〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

 132日間の函館生活と石川啄木一族の墓 <4>

啄木文学散歩・もくじ 4 函館市文学館 「函館市文学館 煉瓦及鉄筋コンクリ−ト造3階建て」 この建物は、大正10年(1921年)に第一銀行函館支店として建設されたもので煉瓦及鉄筋コンクリ−ト造3階建てです。 昭和39年(1964年)に同銀行が移転し、株式会社…

〈不来方のお城の草に寝ころびて〉不来方高校の球児たち 見事!

「編集手帳」[読売新聞] ずいぶん昔、青柳町という土地を知りたくて、そのためだけに津軽海峡を渡ったことがある。〈函館の青柳町こそかなしけれ/友の恋歌/矢ぐるまの花〉。石川啄木の歌に誘われて、である。 啄木歌集に地名の出てくる歌はそれほど多くな…

『土方歳三号』でも『石川啄木号』でも 函館から観光列車を走らせたら―

「道内鉄道、函館から先の列車カギ 作家西村京太郎さんに聞く」[北海道新聞]北海道新幹線が快走を続ける一方で、ローカル線の厳しい現状が明るみに出た北海道の鉄道のこの1年を、トラベルミステリーの第一人者はどう見たか―。「北海道新幹線殺人事件」(角川…

「啄木の愛したふるさと、その復興に願いをこめて」高校生の短歌

◎国語逍遥(83) 「震災詠 真価はむしろこれからだ 清湖口敏」[産経ニュース] 関東大震災のとき、もう二、三十分も遅れていたら自分も煙に巻かれていたという菊池寛は「生死の境に於(おい)ては、ただ寝食の外必要のものはない」「『パンのみに生くるものに…

「啄木の魅力」静岡啄木祭 5/27

新日本歌人協会 「2017年 静岡啄木祭」 日時 2017年5月27日(土)(13:00 開場) 13:30〜16:30 場所 静岡市 あざれあ(男女共同参画センター)(静岡県静岡市駿河区馬淵1-17-1) 講演 啄木の魅力(仮題) 講師 杜澤光一郎(歌人「コスモス」選者) 主催 …

濃密だった「啄木と平出修」啄木忌法要 4/13

「女性が語る啄木」啄木忌前夜祭 4/12

 132日間の函館生活と石川啄木一族の墓 <3>

啄木文学散歩・もくじ 3 啄木住居跡・函館の啄木年譜 「石川啄木居住地跡の説明板」 同人たちとの気の置けない交流は、これすべて青柳町でなされたのである。現在の函館公園正面入口前の道路(今は公園通りとも啄木通りとも呼ばれる)を斜めに挟んでの互い…

盛岡初の道の駅「もりおか啄木の里」整備方針

コンセプトはもりおか啄木の里 渋民に21年度供用目指す 盛岡市渋民に市が整備を予定する道の駅の第3回道の駅整備方針検討会が22日、玉山総合支所で開かれ、整備に向けた基本計画中間報告が示された。 コンセプトは「石川啄木が愛した盛岡・玉山を今に伝える…

“子規と啄木の現代性を考える” 三郷啄木祭 4/13

新日本歌人協会 「2017 三郷啄木祭」 日時 2017年4月13日(木)10:00〜12:00 場所 三郷市文化会館(埼玉県三郷市早稲田5-4-1) 講演 現代短歌の幕開けー子規と啄木の現代性を考える 講師 碓田のぼる(歌人 石川啄木研究家 元新日本歌人協会代表幹事 現在全…

「石川啄木・現在へのまなざし」2017啄木祭 5/6

[カンヒザクラ] 新日本歌人協会 「2017啄木祭」 日時 2017年5月6日(土)13:00 開場 13:30 開会 会場 南大塚ホール(東京都豊島区南大塚2-36-1) 講演 「石川啄木・現在へのまなざし―啄木没後105年のいま―」 講師 碓田のぼる(歌人 石川啄木研究家 元新日本歌…

