〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

大会等中止のお知らせ 啄木祭実行委員会

オキザリス ~啄木祭実行委員会からのお知らせです。~ 大会等中止のお知らせ ◎ 5月2日(日)第37回啄木祭短歌大会〈啄木祭短歌大会事務局〉 ◎ 5月9日(日)第63回啄木祭全国俳句大会〈啄木祭全国俳句大会事務局〉 ◎ 「2021啄木祭」開催中止のお知らせ 6…

ZARD30周年 坂井泉水さんの歌詞に焦点をあてて 5/15〜7/11

ホトケノザ ことばらんど開館15周年 ZARD30周年に合わせ記念展 坂井泉水の詞をひもとく 町田市民文学館ことばらんど(原町田)は、15周年を記念し、第1弾イベントとして市にゆかりのあるZARD・坂井泉水(いずみ)さんの歌詞に焦点をあてた展覧会「心に響…

-啄木ゆかりの地めぐり-「文学講座」 6/16

アカバナユウゲショウ 2021.6.16開講 「文学講座」参加者募集のお知らせ 文学講座の3年目。今年度は「啄木ゆかりの地めぐり」とし、啄木新婚の家、記念館、歌碑などバスで尋ねます。2回シリーズで、初回は現地研修に出かけます。 ご参加お待ちしています。 …

「紅苜蓿  <11>(おわり)」-啄木の歌に登場する花や木についての資料-

紅苜蓿 <11> -啄木の歌に登場する花や木についての資料- [函館歌壇]文学仲間との交流 ❓啄木クイズ 〈 〉 内から答えを一つ選んでください。 明治39年に函館で誕生した文学結社である苜蓿社の雑誌の名は①〈白苜蓿・青苜蓿・紅苜蓿〉である。啄木は苜蓿社…

「紅苜蓿  <10>」-啄木の歌に登場する花や木についての資料-

紅苜蓿 <10> -啄木の歌に登場する花や木についての資料- 啄木から函館に行きたいという話があったとき、苜蓿社の面々は「鶏舎に孔雀が舞い込むようなものだ」と言い合って、心から歓迎した。 啄木の処女詩集『あこがれ』は、東京市長・尾崎行雄に献じられ…

「紅苜蓿  <9>」-啄木の歌に登場する花や木についての資料-

紅苜蓿 <9> -啄木の歌に登場する花や木についての資料- 苜蓿社(ぼくしゅくしゃ) 1906年(明39)10月頃に函館で誕生した文学結社。雑誌『紅苜蓿(べにまごやし)』(第一冊~第七冊)を1907年1月より発刊。第八刷は編集済みであったが、同年8月に起こっ…

「紅苜蓿  <8>」-啄木の歌に登場する花や木についての資料-

紅苜蓿 <8> -啄木の歌に登場する花や木についての資料- 恋人の来るのでも待つ様に待って居た啄木を青柳町の苜蓿社に迎えたのは五月五日(明治40年)であった。丸刈の頭、端麗な細面、少しおでこの額の下にははしこそうな眼が閃いて居た。不揃えな歯並と八…

「事ありげな春の夕暮」啄木 …重く淀んだ空気の不安

カナメモチ 八面観 彼の地の出来事に思いを寄せ、やがて足元の不安へと引き戻される。歌人石川啄木の詩作「心の姿の研究」の一編「事ありげな春の夕暮」の一節を引く。〈遠い国には戦(いくさ)があり…海には難破船の上の酒宴(さかもり)…〉。 遠い国で起き…

「啄木・賢治もりおか散歩」約1時間で巡る 盛岡駅周辺ガイド 

チリメンナガボソウ 盛岡ふるさとガイドが無料の盛岡駅周辺ガイド実施 啄木・賢治ゆかりの地巡る 盛岡観光コンベンション協会が運営する市民観光ボランティア事業「盛岡ふるさとガイド」が現在、盛岡駅周辺の無料ガイドツアー「啄木・賢治もりおか散歩」を実…

