみうり堂 書評<読売新聞 『初期社会主義の地形学(トポグラフィー) 大杉栄とその時代』梅森直之著 有志舎 5400円変革促す「文の力」 評・安藤宏(国文学者・東京大教授) 大杉栄、幸徳秋水など、このところ明治大正期の社会主義を再評価する気運が高…

石川啄木・テレビに登場 10/8、10/21、10/29、10/18

IBC岩手放送テレビ◯「じゃじゃじゃTV」内「岩手ご当地キャラ図鑑 第6回たま姫ちゃん」 10月8日(土)9:25〜11:30(この中 10:00ごろの予定) 旧渋民尋常高等小学校内で、たま姫ちゃんとレポーターとのお話しとクイズ。記事 ◯「ぶっくまーく岩手」 <岩手…

啄木「体は北海道、目線は常に東京に」

[ニワウルシ] 目線は常に東京へ 「啄木の北海道時代」櫻井健治さん講演 石川啄木記念館(森義真館長)主催の講演会は2日、盛岡市渋民の渋民公民館で開かれ、函館市在住の石川啄木研究家、櫻井健治さんが「啄木の北海道時代」と題して講演した。 21歳の啄木は…

秋田県鹿角と石川啄木をつなぐ縁 <8>

啄木文学散歩・もくじ 8 錦木塚展示室の石川啄木 秋田県鹿角市錦木地域活動センター(錦木塚歴史公園内) 展示室は鍵の閉まった部屋になっているので、係の人に解錠していただき見学する。 無料。 プロローグ ここ錦木の里は、古くからみちのくの歌枕として…