〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

愛のオペラ「石川啄木と妻・節子」5/14

◎ 石川啄木生誕 130年記念 愛のオペラ 石川啄木と妻・節子 (初演)小天地(全3幕) 2016年5月14日(土)(開場 5時) 開演 5時30分 (終演予定 8時) 君を我はみそら照る日を向日葵(ひぐるま)は 終日(ひねもす)恋ひぬ夏のいのちに 啄木 君をえては缺(…

啄木の時代、日本では何台の自動車が走っていただろう…

風土計 岩手日報 今年はガソリン自動車誕生から130年になる。1886年1月29日。この日、ドイツの技術者カール・ベンツが世界で初めて特許を取得した。いわば自動車の誕生日だ。 それから130年、世界中で11億台以上が走っているという。これほど普及した乗り物…

「啄木 賢治の肖像」岩手日報 (④ 識者に聞く)

[ヒサカキ] 「啄木 賢治の肖像」 ④ 識者に聞く 石川啄木記念館長・森 義真 さん 三つの時期 古里意識◎啄木はどのような子どもだったか。 父37歳、母40歳で生まれた初めての男の子。とてもかわいがられ、わがままし放題だった。頭がよくて村では『神童』と呼…

「啄木 賢治の肖像」岩手日報 (③ 少年・青春時代(下))

[ハマゴウプルプレア] 「啄木 賢治の肖像」 ③ 少年・青春時代(下) 東京生活 大きな挫折 ローマ字日記」を書いたり、評論や書簡に英単語を多用した啄木は盛岡中学校時代、自主的に会を組織し、英語を勉強していた。グループの名前は「ユニオン会」。毎週土…

啄木の足跡照らす雪あかり 釧路

[ロサルビギノサ] 明かりで啄木の時代に思い 明治の歌人、石川啄木が、一時期を過ごした釧路市で、啄木が生きた時代に思いをはせようと、町並みをキャンドルで照らすイベントが、23日、開かれた。 今年は生誕130年。かつて、啄木が「さいはての駅に下り立ち…

啄木の魅力 掘り起こし

「ゴールのない啄木研究」 石川啄木記念館 森 義真 館長 啄木短歌は古さを感じさせず、まだまだ新しい。「はたらけどはたらけど猶わが生活(くらし) 楽にならざりぢつと手をみる」は現代のワーキングプアの問題。啄木は自分の気持ちを表現しながら現代の生…

「ふるさとの山に向ひて…」盛岡ブランドフォーラム 2/14

盛岡ブランドフォーラム2016の開催について盛岡市は、暮らしの中から生まれた価値や魅力を市内外に発信しています。その取組の一環として、毎年盛岡ブランドフォーラムを開催しており、今年度は「短歌」をテーマに開催します。 日時 2016年2月14日(日) 13…

啄木をもっと知ろう! 映画上映会 -盛岡

◎映画上映会 姫神ホール開館20周年記念 『若き日の啄木 “雲は天才である”』 2016年2月11日(木・祝)10:30〜 (開場10:00〜) 会場 姫神ホール(岩手県盛岡市玉山区渋民鶴塚55 Tel 019-683-3526) 入場無料 全席自由(先着 600名) 主催 渋民地区自治会連…

ブログ感覚の手紙 『啄木の手紙を読む』新刊

『啄木の手紙を読む』 池田 功 著 新日本出版社2016年2月に生誕130年を迎える石川啄木。その手紙は100年以上前に書かれたものでも、ブログ感覚で今の読者に訴えてくるものがある。 そこには恋愛感情、借金の依頼、病苦などが率直に記され、しかも社会主義へ…

<YouTube> 啄木・雪あかりの町

啄木しのび 紙のランタン作り 釧路 これまではアイスキャンドルを並べていたが、今年は紙袋のランタンにした。氷に比べ作り置きができ、細かいデザインも楽しめる。 市民が作った800個のランタンは1月23日のイベントで飾られる。 YouTube ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─第1…

