〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

入賞決まる 啄木父子歌碑建立記念短歌大会・高知 <その2>

[クロード・モネ] 入賞発表<その2>─────────────── 学生の部 (高校) 家族 優秀賞 捨てるのが面倒/だからと/母溜(た)めし/その新聞に父の詩(うた)あり 皆口湖雪 高1 福岡市 生きるのはやっぱり辛いが明日がある雲の真上はいつも青空 川上春姫 高2 茨城…

入賞決まる 啄木父子歌碑建立記念短歌大会・高知 <その1>

[オリンピック・ファイアー] 入賞発表:石川啄木父子歌碑建立3周年記念短歌大会 「啄木の父石川一禎終焉の地」JR高知駅前の『啄木父子歌碑建立3周年』を記念して、今でも広く愛され続けている啄木とその短歌に想いをよせ、短歌を募集した。全国からたくさ…

晶子・啄木・白秋の20世紀 明星研究会主催

《関連イベントに参加しての私的レポート》 「詩歌が思想と出合うとき〜晶子・啄木・白秋の20世紀」 2012年12月1日 会場 文化学院 東京都千代田区神田駿河台 プレゼンテーション&パネルディスカッション 池田 功 氏(明治大学教授)・渡 英子 氏(歌人)・…

「啄木再発見 青春、望郷、日本人の幸福」三枝昂之

NHKカルチャーラジオ 詩歌を楽しむ「啄木再発見青春、望郷、日本人の幸福」2013年1〜3月 講師 三枝昂之 啄木の波乱の人生と短歌に込めた情熱を伝える。 短い生涯に『一握の砂』『悲しき玩具』という後代に残る歌集をものした石川啄木。その短歌作品を通して…

「歌集の魅力、人物像に迫る 啄木WEEK」 岩手日報

[きっと すばらしい プレゼントもって] 東京で石川啄木WEEK 歌集の魅力、人物像に迫る 関連書籍の著者が講演 東京・八重洲の八重洲ブックセンターで開かれている「石川啄木WEEK」は、啄木の新たな魅力に触れる企画。講演と展覧会の模様を紹介する。 元国際啄…

啄木の3行書き形式を考察 文芸学者・西郷さん出版

文芸学者の西郷竹彦さんは「啄木名歌の美学 歌として詠み、詩として読む三行書き形式の文芸学的考察」(黎明書房)を出版した。 独特の文芸学理論から三行書き形式を「伝統的な短歌の『五七五七七』の調べを面影としながら、近代の散文詩的なリズムに転化し…

啄木の長女・京子らの未公開写真、函館に寄贈

函館ゆかりの歌人、石川啄木の長女、京子(1906〜30年)と家族らが写った昭和初期の写真5枚が25日、所有する関係者から、函館市中央図書館の函館啄木文庫に寄贈された。啄木の関連資料を保管する同文庫管理者の函館啄木会(岡田弘子代表理事)などによると、…

「啄木 うたの風景 第34回(最終回)」岩手日報

[全国の啄木文学碑(2012-11-28 岩手日報)] 第 34 回 エピローグ 漂泊の詩人、石川啄木が足跡を残した北海道、東京、そして古里・岩手。啄木が亡くなって100年の今年まで、啄木とその作品を愛する人々によって、多くの文学碑が建てられてきた。 ◎ 盛岡一高 …

「啄木WEEK(終)」池田功氏の講演 啄木行事レポート

《関連イベントに参加しての私的レポート》 [池田功 氏] 「石川啄木WEEK」東京・八重洲ブックセンター 12月20日 講演「啄木文学の魅力を語る」池田 功◎ 啄木日記について 16歳から26歳までの10年間、13冊の日記を書く。 最初の日記は明治35年10月30日。 「運…

雨情と石川啄木との交友 雨情の孫がつづる

[野口雨情旧居 宇都宮市鶴田町] 雨情の優しさ語り継ぐ 孫・不二子さん、生涯を本に 北茨城市出身で「童謡界の三大詩人」の一人に数えられる野口雨情の孫の野口不二子さんが、雨情の生涯をまとめた伝記「郷愁と童心の詩人野口雨情伝」を出版した。雨情の幼年…

「啄木WEEK」山下多恵子氏の講演 啄木行事レポート

《関連イベントに参加しての私的レポート》[講師紹介] 「石川啄木WEEK」東京・八重洲ブックセンター12月17日 講演「啄木と都雨、そして節子」 山下多恵子◎ わたしは啄木と同じ岩手県生まれで、各地を転々とした。現在新潟に住んで27年になる。ほんの束の間と…

「石川啄木へのオマージュ」絵画・彫刻展 ~12/20

《関連イベントに参加しての私的レポート》 東日本大震災復興支援・啄木没後100年 石川啄木WEEK 石川啄木へのオマージュ 〜絵画・彫刻でふれあう石川啄木〜 [啄木に捧ぐ] 銀座一丁目の画廊「アート.ロベ」までは、八重洲ブックセンターから歩いて10分くらい…

「啄木WEEK」近藤典彦氏の講演 啄木行事レポート

《関連イベントに参加しての私的レポート》 [近藤典彦 氏] 「石川啄木WEEK」東京・八重洲ブックセンター12月15日 講演「『一握の砂』 その底知れぬ魅力を探る」近藤典彦◎ 井上ひさし氏の石川啄木論 「嘘つき、甘ちゃん、借金王、生活破綻者、傍迷惑、漁色家…

