〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

啄木は〈渋民村は恋しかり〉と詠み 坂口安吾は「ふるさとは語ることなし」と……

ひなまつり 【三山春秋】就職や結婚を機に遠方へ移り住んだ人に… 就職や結婚を機に遠方へ移り住んだ人にとって、ふるさとはきっと特別な場所に違いない。岩手県に生まれた石川啄木は〈かにかくに渋民村は恋しかり/おもひでの山/おもひでの川〉と詠んでいる。…

啄木の才能の輝きを漱石が感じ取ったからではないか―と 啄木記念館長は語る

フイリマサキ 石川啄木の才能を評価した夏目漱石 啄木記念館長が見る2人の交わり 【岩手】夏目漱石は、面識の機会が少なかった石川啄木の葬儀になぜ参列したのか。そんな疑問をテーマに、石川啄木記念館(盛岡市)の森義真館長(69)が26日、啄木の故郷であ…

啄木とも交流した小田島孤舟の企画展

ひなまつり 「岩手歌壇の父」小田島孤舟の足跡をたどる ふるさとの花巻市で企画展 数多くの短歌を作り「岩手歌壇の父」とも称される歌人、小田島孤舟の足跡を紹介する企画展が、岩手県花巻市で行われています。 1884年に花巻市東和町に生まれた小田島孤舟、…

「いわての芸術家の手紙」盛岡てがみ館 2/21〜6/12

第67回 企画展チラシ 第67回企画展 「いわての芸術家の手紙」 日時 2023年2月21日(火)〜2023年6月12日(月) 場所 盛岡てがみ館 展示室 プラザおでって 6F 内容 高村光太郎、舟越保武など岩手ゆかりの芸術家たちの手紙を展示 *常設展示資料 金田一京助や…

野外劇で啄木やペリー提督、榎本武揚になりませんか? オーディション3/12

ひなまつり 函館野外劇の舞台に立とう 3月12日にメインキャスト選考 2/21 NPO法人市民創作「函館野外劇」の会は3月12日午後2時から、今夏の野外劇公演のメインキャストオーディションを函館市民会館大会議室で開く。せりふや演技の練習が必要となる15役が対…

啄木に「新作」を書かせりゃいいのである(!)

ウメ 書き手:高橋 源一郎 文学史にかろうじて名を残した明治の詩人が書いた都市エッセイ 『東京印象記』(大空社)著者:児玉 花外 ◆啄木の新作と明治文学史の片隅 雑誌「群像」に『日本文学盛衰史』という小説を連載しはじめた。三回目を書き送ったばかり…

「啄木資料展」のご案内 大船渡市立図書館 〜2/26

ウメ 大船渡市立図書館 岩手県立図書館巡回図書展「啄木資料展」のご案内 1.展示内容紹介 岩手県立図書館の巡回図書54冊を展示しています。 展示図書の貸出は出来ませんが、県立図書館が収集した貴重な資料をこの機会にぜひ、ご覧ください。 2.開催期…

HAPPY BIRTHDAY dear TAKUBOKU !

今日は啄木の生まれた日 1886年(明治19年)2月20日。 この日は「土曜日」で「大安」でした。 生きていれば、137歳。 お母さんのカツさん、一さんを産んでくれてありがとうございます。 時の総理大臣は第一代 伊藤博文(在職 1885年(明治18年)12月22日〜18…

啄木短歌のかるた大会 3年ぶり

フィムブリアータ 石川啄木の郷土・盛岡で短歌題材のかるた大会 ゆかりの函館市からも参加 歌人・石川啄木の短歌を題材にしたかるた大会が啄木のふるさと盛岡市で18日、開かれました。この大会は啄木の生まれた2月20日に合わせて盛岡市渋民で開かれているも…

啄木・賢治のふるさと「岩手日報随筆賞」に 作品を応募しませんか?

ウメ 第18回岩手日報随筆賞 5月10日まで作品募集 岩手日報社は第18回啄木・賢治のふるさと「岩手日報随筆賞」の作品を募集します。締め切りは5月10日(当日消印有効)です。 岩手日報随筆賞は、石川啄木と宮沢賢治を育んだ本県の文芸風土の継承と一層…

「盛岡文士劇」東京公演は文京シビックホールで 5/20 

盛岡文士劇東京公演(チラシ) 盛岡文士劇、今年は12月に公演 東京公演は3月にチケット発売 盛岡文士劇の実行委は14日、2023年度公演を12月2、3の両日に行うことを決めた。6年ぶりに開催する5月の東京公演は3月15日からチケットを販売する。…

渋民の石川啄木記念館と歴史民俗資料館 開館は半年以上遅れるか

ウメ 岩手日報 啄木記念館と歴史民俗資料館複合施設 開館遅れる可能性 盛岡市は14日、渋民地区に建設する石川啄木記念館と玉山歴史民俗資料館の複合施設について、半導体などの供給不足の影響で、2024年6月の開館予定がずれ込む可能性があるとの見方を示した…