21世紀の啄木たち -ウーマンエキサイト

[アシビ] ◎ウーマンエキサイト 31音にこめられた言葉の結晶 現代を生きる歌人たちがつむぎだす短歌 以前、「職業・女優」というキャッチコピーがありました。確か、確定申告のポスターだったと思います。女優は舞台や映画に出演し、お芝居をすることで生活を…

石川啄木も登場 映画「華の乱」吉永小百合… 1/27

BS 日テレ 映画「華の乱」 2016年1月27日(水) 19時00分〜20時57分 BS 日テレ 愛に芸術に社会運動に、みなそれぞれに命を燃やした大正の華々しき男と女。与謝野晶子を中心に“大正の情熱ロマンびと"を豪華キャストで描く文芸超大作。 原作 永畑道子 脚本・監…

必見!金子鴎亭の書 - 啄木短歌の世界 1/23〜4/17

[ルリヒナギク] ◎石川啄木記念館 収蔵資料展「金子鴎亭による啄木短歌」 開催期間 2016年1月23日(土)〜4月17日(日) 場所 石川啄木記念館 展示室 金子鴎亭(かねこおうてい)は日展参事、日本最大の書道団体である創玄書道会の会長を務めた書の大家で、「詩文書…

賢治と啄木「二人の愛した岩手山」2/2〜3/31

[ローズマリー] ◎岩手県八幡平市博物館 冬季トピック展 『二人の愛した岩手山』 岩手の文人といえば、賢治と啄木。 宮沢賢治と石川啄木は、それぞれ違った形で八幡平市と関わりをもち、その経験を作品に表しています。 トピック展では、賢治・啄木と八幡平市…

啄木ゆかりの「『渋民』の名を残していれば、もっと…」

[ボーイング737機内 照明] 《作品に登場する啄木》 『全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路』 松本修 新潮文庫 平成20年 素晴らしき方言 次の日、日沢君のご両親に車で盛岡まで送ってもらった。岩手県は四国全体の八割にも達する広さで、しかも山あい…

滑らないお守り 石川啄木「さらさらと握れば…」

[レモンマリーゴールド] 〇中日新聞(夕刊コラム) 夕歩道 石川啄木が詠んだ砂は「さらさらと握れば指のあひだより落つ」とはかなげだったが、所変われば品変わる。鉄路にまけば、上り坂に挑む機関車の車輪が空転するのを防ぐ心強い助っ人となった。 さらに…

<ゆゑもなく海が見たくて海に来ぬ…>石川啄木

[ナンテン] 〇卓上四季 北海道新聞 津波の日 石川啄木が、歌稿ノートに書き留めた歌がある。<今日は汝(なんじ)が生まれし日ぞとわが膳の上に載せたる一合の酒>。さて、「今日」とはいつでしょう。なぞなぞをしているわけではないが、かつて啄木の誕生日…

「啄木 賢治の肖像」岩手日報 (② 少年・青春時代(上))

[ヒメシャラ] 「啄木 賢治の肖像」 ② 少年・青春時代(上) 級友と共に文学志す 石川啄木は1895(明治28)年、盛岡高等小学校(現・下橋中)に入学。校長は生涯の師となる新渡戸仙岳。生涯の親友となる金田一京助(2学年上)は「見たところでは、六つ七つの…

「こみ合へる電車の隅にちぢこまるゆふべゆふべの我のいとしさ」-石川啄木-

[キンカン] 筆洗 <東京新聞> <こみ合へる電車の隅にちぢこまるゆふべゆふべの我のいとしさ>。石川啄木がこれを詠んだのは二十代半ばか。創作の一方で新聞社で校正係として勤務していた。暮らしのためには働かねばならない。通勤電車の中で「ちぢこまる」…

読み出したら止まらない 愛のシンフォニー『オリーブの樹』

[『オリーブの樹』] 廃れゆく塩田と女性の悲哀、重ねて 台湾のベストセラー小説『明月(クリスタルムーン)』(桜出版)の著者、蔡素芬(ツァイスーフェン)が来日した。『明月』は、激動する戦後の台湾社会を生き抜く男女の愛情や家族の絆を骨太に描いた。 …

