〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2018-01-01から1年間の記事一覧

啄木がお金を
返済できない言いわけ NHKラジオ

[灯り] 「読むらじる。」 石川啄木の言いわけは、手紙1.3メートル分! DJ日本史「偉人たちの“苦しい言いわけ”」② 【出演者】 松村邦洋さん 堀口茉純さん 川久保秀一さん 歴史好きが歴史を熱く語る番組“DJ日本史”では、『偉人たちの“苦しい言いわけ”』をテー…

停車場の 人ごみの中に そを聴きに行く… 石川啄木

[イチョウ] 東北の高速バス事情 列車からバスへ継承された「夜行文化」 新幹線延伸でどう変わった 東北では、往年の夜行列車から「夜行文化」を引き継ぎ、首都圏へと毎日走る夜行高速バスがいまも堅調。都市間を結ぶ昼行路線も地域の足を担っているほか、新…

〈こころよき疲れなるかな 息もつかず 仕事をしたる後のこの疲れ〉石川啄木

[クロガネモチ] 正平調 神戸新聞 〈気の変(かわ)る人に仕へて/つくづくと/わが世がいやになりにけるかな〉と石川啄木は詠んだ。みなさんの職場はいかがであろうか。そんな人ばかりだ、 と心の声が聞こえてきそうである。 啄木の別の歌。〈誰が見てもとり…

特別講座「石川啄木と小野清一郎」盛岡市 2/2

[ヒイラギナンテン] 盛岡市先人記念館 特別講座「石川啄木と小野清一郎」 ・開催日 平成31年2月2日(土)午後1時30分〜午後3時 ・開催場所 盛岡市先人記念館 ・内容 石川啄木記念館の森義真館長を講師にお迎えし,講演会を開催いたします。 ・申し込み 平成3…

啄木の同窓生の手紙などで 青春時代を紹介 1/11~4/24

[トサミズキ] 特別展「啄木をめぐる人々~盛岡中学時代~」 開催期間 2019年1月11日(金)~4月24日(水) 場所 盛岡てがみ館 展示室 石川啄木は明治31年(1898)、岩手県盛岡尋常中学校(通称盛岡中学、現盛岡第一高等学校)に128名中10番という優秀な成績で入…

14歳の出会い 貧窮の中で生きた啄木と節子『わが夫 啄木』出版

[フユザクラ] 『わが夫(つま) 啄木』 鳥越碧 著 1,800円+税 発売 2018年12月14日 発行 文藝春秋企画出版部 石川啄木の死の1年後、同じ肺結核で死の床にある妻の節子の回想で始まる小説で、全編を節子の視点で描き、二人の錯綜した愛を掘り下げます。互い…

ふるさとの山に向ひて 言ふことなし… 啄木かるた大会 2/16

啄木生誕祭 第17回「啄木かるた」大会 郷土の歌人石川啄木の短歌を用いた「啄木かるた」を使ったかるた大会です。 皆さまどうぞ奮ってご参加ください。 開催日 平成31年2月16日(土)午前10時〜午後4時 開催場所 姫神ホール(盛岡市渋民字鶴塚55) 募集期間 …

研究に欠かせない!『続 石川啄木文献書誌集大成』

[『続 石川啄木文献書誌集大成』] 続 啄木文献集を刊行 佐藤さん(国際啄木学会理事)20年分収集 盛岡市出身の歌人・詩人石川啄木に関連する文献や新聞記事など20年分の目録をまとめた『続 石川啄木文献書誌集大成』(桜出版)が刊行された。研究者や愛好者…

「台湾文学の珠玉シリーズ」台日作家が語る客家文学/創作観

シンポジウム「台日作家が語る客家文学・台日作家が語る創作感」 ・2018年12月15日(土)、16日(日)(12:30開場、13:00開演 入場無料)・会場 台北駐日経済文化代表処台湾文化センター (東京メトロ虎ノ門駅より徒歩1分) 林 水福・台湾国際啄木学会会長…

作品募集「啄木コンクール」 〆切 1/31

[カエデ] 2019年度「啄木コンクール」作品募集! 新日本歌人協会 時代と暮らしを見据えた 意欲的で 清新な短歌を募集します 応募要項 • 作品 短歌1人1編、20首 • テーマ 主題、内容は自由 • 表現形式 定型、口語・自由律を問いません • 応募資格 どなたでも …