啄木や賢治の作品を書で表現 もりおか町家物語館にて

ウメ IBC岩手放送 啄木短歌をしたためた書など38点 盛岡で岩手ゆかりの「近代詩文書作品展」 岩手ゆかりの短歌や詩を書で表現した作品の展示会が盛岡市で行われています。 「岩手ゆかりの近代詩文書作品展」は、盛岡市が所蔵する書道作品や一般公募で集めら…

どれだけ勉強しても 少年は空高く飛ぶ飛行機になることはできない 啄木の詩「飛行機」

ワタ なぜ働いていると本が読めなくなるのか 第3回 大正時代の読書と労働―「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級 三宅香帆 1.大正時代の社会不安と宗教・内省ブーム 2.大正時代、辛いサラリーマンの誕生 3.教養の誕生と修養との分離 ●田舎の独…

もうすぐ「啄木かるた」大会 33チーム 99人参加 2/18

盛岡市プレスリリース 市政記者クラブ加盟社 各位 第19回「啄木かるた」大会の開催について 啄木祭実行委員会が主催し、盛岡市及び盛岡市教育委員会が共催する啄木生誕祭第19回「啄木かるた」大会が、令和5年(2023)2月18日(土曜日)に開催されます。 「啄…

作者自身の貧しい暮らしぶりを詠む 「はたらけど はたらけど猶わが生活……」

オリーブの幹にオリーブの葉の影 NHK for school 10min.ボックス 現代文 短歌 scene 07 明治から大正、そして昭和にかけて、新しい短歌や歌人が次々と登場します。作者自身の貧しい暮らしぶりを詠んだ歌です。 「はたらけど はたらけど猶(なほ)わが生活(…

「第39回啄木祭短歌大会」啄木のふるさとで 5/7、出詠締め切り3/31

ウメ 石川啄木記念館 講座・ワークショップ 第39回啄木祭短歌大会*~啄木祭短歌大会事務局からのお知らせです~ 啄木祭短歌大会は、啄木のふるさとで毎年行われており、今年で第39回を迎えます。 今年も多くの皆様方のご出詠をお待ちしております。 ・開催…

♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<20>北海道旭川市 1

ホワイトサローワトル 《 いまだから 》 ♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<20>北海道旭川市 1 1 旭川駅構内 水蒸気 列車の窓に花のごと 水蒸気 列車の窓に花のごと凍てしを染むる あかつきの色 歌の解説 近藤典彦氏 (旭川駅のパネルより) 1908年(明治…

♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<19>北海道釧路市 57

ウメ 《 いまだから 》 ♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<19>北海道釧路市 57 57 釧路市阿寒町阿寒湖温泉 神のごと遠くすがたをあらはせる 神のごと 遠くすがたをあらはせる 阿寒のやまの雪のあけぼの 所在地 釧路市阿寒町阿寒湖温泉1 阿寒湖畔 建立 19…

啄木の詩「幣舞橋」は面白いもののひとつ

シュウメイギク 『文学に描かれた「橋」』 磯辺勝 著 平凡社 2019年9月13日 発行 一、幣舞橋を見た人々 啄木のいた町――湯川秀樹 石川啄木 林芙美子 桑原武夫 記録としてなら、もっと古いものはいくらでもあるだろうが、文学作品の上で幣舞橋を書き残した人と…

キーン氏の著作、『石川啄木』が新潮文庫に

ワイヤープランツ 詩歌を革新した2人の評伝 客観的な目で人と業績に迫る 2019年に亡くなった日本文学研究家ドナルド・キーン氏晩年の著作、『石川啄木』が『正岡子規』に続いて新潮文庫に収められた。日本近代の詩歌を革新した2人の文学者については、…

盛岡の魅力をたっぷりと 歩いて回れる珠玉の街

カルーナ・ブルガリス ​NYタイムス「2023年に行くべき52か所」に選ばれた街 ~盛岡へようこそ~ 米有力紙ニューヨーク・タイムズの「2023年に行くべき52カ所」にて岩手県・盛岡市が選出されました。「東京から短時間で行くことができ、人混みを避けて歩いて…

石川啄木記念館・玉山歴史民俗資料館整備検討懇話会を開催 2/14

ウメ 盛岡市プレスリリース 市政記者クラブ加盟社 各位 第7回石川啄木記念館・玉山歴史民俗資料館整備検討懇話会を開催します。 今回は、石川啄木記念館・玉山歴史民俗資料館展示実施設計や今後のスケジュール等について、説明及び協議を予定しています。 …

当時 啄木はすでに「最近はみんなせっかちだ」と嘆いていたらしい

ウメ なぜ働いていると本が読めなくなるのか 第2回 明治時代の読書と労働―自己啓発書誕生の時代 三宅香帆 1. 活版印刷による「黙読」文化誕生 ●長時間労働と明治時代の幕開け 日本の労働が現代の様式と近くなったのは、明治時代――日本が江戸幕府から明治政…