「啄木 賢治の肖像」岩手日報 (① 誕生〜幼少期)

[アラカシ] 「啄木 賢治の肖像」 ① 誕生〜幼少期 親の愛情、期待一身に 石川啄木は1886(明治19)年2月20日、南岩手郡日戸村の曹洞宗常光寺で父石川一禎、母工藤カツの長男として生まれたとされる(前年の説もある)。 長女サタ、次女トラに続く待望の男児は…

"ふるさとの歌ありがたき" 生誕特集・啄木と賢治

望む故郷に使命感 玉山区出身の工藤玲音さん(宮城大3年) 「故郷を離れて、より人間としての啄木を意識するようになった。啄木と同じ故郷を持っていることに、何か使命感のようなものすら感じる」。盛岡市玉山区渋民出身で、東北大学短歌会同人・俳句結社「…

「啄木かるた大会」の事前講座

[クロガネモチ] 「啄木かるた大会」に向け事前講座開催 渋民公民館(盛岡市渋民)で1月6日、啄木かるた講座が開かれた。 啄木かるたは、啄木の代表作「一握の砂」「悲しき玩具」に収録されている短歌を用いたかるたで、読み札に上の句が書かれ、下の句が書か…

「啄木 賢治の肖像」岩手日報 ①誕生〜幼少期

今年が生誕130年に当たる石川啄木(1886〜1912年)、生誕120年の宮沢賢治(1896〜1933年)。岩手が生んだ日本を代表する文学者の2人は、理想と現実の狭間でもがき苦しみながら、数々の作品を生み出した。 豊かな文学世界は、時代を超えて共感を呼び、今なお…

「啄木・賢治」のサルをモチーフにした作品と好きな飲み物

[フヨウ] ◎「啄木と賢治」 人間の在り方問い掛け今年は石川啄木生誕130年、宮沢賢治生誕120年の節目。2人はそれぞれ、今年のえとであるサルをモチーフにした作品を残している。 石川啄木 自然に背く姿へ警鐘 啄木が1907(明治40)年、母校である盛岡中学校の…

北海道新幹線 盛岡駅から海越え 3月26日開業 新函館北斗に1時間50分

北海道新幹線が2016年3月26日、新青森―新函館北斗間に開業する。青函トンネルを挟んで149キロを1時間1分で結ぶ。盛岡―新函館北斗間は直通1往復運行し、最速1時間50分。これまで約2時間半かかっていた同区間が約40分短縮する。 盛岡駅から直通で海を越え、道…

新盛岡市 玉山合併10年 一体感高め市勢発展へ

2006年1月10日に盛岡市と玉山村が合併し、新市が誕生してから今年で10周年を迎えた。今後の課題もあるが、両市村はこの10年間、消防団など各種団体の統合や行事による住民の一体感の醸成などが一定程度図られてきた。 設置期限により地域自治区「玉山区」の…

新連載「啄木 賢治の肖像」岩手日報社 社告

[ミツマタ] 「啄木 賢治の肖像」1月6日スタート 岩手が生んだ文学者2人の魅力を探る「啄木 賢治の肖像」を毎週1回掲載。1月6日スタート、水曜日付、特集面。 今年は石川啄木生誕130年、宮沢賢治生誕120年。岩手が生んだ文学者2人の足跡を共通のテーマに沿…

<答え> 基礎学力検査 国語

◎年の瀬に頭の体操 イチ ニ サンッ!(「啄木の息」2015-12-30) 答え(1)困窮、評価、居候、同郷、先輩、連載、3巻、象形、冒頭、異なる(2)イ(3)(C)オ (D)キ (E)ウ (G)カ(4)(F)イ (H)カ(5)(A)友 (I)朋 (J)友 ────────────…

石川啄木が明治44年の元日に詠む

天鐘 -デーリー東北- 〈何となく 今年はよい事あるごとし 元日の朝 晴れて風無し〉。石川啄木が明治44年の元日に詠んだ句である。今年の元旦も晴れて寒くなく、風のない過ごしいい元朝だった。何となくよい事がありそうな―。 大晦日(おおみそか)の翌朝だけ…