〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

最も詳しい啄木目録「湘南啄木文庫収集目録」発行

「収集目録 第21号の表紙」(写真はA4の上部半分) 「湘南啄木文庫収集目録」第21号 湘南啄木文庫が収集した文献の詳細な目録が2009年1月1日付けで発行される。 2007年12月から2008年11月までに発行された石川啄木文献(単行本、文庫本、特集号雑誌など)計500…

文学の夕べ「鴎外と啄木」 函館 1/20

【ハボタン】 第6回文学の夕べ「鴎外と啄木」 2009年1月20日(火) 講師 安東 璋二氏 主催・会場 函館市文学館 電話 0138-22-9014

『鉱物アソビ』鉱物(いし)好き人間!

【鉱物】『鉱物アソビ』 ー暮らしのなかで愛でる鉱物の愉しみ方ー フジイキョウコ 編・著 P-Vine Books 2008年 1,890 円(税込) トーンをおさえ気味にしたたくさんの写真がきれい。 「日本文学の鉱石(イシ)世界」のページでは、宮沢賢治「この地図はどこ…

「啄木かるた大会」「俳句・短歌大会」2/14

【サンタはどこに?】 「啄木かるた大会」 かるた好きで、村にかるた遊びを流行らせた啄木にちなみ、啄木の誕生日に近い日に、啄木かるた(啄木の歌集より選歌)を取り合う。 2009年2月14日(土) 会場 渋民文化会館(姫神ホール)(岩手県盛岡市玉山区) 申…

「啄木の短歌、賢治の短歌 第102回」

【ハナユズ】 「啄木の短歌、賢治の短歌」盛岡タイムス連載中 盛岡大学長 望月善次 第102回 視覚と聴覚 啄木の短歌 不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心 賢治の短歌 城址の あれ草に臥てこゝろむなし のこぎりの音風にまじり来。 『一握の砂…

特集ワイド「この国はどこへ行こうとしているのか」毎日新聞

【器】 「この国はどこへ行こうとしているのか」作家・森本哲郎さん 森本哲郎さんは1925年(大正14)生まれ。 「ものがあふれている」。「今ほど便利な時代はない」。「今ほど閉塞感に満ちた時代はない…」。「日本は伝統を切り捨てる天才…」。 僕の好きな啄…

『航海者』ウィリアム・アダムス=三浦按針の生涯

【夕空】 『航海者』(上・下) 白石一郎 著 文春文庫 2005年 各581円+税 500人を超える船乗りを乗せた5隻の船団がオランダから出発した。足かけ3年後、マゼラン海峡を抜け異国ジャポンの豊後臼杵にたどりついたボロ船に乗っていたのは、わずか20数人だった…

『WALL・E/ウォーリー』700年間一人ぼっち

【クラッスラ】 『WALL・E / ウォーリー』 監督 アンドリュー・スタントン 2008年 アメリカ 29世紀の地球、700年間一人ぼっちでゴミ処理をするロボットの男の子・ウォーリー。ウォーリーは一日の仕事を終えて自分の家に帰り、ひとりでベッドをゆらゆらさせて…

『一握の砂』‘見開き4首’に啄木の狙い

【『一握の砂』表紙】「石川啄木歌集『一握の砂』の初版本再現」 朝日新聞 「見開き4首。この体裁にこそ啄木のもくろみがある」と脚注と解説を手がけた啄木研究者の近藤典彦さんは話している。 東海の小島の磯の白砂に/われ泣きぬれて/蟹とたはむる に始…

「啄木の姿浮き上がる」朝日文庫版『一握の砂』

【『一握の砂』表紙】 『一握の砂』 石川啄木 著 近藤典彦 編 朝日新聞出版(文庫) 2008年11月発行 520円+税 「よみがえる『一握の砂』」新潟日報 人はなぜ『一握の砂』を読むのか。 彼の歌には<自分>がいる。淋しいとき苦しいとき切ないとき……どんなときの…

「野口雨情と石川啄木」野口雨情記念館と生家を訪ねて

【「花嫁衣装と道具」雨情生家の展示】 「茨城県:北茨城市 野口雨情記念館と生家」啄木文学散歩 ・日に何度も行き来し、「共に豚汁を啜」り、「同じ床の中に雑魚寝」をし、互いの「身の上話」を通して親密の度を増した雨情と啄木。1 野口雨情記念館 = 北茨…

「そのかみの学校一のなまけ者」石川啄木

【燃え上がる】 「産経ニュース【次代への名言】」 そのかみの学校一のなまけ者 今は真面目に はたらきて居り(石川啄木『一握の砂』)・人をくったようでいて、どこかおかしみのある冒頭のような歌も。 ・石川啄木の『一握の砂』は、1910年(明治43)のきょ…