「啄木短歌とZARD/坂井泉水のことば」 5/15 ◇「坂井泉水 心に響くことば」展 5/15~7/11

ハボタン 池田功講演会「啄木短歌と坂井泉水のことば」 講師:池田功(明治大学教授・国際啄木学会会長) 日時:5月15日(土曜日)午後2時から4時 会場:町田市民文学館ことばらんど2階大会議室 参加費:無料 定員:50人(申込順) 申込み【1次受付】4月15日…

働ければ 働くほどにうれしくて… 工藤玲音さん初歌集出版

ショウジョウバカマ ”啄木命日前に” 工藤玲音さんが初歌集 渋民出身の歌人<岩手・盛岡市> 4月13日は石川啄木の命日。 その啄木と同じ岩手県盛岡市渋民出身で、会社員として働きながら文芸活動を続けている歌人の工藤玲音さん。啄木の命日を前に12日、…

「いのちなき砂のかなしさよ…」 誰もがこぼれ落ちることのない社会へ

ムラサキダイコン よみうり寸評 最初の出版社に持ち込まれた歌集は随分違う姿だったらしい。石川啄木の『一握の砂』の話である。原稿料の折り合いがついた別の業者から世に出たとき、短歌は三行書きという新様式で表記され、題名も改められていた。『仕事の…

啄木は単なる近現代の歌人ではない

ヒサカキ 上昇気流 日本人の原体験を詠む石川啄木の和歌 東日本大震災から10年の節目の今年は、各種の関連行事が行われた。震災の記憶を風化させないで、防災・減災に生かしたい。岩手県陸前高田市の高田松原跡地に防腐処理して保存される「奇跡の一本松」も…

泉下の啄木もワクチンに注目しているだろう

ユキヤナギ 【越山若水】 石川啄木は教科書にも掲載された明治時代の歌人。歌集「一握の砂」「悲しき玩具」が代表作で、貧困と病気に苦しむ不遇の境涯で詠んだ短歌の数々は、今も多くの人に支持される。 「呼吸(いき)すれば、胸の中(うち)にて鳴る音あり…

啄木は何の花を買ったのでしょう

ホトケノザ 友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひきて妻としたしむ 今日は啄木忌なのでこの歌を。 叙情的な作風で知られる石川啄木、同郷の歌人なのでなんとなく贔屓目で見てしまうが、プライベートは結構アレなんだよなぁ…破天荒と云うか何と云うか… …

「石川啄木のふるさと」の道の駅 令和5年度に開業

オガタマノキ 広報もりおか(岩手県盛岡市) 【啄木のふるさと玉山に】盛岡の魅力あふれる道の駅 盛岡市初となる道の駅を、「石川啄木のふるさと」で知られる渋民地区に令和5年度に開業するため、プロジェクトが進行中です。プロジェクトの進行状況について…

4月13日は「啄木忌」

キュウリグサ 「啄木鳥」ってどんな鳥?【今日は何の日】 ¶4月13日啄木忌(石川啄木:1886-1912) 木を啄む(ついばむ)鳥、キツツキだよ! 岩手の歌人、石川啄木(本名:石川一/いしかわはじめ)は、故郷でキツツキの音に慣れ親しんでいたんだね。肺結核の…

啄木が「いのちの一秒」を愛惜した気持ちを重ねる

アキグミ 函館渡辺病院の水関医師、写真エッセー集「運と縁」出版 函館渡辺病院の循環器内科医師、水関清さんがこのほど、写真集「運と縁」を出版した。写真とエッセーからなり、函館市医師会の会報に毎月掲載している作品に書き下ろしを加えた210編超を…

「紅苜蓿  <7>」-啄木の歌に登場する花や木についての資料-

紅苜蓿 <7> -啄木の歌に登場する花や木についての資料- 啄木は創刊号の発行に際し、蕗堂に請われるまま、長詩「公孫樹」と「かりがね」「雪の夜」の三篇の作品を書き送り、雑誌を飾った。これは、蕗堂が『明星』に投稿していた関係で啄木に依頼したもので…

