〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

4月13日 啄木の命日 石川啄木記念館を無料開放&ギャラリートーク

ダイダイ 石川啄木記念館 講座・ワークショップ 啄木忌記念 無料開放&ギャラリートーク開催 開催日時:令和4年4月13日(水)14:00~14:30場所:啄木記念館講師:当館学芸員料金:無料定員:先着10名お申込み・受付方法:3月29日(火)10時より電話(019-…

啄木〈ふるさとの訛なまりなつかし……〉 佐賀弁が懐かしくて声を・・

フヨウ 有明抄 癒やしの方言 〈ふるさとの訛なまりなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく〉。石川啄木の代表作の一つだが、この歌を読むと、30年ほど前の奇遇を思い出す。 師走の京都市で開かれる全国高校駅伝大会の取材で、大阪から京都へ向かう阪…

類いまれなる優秀さの一方で たびたび挫折を味わう啄木

シモクレン 「働けど働けどなお我が暮らし…」石川啄木の短歌が現代日本人の福音になる理由 2022年は歌人・石川啄木の没後110年に当たる。彼の歌からは、彼がしばしば生活面で挫折し、貧困に苦しみ、深い寂しさにさいなまれた心情を感じる。一方で、時代を先…

啄木は苦悩の末 東京朝日新聞の時代に大輪の花を咲かせた

ドウダンツツジ 新・木曜「カルチャー・考える」【北の文化】 記者・石川啄木 小林芳弘<国際啄木学会会員> 才能買われ異例ずくめの入社 石川啄木は19歳で結婚する前、妻節子の父から将来何で生計を立てるのか問われて「新聞記者」と答えたという。結婚翌…

「人生最後の啄木講座」釧路文学館 4/13

石川啄木没後110年記念 「人生最後の啄木講座」 ・2022年4月13日(水)13:30〜15:00 14年に渡り、開催していた「啄木学講座」をはじめ、様々な場で講師を務め、啄木顕彰運動に大きく貢献してきた北畠氏。自身の「啄木研究集大成」と言える講座がこのたび開…

「啄木作品から結核を読み解く」社会文学 第55号 <その3 (おわり)>

タイサンボク 社会文学 第55号 2022年3月1日特集 文学から読み解く感染症──身体・分断・統治 啄木作品から結核を読み解く ──男性の悲劇物語と運命の神から科学の重みへの変化── 池田 功 (つづき) <その3> 五 宗教から科学の重みへ もう一点確認したいの…

サロン「パンの会」が舞台 人物像で特に苦労したのは石川啄木

カワヅザクラ 木下杢太郎、北原白秋、石川啄木…不可解な事件をめぐり、明治末期の若き芸術家が繰り広げる“迷推理” 著者は語る 『かくして彼女は宴で語る』(宮内悠介 著) 「週刊文春」編集部 三島由紀夫賞受賞の『カブールの園』、星雲賞を受賞した『あとは…

「賢治と啄木~『北方文化圏』の旅」外岡秀俊

スモモ 連載 2050年のメディア 第102回 2011年3月の外岡秀俊 朝日退社前 最後のメールを読む=下山進 サンデー毎日 朝日新聞では、毎月最も素晴らしい記事を書いた記者に「いい文賞」を、人に関する最も魅力的な記事を書いた記者に「いいひと賞…

「啄木作品から結核を読み解く」社会文学 第55号 <その2>

スモモ 社会文学 第55号 2022年3月1日特集 文学から読み解く感染症──身体・分断・統治 啄木作品から結核を読み解く ──男性の悲劇物語と運命の神から科学の重みへの変化── 池田 功 (つづき) <その2> 三 同時代の男女の結核死や女工等の背景 啄木存命中の…

<ふるさとの 山に向ひて言ふことなし…> 啄木の故郷の山・岩手山

ハクモクレン ふるさと富士 啄木も愛した望郷のシンボル 岩手山 東京から2時間10分。今年40周年を迎える東北新幹線で開業当時の終着駅、盛岡駅に降り立った。数分歩いて橋の一つから北を望むと、冠雪した山が北上川を見下ろすようにどっしりと構えてい…

