2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧
『悲しき玩具』一握の砂以後 (四十三年十一月末より) 石川啄木 著・近藤典彦 編 桜出版 2017年11月25日発行 編者・近藤典彦氏「解説 悲しき玩具」より 『悲しき玩具』は、勤め人の日常(たとえば出勤、サボり、夜勤=残業帰り等)の歌、また勤め人の家庭生…
[オニユズ] 〇書評 『歌集 夏の領域』 柔軟に向き合う詠 『歌集 夏の領域』佐藤モニカ著 本阿弥書店・2808円 第一歌集の巻頭歌はその人の特色を反映すると言われ啄木の『一握の砂』は「東海の小島の磯の白砂に/われ泣きぬれて/蟹とたはむる」だが、『夏の…
[アキノキリンソウ] 真生(SHINSEI)2017年 no.305 「石川啄木と花」 近藤典彦 第九回 黄なる草花(今も名知らず) 学校の図書庫(としょぐら)の裏の秋の草 黄なる花咲きし 今も名知らず 作歌は1910年(明治43)10月。『一握の砂』所収。 名歌秀歌ひしめく…
啄木の歌を「おんば訳」で 詩人の被災地支援から 東海(ひんがす)の小島(こずま)の磯(えそ)の砂(すか)っぱで おらァ 泣(な)ぎざぐって 蟹(がに)ど 戯(ざ)れっこしたぁ (東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる) 岩手の歌人石川…
[カキ] 文面に往時しのぶ 盛岡で年賀状の歴史展 石川啄木など 「年賀状の歴史」展が盛岡市の盛岡てがみ館で開かれている。大正デモクラシーの雰囲気を伝えるカラフルな年賀状、新年のあいさつが省かれた太平洋戦争中のはがきなど165点を展示した。2018年2月1…
[石川啄木顕彰室前の歌碑] 平成29年度第5回文の京ガイドツアー「小石川文学コース」観光ガイドとともに、小石川を舞台に活躍した石川啄木、夏目漱石、永井荷風、幸田露伴などの文人の足跡や文学の舞台を巡ってみませんか? 日時 平成29年12月9日(土)午前10時…
[カシ] 漱石の自筆はがき「日当たりのよい書斎を希望」 新発見の資料公開へ 夏目漱石がアンケートに答えた自筆はがきが見つかった。往復はがきで送られた雑誌「新潮」の「書斎に対する希望」アンケートに「日当(あた)り好(よ)い南向(むき)の書斎を希望…
石川啄木記念館ワークショップ「わたしのお正月!」 開催日 平成29年12月16日(土) ,12月17日(日) 時間 午前10時 から 正午 まで 場所 石川啄木記念館 内容 啄木のかわいい顔とお餅をモチーフに糸でつるすお正月飾りを作ります。作り方のコツを丁寧に教…
啄木劇第三弾 完結編の上演! 「方の会」第61回公演「はかなくも また、かなしくも」 場所:築地本願寺ブディストホール(東京都中央区3‐15‐1築地本願寺第一伝道会館2F) 交通アクセス:東京メトロ日比谷線「築地駅」下車1分。ほかに徒歩5分の「新富町駅…
石川啄木歌碑 岩手県の詩人石川啄木は、明治41年に再上京後、盛岡中学の先輩、金田一京助の援助を受けながら創作活動を行い、翌年には京橋区滝山町の朝日新聞社に入社しました。以後、26歳で死去するまでの約3年間、校正係の仕事に従事しながら、創作活動を…
[ケヤキ] 売り上げは右肩上がりなのに給料は据え置き…[大弦小弦] 「売り上げは右肩上がりなのに給料は据え置き。ボーナスなし。成果手当なし」「訪日外国人客の売り上げが全国 1、2 位なのに時給が本土より安い」。今年初めに本紙が実施したアンケートでは…
[ヒペリカム] 【日本ふるさと紀行13】渋民村(岩手県盛岡市) 〜歌人・石川啄木のふるさと 中尾隆之(旅行作家) 岩手山と北上川のある望郷の村 「ふるさとの山に向かひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」。駅前広場に歌碑が立つ盛岡は啄木が中…
『一握の砂』 石川啄木 著・近藤典彦 編 桜出版 2017年10月28日 発行 1000円+税 編者・近藤典彦氏「まえがき」より 『一握の砂』を読むのなら、ぜひ本書で読んでください。現在出版されているどの『一握の砂』よりも格段すぐれた版だからです。 『一握の砂』…
[アカバナダイモンジソウ] 「文豪たちと新潮社」展 11月26日17時 夏目漱石、太宰治、谷崎潤一郎、石川啄木、二葉亭四迷、島崎藤村……日本の名だたる文豪たちがしたためた原稿や手紙、絵葉書などが、このたび、新潮社の関係者宅から発見されました。 新しく発…
[ジュウガツザクラ] 石川啄木記念館 企画展 啄木と与謝野寛・晶子との関わり 歌人・石川啄木と与謝野晶子とその夫・寛との関わりを紹介する企画展が、盛岡市の石川啄木記念館で開かれている。この企画展は、石川啄木の文学の出発点として大きな影響を与えた…