朗読会『愛の永遠を信じたく候 啄木の妻節子』 釧路文学館 5/16

アオキ 釧路文学館だより 4月号 Monthly朗読会 5月16日(日)13:00~13:30 会場:7階多目的ホール 朗読:ジスイズ朗読会 石原達也 作品:澤地久枝『愛の永遠を信じたく候 啄木の妻節子』 【同日開催】 釧路高専公開講座「啄木と節子」(講師:小田島本有) …

石川啄木の歌碑 拓本一発勝負

函館 和紙を貼った直後の写真と啄木座像。 和紙の乾くのを待っている状態。 その後墨でたたく。 三里史談会「大平山(おおひらやま)」第47号 拓本一発勝負の旅 ー石川啄木の歌碑を追って(その一)ー 岡林一彦 歌碑への拓本挑戦 それぞれの碑の表情を確かめる…

文芸誌『視線』(その2)「生活」の発見者・啄木

文芸誌『視線』第11号 表紙 ◎文芸誌 『視線』第11号 2021.03. (その2) 「生活」の発見者・啄木 〜「我を愛する歌」の中で見つめようとしたもの〜 水関 清 第一章 はじめに〜啄木短歌の特質〜 明治期に起こった一連の短歌革新運動における貴重な達成として…

文芸誌『視線』(その1) 啄木「時代閉塞の現状」を読む

文芸誌『視線』第11号 評論「時代閉塞の現状 」を読む ◎文芸誌 『視線』第11号 2021.03. 特別寄稿 評論「時代閉塞の現状(強権、純粋自然主義の最後及び明日の考察)」を読む 近藤典彦 時代閉塞の日本・「悉く暗黒」の日本の中をどれだけ観察しようとしても…

一日の中で楽しい時間を三つ あげるとしたら 啄木は…

ボケ 風土計 石川啄木には、一日の中で楽しい時間が三つあった。一つは雪隠(トイレ)の中にいるとき。もう一つは、電車に乗って人々の顔を眺めている時。あと一つは「毎日東京、地方を合せて五種の新聞を読む時間に候」。すなわち、新聞をじっくり読む時だ…

啄木石碑 鍬ケ崎の七滝公園に移る

トサミズキ 宮古寄港の石碑、啄木ゆかりの地に移設 漁協敷地から七滝公園に /岩手 歌人の石川啄木(1886~1912年)が文学の夢を絶ちきれず北海道・釧路から上京の途中、1908年4月6日に海路で宮古市鍬ケ崎に立ち寄っていたことを伝える石碑が…

「2021啄木祭」ゲストは声優・浅沼晋太郎さん 6/5

花筏に遊ぶ 「2021啄木祭」開催へ 浅沼晋太郎さんゲストに、全国から反響大きく 盛岡市渋民文化会館「姫神ホール」(盛岡市渋民)で6月5日、「2021啄木祭」が開催される。「啄木祭」は年に1度、盛岡出身の歌人・石川啄木をしのぶとともに親しみを持ってもら…

啄木研究家・吉田孤羊のコレクションを集めた展示会 〜5/24

サクラ 岩手県盛岡市 「啄木ゆかりの地」展 歌人、石川啄木の研究家として第一人者と呼ばれた吉田孤羊(こよう)のコレクションを集めた展示会が岩手県盛岡市で開かれている。1902年、盛岡に生まれた吉田孤羊は、啄木に魅せられ、70年余りの生涯を研究…

啄木の人生と 歌にとって故郷とは何か 講座 5/8

カエデ 石川啄木の望郷歌をめぐって 講座名 石川啄木の望郷歌をめぐって 内容 故郷を詩や短歌にうたい、私たちに多くの感動を与えた石川啄木の人生と、歌にとって故郷とは何かを考えます。 日程 2021年5月8日(土)13時30分~15時 講師 日本近代文学会/国際…

一生涯 啄木がうそつきで女性にだらしなかったわけではない -啄木記念館館長講座

ユキヤナギ 啄木のラストレター 森記念館長が講演 啄木記念館館長講座が2月20日、盛岡市の渋民公民館で開かれた。森義真館長が「啄木のラストレター」と題して講演。啄木の妹の光子への手紙が記念館で公開中にちなみ、往信の中から、歌人の素顔に迫った。 啄…