「啄木作品から結核を読み解く」社会文学 第55号 <その1>

社会文学 第55号 2022年3月1日特集 文学から読み解く感染症──身体・分断・統治 啄木作品から結核を読み解く ──男性の悲劇物語と運命の神から科学の重みへの変化── 池田 功 はじめに (写真をお読みください) 一 初期の美文「あきの愁ひ」 (写真の続きから…

国際啄木学会 春のセミナー --Zoomミーティング-- 5/15

ミモザ 国際啄木学会2022年度春のセミナー ☆期日:2022年5月15日(日) ☆会場:Zoomミーティング ☆日程(概要):評議員会(総会に代わる)、理事会兼評議員会、春のセミナー 10:00-12:00 評議員会(総会に代わる)、理事会兼評議員会 1…

釧路市にある「港文館」 啄木の資料を展示する文学館

「さいはての駅に下り立ち 雪あかり さびしき町にあゆみ入りにき 小奴(直筆)」 文学と映画の旅 148 石川啄木「港文館」ー釧路市 釧路市にある港湾休憩所および歌人石川啄木の資料を展示する文学館です。建物は明治41年に建造された旧釧路新聞社社屋の一部…

サハリンではチェーホフの足跡を岩手県では啄木と北海道の関わりを……

ボケ 「私は故郷について何も知らない」 外岡秀俊さんの筆致を振り返る 2017年4月から、朝日新聞北海道版のコラムとして始まった「道しるべ」。筆者の外岡秀俊さんが急逝した昨年12月23日の朝刊まで、計108回掲載された。 “北海道で暮らす人が、来たことのな…

啄木と信州との関わり 講演会開催 3/7

ヤマボウシ 碓田のぼるさんが講演「信濃と啄木」 久しぶりの講演会。碓田さんは歌人で啄木研究家。啄木と信州との関わりを話しました。 荻原碌山の「労働者」を見て感動し、歌を詠った。島崎藤村には親近感を抱いていた。 大逆事件での弾圧に憤り、処刑され…

本の紹介『石川啄木歌集』嚴仁卿(オム・インギョン)著

韓国で『石川啄木歌集』出版 『石川啄木歌集』嚴仁卿(オム・インギョン)著 ・嚴仁卿(オム・インギョン)先生 韓国 高麗大学校教授 ・韓国「必要な本」社刊行 ・2021年9月 18.000ウオン(約 1,800円くらい) ・内容 『一握の砂』と『悲しき玩具』全訳の対…

函館市日乃出町には幅1km 高さ30mの砂山があった!

ウメ 【函館山と砂山】道南の懐かし写真、募集中!-第2弾- NHK函館で開催中の「昔の道南の風景」写真募集の中から、今日は函館山と砂山の写真をご紹介! ・まずはここ、函館山!昭和33年1月の写真です。 ・続いては函館市日乃出町です。なんとこの場所で、子…

啄木の母校・旧渋民尋常小学校を被写体にした作品も

ドイツトウヒ 啄木のふるさと 盛岡玉山フォトコンテスト ー秋の部ー 第2回目となる「啄木のふるさと 盛岡玉山フォトコンテスト」では、テーマを「玉山での出会い・発見・ノスタルジヤ」として作品を募集し、94点の応募をいただきました。 厳正な審査の上、各…

もし啄木が新幹線の時代に生まれていたら きっと……

ロウバイ 東北新幹線“かつての終着駅”「盛岡」には何がある? “新幹線イヤー2022”…「盛岡」には何がある? 東北新幹線は1982年6月23日、大宮~盛岡間で開業した。つまり今年は開業から40年の節目というわけだ。 国鉄盛岡工場があった西側と、“正面”の東側 駅…

若山牧水「海哀し山またかなし酔ひ痴れし恋のひとみにあめつちもなし」

若山牧水 生家(宮崎県日向市 牧水は花の咲いている縁側で生まれた) 真生(SHINSEI)2022年 no.316 「若山牧水と花」 近藤典彦 今回は若山牧水(1885年・明治18〜1928年・昭和3)の実質上の第一歌集『別離』(東雲堂、1910年・明治43)を手がかりにして、標…