 132日間の函館生活と石川啄木一族の墓 <2>

啄木文学散歩・もくじ 2 啄木小公園この公園は、哀愁テーマパーク「土方・啄木浪漫館」に隣接している。 「大森浜から見る立待岬」 尖端の低くなったところに啄木一族の墓がある。 「あずまやの屋根の右端下に啄木像」 岬の右端の一段高いところが函館山。 …

盛岡駅から徒歩圏内で行ける、石川啄木スポット

◎文学フリマ岩手事務局通信 岩手盛岡観光スポット紹介(啄木編) 今回は、盛岡駅から徒歩圏内で行ける、石川啄木スポットを写真付きでお届けします! まずは盛岡駅前広場。広場の片隅に啄木歌碑。 啄木であい道。道の両脇に、結構な数の歌碑が設置されていま…

啄木にとって函館が「心のふるさと」になった理由

[啄木一族墓 函館市の立待岬] 夭折の天才歌人・石川啄木にとって函館が「心のふるさと」になった3つの理由 文/鈴木拓也 26歳の若さで現世に暇を告げた、歌人・石川啄木。その短く幸薄い生涯のなかで、数少ない幸福感と充実感に包まれていた時期は、じつは…

啄木を「青春回想、望郷、挫折、流浪、病」の観点で論じなさい。(高2)

成城スクールライフ 成城中学校・成城高等学校 ◯ 高2:石川啄木座談会 冬休み中の2016年(平成28)12月24日、高校2年の生徒6名による「石川啄木座談会」を開催しました。これは国語表現(担当及川)の2学期の授業を踏まえ、討議を通じて石川啄木とその作品に…

魚島中卒業「十五の心を忘れず、未来に羽ばたいてください」

「卒業式」[毎日新聞] 1人だけで 魚島中の竹内さん、後輩7人に送られ /愛媛 愛媛県内の多くの公立中学校で卒業式があった16日、上島町魚島の町立魚島中では1人だけの卒業生、竹内愛美和(えみか)さんの旅立ちを魚島小、中の在校生7人が祝った。 式辞で魚島…

早春の甲子園 不来方高校<不来方のお城の草に寝ころびて 石川啄木>

[オキザリス] 「河北春秋」[河北新報] その珍しい姓に遠い夏の日を思い出す。昭和44(1969)年の夏の全国高校野球大会決勝で松山商と引き分け再試合の名勝負を演じた三沢高校。太田幸司投手とバッテリーを組んでいた捕手が小比類巻(こひるいまき)という姓…

 132日間の函館生活と石川啄木一族の墓 <1>

啄木文学散歩・もくじ 1 哀愁テーマパーク「土方・啄木浪漫館」(石川啄木函館記念館) 函館と啄木の関わりは、函館の文芸結社「苜蓿社(ぼくしゅくしゃ)」によって始まりましたが漂泊生活の出発ともなった函館生活の132日間は、彼の26年の生涯にとって最…

函館落ちした啄木、市立図書館、函館公園、一族墓 <1>

啄木文学散歩・もくじ (「啄木の息HP 2001年夏」からの再掲)◯函館落ちした啄木「空からの函館」 こんもりと緑の山が函館山。左下に突き出ているのが大鼻岬。海岸線がずっと右下に延びて曲がったところが立待岬で啄木一族の墓がある。 「何か働く職が得られ…

追悼・柏崎驍二さん 短歌甲子園実行委員長

追悼・柏崎驍二「最後の仕事」 小島ゆかり(歌人) 今年12年目を迎える短歌甲子園(全国高校生短歌大会)は、柏崎驍二さんが遺してくれた最後の大きな仕事である。 短歌甲子園は、石川啄木と青春の歌を顕彰するという目的で、2006年に始まった。先行する俳句…

啄木と賢治が震災と向き合ったならどうするか  復興支援フォーラム

[トビ] 盛岡・文化復興支援フォーラム 震災 詩歌で次代へ 啄木と賢治にも言及 3・11いわて文化復興支援フォーラムは、11日、盛岡市鉈屋町のもりおか町家物語館で開かれた。盛岡市出身の詩人城戸朱理さんと、作家の外岡秀俊さんが、意見を交わした。 啄木と賢…