心に沁みる啄木「啄木WEEK」始まる  東京・八重洲 12/14~20

[「啄木WEEK」会場 NHK盛岡放送局のTVカメラクルー取材中] 「啄木WEEK」開幕 石川啄木の没後100年に合わせて、関連書籍と美術作品で啄木の魅力を探るイベント「石川啄木WEEK」は14日、東京・八重洲の八重洲ブックセンターで開幕した。 オープニングトークは…

国際啄木学会「2012年秋のセミナー」<その6(終)> 啄木行事レポート

《関連イベントに参加しての私的レポート》 [木股知史 氏] 「大正期の『悲しき玩具』受容を中心に」 木股知史◎ 『悲しき玩具』は貧窮と病の歌集で生活派の源流だから、僕はちょっと緩んでいるなと思ってしまう。しかし、自分が一番好きな歌はというと、『悲…

啄木の交友録(43)「街もりおか」

[「啄木の交友録」コピーと12月号表紙] 月刊誌「街もりおか」 啄木の交友録【盛岡篇】執筆 森 義真 氏 43. 田子 一民 2012年12月号(No.540) 田子一民は明治14年、旧盛岡藩士の二男として生まれた。明治26年の父の死で一家は困窮し、盛岡高等小学校を退学。…

14日から「啄木WEEK」 12/14~20

東京の書店ギャラリー 「石川啄木WEEK〜絵画・彫刻・本・講演でふれあう石川啄木〜」 東日本大震災復興支援・啄木没後100年「石川啄木WEEK〜絵画・彫刻・本・講演でふれあう石川啄木〜」は14日から20日まで東京都中央区八重洲2丁目の八重洲ブックセンター本…

国際啄木学会「2012年秋のセミナー」<その5> 啄木行事レポート

《関連イベントに参加しての私的レポート》 [崔華月 氏] 「日本語非母語者が感じる『悲しき玩具』の難しさ」 崔華月◎ 漢字の読み方 『悲しき玩具』に出てくる漢字の読み方 ・故郷=こきやう(ふるさと、とも読める) ・玩具=おもちや(がんぐ、とも読める) …

啄木かるた大会に挑戦! 盛岡 1/13~2/9

2013年2月16日(土曜日)に開催される啄木かるた大会に向けて練習します。 開催日 2013年 1月13日(日) ,1月19日(土) ,1月26日(土) ,2月2日(土) ,2月9日(土) 対象 小・中学生 (4年以上の小学生 親子での参加も可) 申し込み 事前申し込みが必…

何をやっても 郁雨から愛される啄木

[パンパスグラス] 【北の文人 立ち話 高山美香】啄木を支援し続けた宮崎郁雨 天才歌人であり借金の天才でもあった石川啄木がつけていた「借金メモ」。多くの知人からの借金総額は1372円50銭だったとか。おおざっぱですが当時の1円は今の1万円相当ともされま…

啄木探る「悲しき玩具」東京で国際学会セミナー

国際啄木学会の2012年秋のセミナーは11月23日、東京都千代田区の明治大学駿河台キャンパスで開かれた。発刊100年となる歌集「悲しき玩具」を取り上げ、独特の三行書きに句読点、感嘆符などを加えた形式や推敲過程などから多面的に考察した。 講演は大室精一…

講座「石川啄木 その人生と文学に学ぶ」東京

[サンタさん] 目黒区中央町社会教育館 社会教育講座 「石川啄木 その人生と文学に学ぶ」 講師 山下多恵子氏 『一握の砂』の歌人石川啄木の生涯を、時代背景や人間関係をもとに読み解きながら、友情、結婚、仕事、故郷への思いなどについて考えます。 啄木の…

国際啄木学会「2012年秋のセミナー」<その4> 啄木行事レポート

《関連イベントに参加しての私的レポート》< パネル・ディスカッション > 「『悲しき玩具』をどう読むか」 コーディネーター:河野有時 パネリスト:木股知史・高淑玲・崔華月・飯村裕樹 [河野有時 氏] [河野] 『悲しき玩具』が、このように注目されるの…

国際啄木学会「2012年秋のセミナー」<その3> 啄木行事レポート

《関連イベントに参加しての私的レポート》 [松平盟子 氏] <ミニ講演 ll > 「現代歌人が読む『悲しき玩具』」〜啄木の「かなし」と「何」 松平盟子◎「かなし」(「かなしむ」「かなしみ」を含む)の「ひらがな」表記について 『一握の砂』には、合計 74首…

国際啄木学会「2012年秋のセミナー」<その2> 啄木行事レポート

《関連イベントに参加しての私的レポート》 [大室精一 氏] <ミニ講演 l> 「『悲しき玩具』研究をめぐる論点」 大室精一『悲しき玩具』の作品論、読解以前の基礎的研究の論点について話したい。◎『悲しき玩具』における「歌稿ノート」と「諸雑誌」との推敲…

国際啄木学会「2012年秋のセミナー」<その1> 啄木行事レポート

《関連イベントに参加しての私的レポート》 国際啄木学会 「2012年秋のセミナー」 2012年11月23日 明治大学駿河台校舎(東京都千代田区神田駿河台) [森義真 氏] <台日文学者交流会報告> 森 義真 事務局長 2011.3.11東日本大震災復興祈念の「台日文学者交…