「啄木のうそなんて春風みたい」与謝野晶子

[オオバン] 大阪)「140歳」おめでとう 与謝野晶子の生誕祝う 「みだれ髪」「君死にたまふことなかれ」で知られる歌人、与謝野晶子(1878~1942)の生誕140年を迎えた7日、出身地の大阪府堺市で記念行事が開かれた。市は同日、晶子の六女が父母について語っ…

盛岡国際俳句大会2019 俳句も残した歌人石川啄木を紹介

[アオサギ] カモン俳句!公式サイト開設 盛岡で19年8月国際大会 盛岡市で来年8月に初開催する盛岡国際俳句大会の実行委員会(会長・谷藤裕明市長)は、大会公式ウェブサイトを開設した。大会の概要などを日本語のほか英語でも紹介。同サイトを通じて1月上旬…

「啄木と花」 札幌は しめやかなる恋の多くありさうなる都なり

[ポプラ] 真生(SHINSEI)2018年 no.308 「石川啄木と花」 近藤典彦 第十二回 アカシヤ アカシヤの街樾にポプラに 秋の風 吹くがかなしと日記に残れり (街樾=なみき 日記=にき) 作歌は1910年(明治43)10月。『一握の砂』(明治43年12月刊)所収。 第六回…

2018 岩手の学芸回顧 石川啄木関係

[紅葉] いわて2018 学芸回顧 新たな才能の誕生、意欲的な企画展など、今年も岩手の 文化活動は多彩に繰り広げられた。「文芸」「音楽」「美術」「文化財」「舞台・映画」の5分野で2018年を振り返る。 文芸 先人の顕彰活動も精力的に行われた。宮沢賢治の岩手…

啄木の隠された献辞の歌「一握の砂を示しし人」

[紅葉] 「一握の砂を示しし人」とは誰か 国際啄木学会評議員(盛岡支部) 山田武秋 頬につたふ/なみだのごはず/一握の砂を示しし人を忘れず 啄木の歌集『一握の砂』の東海歌に続く歌。歌集題名の「一握の砂」が詠み込まれた唯一の歌で、非常に重要な歌です…

「一握の砂」は啄木の叫びや希望、主張などの総称

「一握の砂」の背景 市民講座 講師 山本玲子さん 大船渡市の市民講座は27日、カメリアホールで行われた。元石川啄木記念館学芸員で「啄木ソムリエ」として活動する山本玲子さんが講演した。 一握の砂という言葉について山本さんは「啄木の叫びや希望、主張な…

人工知能(AI)は俳句を創れるが 理解するには……

[フウセントウワタ] 俳句の詩情や「カワイイ」 感性、表現でAIが人間を超える日 俳句の「味わい」や詩情、またファッションの世界などで使われる「カワイイ」や「ガーリー」といった表現や感覚。これら は主観的で、勝ち負けや優劣の判断とは異なる評価基準…

新刊『続 石川啄木文献書誌集大成』啄木研究に必須‼

『続 石川啄木文献書誌集大成』 著者 佐藤 勝 発行 桜出版 2018年12月1日 初版第1刷発行 <序文> 啄木文献学の醍醐味ここにあり 国際啄木学会元会長・天理大学名誉教授 太田 登 この度の『続 石川啄木文献書誌集大成』は、1901(明治34)年から1998(平成 10)…

啄木が愛した郷土 渋民に道の駅

[オキザリス] 新野球場整備に87億円…盛岡市 初の道の駅、計画案も 盛岡市に建設予定の新野球場と道の駅について、市は26日、基本計画案を市議会全員協議会で示した。盛岡南公園野球場(仮称)の整備費は約87億5000 万円で、市が6割、県が4割を負担する。道の…

「軽きに泣きて 三歩あゆまず」のあとに しみじみとした悲しみが…

[どんぐりころころ] 否定の表現が生み出す効果 否定の表現は冷たい拒絶を感じさせる時もあれば、感情をより豊かに表現することもあります。「塔」選者の栗木京子さんが、石川啄木の 一首を引いて解説します。 否定の表現というの は不思議です。「できない」…