国際啄木学会 東京支部会 明大 駿河台校舎 3/26

[ミモザ] 国際啄木学会 東京支部会 2017年3月26日(日)12:00 〜 場所 明治大学駿河台校舎 研究棟2F 第9会議室 「『一握の砂』『悲しき玩具』ー編集による表現ー」合評会 大室精一先生の近著「『一握の砂』『悲しき玩具』ー編集による表現ー」(おうふう2016…

啄木と同じようにあの朝「言ひそびれたる大切の言葉」をつぶやいて……2011.3.11

[ウメ] 〈くろしお〉「言ひそびれたる大切な言葉」[宮崎日日新聞] 「かの時に言ひそびれたる 大切の言葉は今も 胸にのこれど」 この一首は石川啄木の歌集「一握の砂」の中にある。作者が言いそびれたのは、いとしい人への告白だったか。 歌人の俵万智さんは…

東京都北区 赤レンガ図書館で「石川啄木の日記を読み解く」

啄木文学散歩・もくじ 東京都 北区立中央図書館 ドナルド・キーンコレクションコーナーのある赤レンガ図書館 パネル展「石川啄木の日記を読み解く」--ドナルド・キーン 「砲兵工廠の赤レンガ倉庫」が「赤レンガ図書館」に 1905年(明治38)当時、小石川にあ…

「石川啄木終焉の地」近くでキーン展 〜3/20

[ヒイラギナンテン] 文京・小石川図書館でドナルド・キーンさんパネル展 トークイベントも 文京区立小石川図書館(東京都文京区小石川5、TEL 03-3814-6745)で現在、日本文学研究の第一人者であるドナルド・キーンさんにちなんだパネル展が開催されている。 …

『石川啄木物語〜君に与ふウタ〜』 函館「浪漫館」 3/20

[カンヒザクラ] 啄木物語 朗読と和太鼓で 函館の日記、詩 原文使い台本/楽曲シンプルに 函館ゆかりの歌人石川啄木(1886〜1912年)が残した手紙や日記、詩歌で構成する和太鼓朗読劇「石川啄木物語〜君に与ふウタ〜」が20日、土方・啄木浪漫館(函館市日乃…

人間に警鐘を鳴らす猿の物語 -石川啄木記念館 3/26

[ボケ] ◎石川啄木記念館・紙芝居「猿と人」啄木が書いた作品「林中の譚(りんちゅうのたん)」をもとに,人間に警鐘を鳴らす猿の物語を紹介します。 「猿と人」 開催日 平成29年3月26日(日) 開催時間 午後2時 から 午後2時30分 まで 開催場所 石川啄木記念…

啄木のふるさと 地域おこし協力隊 募集!

玉山地域に人を呼び込む仕掛け人、募集! 石川啄木のふるさと・玉山で活動する盛岡市地域おこし協力隊盛岡市北部に位置する玉山地域(旧玉山村)は西に岩手山、東に姫神山を臨む中山間地で、岩手が誇る詩人・石川啄木が生まれた地でもあります。平成18年に盛…

啄木や賢治の作品から震災を考える

詩歌と震災、関係考える 盛岡で11日、復興フォーラム 3・11いわて文化復興支援フォーラムは、11日午後1時半から盛岡市鉈屋町のもりおか町家物語館浜藤ホールで開かれる。 前半は「詩劇〜公募震災詩から〜」。「いわて震災詩歌2017」から12編を音楽に乗せて朗…

30余年前 石川啄木の小説「二筋の血」が入試に出た

[ひなまつり] 「(葦)入試国語で本に出会う 野波健祐」[朝日新聞] 大学受験シーズンも終盤だが、30余年前の経験を振り返ってみると、合否発表の瞬間は覚えているものの、答案用紙に臨んだ際の記憶は忘却のかなたにある。はて、どんな問題を解いたのだろう。…