『知識ゼロからの短歌入門』
「ゼロからの」という言葉に惹かれた。
「はじめに」で、監修の佐佐木幸綱さんが、
好きな短歌、ぴったりくる短歌を見つける・それを覚える・なぜぴったりか考える
と、易しく入門できるようなお誘いをしてくれる。
「短歌こぼれ話」の項では、「新聞歌壇の石川啄木」を紹介。篠弘氏の『近代短歌史』には、「これほど現実生活に対応できた選歌欄は(略)啄木以前にはなかった」と、啄木の目の高さを評価している。
「生活・家族」の項では、啄木の「はたらけど はたらけど……」の歌を紹介。
短歌の基本 → 短歌を作る → → → 投稿に応募してみよう、と順を追って短歌の世界へと誘う。
『知識ゼロからの短歌入門』
「心の花」編集部 (著, 編集), 佐佐木 幸綱 (監修)
出版社 幻冬舎
発売日 2020/8/5
定価 1300円+税