「啄木・雪あかりの町・くしろ」アイスキャンドルの路を辿る 1/19

[紅葉] 「第16回啄木・雪あかりの町・くしろ」 歌人石川啄木が初めて釧路へ降り立った日を記念して開催されるイベントです。 港文館では釧路啄木会の講演会や、くしろ啄木一人百首歌留多会などを楽しめます。啄木の歩いた南大通りの雪道を照らし出すアイスキ…

啄木の『ローマ字日記』「妻を愛しているから読ませたくない」

[ハナミズキ] 本よみうり堂 空想書店 11月の店主は司修さんです 読まれるための日記 石川啄木の『ローマ字日記』は、赤裸々に語る。 妻・節子への思いは強く、「予は妻を愛している。愛しているからこそこの日記を読ませたくない。――しかしこれは嘘だ」と書…

賢治と啄木の経験にちなみ「盛岡の初恋」と名付けた “りんごジャム”

[ヒイラギ] 五輪の縁、りんごジャム誕生 盛岡産とカナダ原産使用 盛岡市の青山地区まちづくり協議会は地元の農家と連携し、新商品のりんごジャム「盛岡の初恋」を17日発売した。同市が2020年東京五輪でカナダのホストタウンを務めることから、原料には同市の…

13歳の啄木が 初恋に苦しんでいた頃を詠んだ歌

[マツカサ] みちのく随想 甘酸っぱいふるさとは今 心の支え、噛みしめる 山本玲子 東京の叔母からいつもの便りが届いた。リンゴの発送依頼と送り先の住所が書かれてあった。盛岡で生まれ育った叔母が東京へ嫁いで50余年。この時季に盛岡のリンゴを何箱も買い…

ももいろクローバーZ × 石川啄木 「労働讃歌」

[ウルシ] ももクロ×石川啄木 名曲のフェチなつながり『Fの遺伝子』 ももいろクローバーZ&ロバート・キャンベル まさか、ももクロの曲が石川啄木さんと繋がっているなんて 「労働讃歌」 作詞 大槻ケンヂ 働こう 働こう その人は輝くだろう 働こう 働こう 生…

啄木についてのやりとりの手紙など 盛岡てがみ館 〜2/18

[コムラサキ] 県ゆかりの芸術家・手紙展 あふれる想いひしひしと 盛岡 /岩手 岩手ゆかりの芸術家の手紙を展示する企画展「芸術家のてがみ~あふれる想(おも)いをてがみに込めて」が盛岡市中ノ橋通1の盛岡てがみ館で開かれている。来年2月18日まで。 花巻…

盛岡市渋民 啄木をイメージした道の駅

[ウルシ] 道の駅、啄木をイメージ 盛岡市が整備基本計画案 盛岡市は13日、同市渋民に整備する道の駅の整備基本計画案を示した。同市で初となる道の駅は、郷土の先人である歌人石川啄木をイメージの柱とし、産直に加えて防災や住民交流、若者の起業チャレンジ…

石川啄木を感じられる 新たな「道の駅」渋民に

[カラスウリ] 渋民地区の道の駅 啄木が愛した盛岡・玉山感じられる 基本計画案まとまる 盛岡市が渋民地区に整備する道の駅の基本計画案がまとまった。「道の駅は、私たちの未来を創る希望のステージ~石川啄木が愛した盛岡・玉山を感じられる道の駅」をコン…

「一握の砂を示しし人」の「人」は、男か女か、恋人か親か友人か? 8月のインドで

[パンパースグラス] エッセイ 八月のインド・啄木短歌の翻訳をめぐって 池田 功 インド・デリーでの生活 日本の大学の休みを利用して8月の1カ月間インドのデリー大学院生に日本文学や文化を教えることになった。 デリーには4000人以上の日本人が住んでいると…

啄木にとって釧路時代はオアシスだったが… 公開対談

[港文館と石川啄木像] 2018年 公開対談「啄木の76日間」 北畠立朴 × 小田島本有 石川啄木来釧110周年を記念した公開対談が釧路図書館で開催された。 北畠立朴氏 釧路啄木会会長 小田島本有氏 文学研究者・釧路高専副校長 小田島 北畠さんは「自分は啄木は好…