〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「枕辺の瓶の白百合その中に一輪赤し我は慰む」啄木の詠んだ花を紹介

ヤマユリ

啄木詠んだ花々紹介 八幡平・県民の森で企画展

 元石川啄木記念館学芸員八幡平市の山本玲子さんは、地元の県民の森・森林ふれあい学習館フォレストアイで企画展「県民の森の花と啄木」を開いている。

 短歌や詩など花にまつわる13点を、敷地内で見られる花々の写真や歌の解説と合わせて紹介。妻節子を象徴する花とされるユリを使った「枕辺の瓶の白百合その中に一輪赤し我は慰む」や、桜の季節に恋人と一緒に故郷の山道を歩いたことを回想する「雪のごと桜花散る日なりけり君と手をとり山路ゆきしは」などの歌が並ぶ。

(2022-09-29 岩手日報

 

啄木詠んだ花々紹介 八幡平・県民の森で企画展 | 岩手日報 IWATE NIPPO

 

 

 

函館本線乗車 かつて乗った啄木や多喜二が記した北の大地の自然が車窓に

ウルシ

新幹線ができて「不便」になる日本の鉄道の謎 原武史さん

 東京や関西の通勤電車と新幹線以外、鉄道のない日本になるのか――。国土交通省有識者検討会が7月、ローカル線に関する提言をまとめました。
本当にこれでいいの? 鉄道の歴史に詳しい政治思想史研究者、原武史放送大教授に聞きました。【聞き手・鈴木英生】

函館本線で楽しむ、啄木が見た風景

  • 先日、JR北海道函館本線長万部-札幌間に乗車した。北海道新幹線の延伸に伴い2030年度で廃止されると事実上決まった同線長万部-小樽間(140・2キロ)が、今どうなっているかを確かめるためだ。
  • 乗って驚いた。1両編成のディーゼルカーは席が埋まり、立っている客もいたからだ。
  • 同線は1905年に全通した北海道最古の主要幹線で、長万部―小樽間は当時のままの非電化単線だ。架線柱がなく複線でもないから、両側の線路際までシラカバやエゾマツの林が迫り、森林浴をしながら乗る格好になる。かつて乗った石川啄木小林多喜二、詩人の左川ちかが記した北の大地の自然が車窓に広がる。自動車では、道路沿いが開発されてしまって、こんな体験はできない。
  • 水際対策が緩和されて入国制限が撤廃されれば、割安感からコロナ禍の前より外国人観光客が増える可能性がある。円安が持続すれば、海外旅行から国内旅行に切り替える客も増える。ローカル線を生かす好機になるのではないか。

(2022-09-28 毎日新聞

 

新幹線ができて「不便」になる日本の鉄道の謎 原武史さん | 毎日新聞

 

 

 

100年以上 教科書に掲載され続ける啄木の短歌 【石川啄木記念館 企画展】9/27〜1/22

企画展「教科書の中の啄木」 (チラシ)

石川啄木記念館

第17回企画展「教科書の中の啄木」 

開催期間:令和4年9月27日(火)~令和5年1月22日(日)

入館料・料金:一般:300円 高校生:200円 小中学生:100円 ※市内に住所がある65歳以上と小中学生は無料

場所石川啄木記念館展示室 企画展示コーナー

 

100年以上に渡り、教科書に掲載され続ける啄木の短歌。

大正期の教科書から現在の教科書をとおして、どのような啄木短歌が学ばれてきたのかを紹介します。

石川啄木記念館)

 

 

第17回企画展「教科書の中の啄木」- 石川啄木記念館

 

 

 

啄木の歌を拓本に 釧路文学館

オクラ

【釧路文学館からのイベント報告】

9月18日に釧路文学館にて、『拓本体験教室』を開催。親子連れを含む6名の方が参加。回数を重ねるごとに手つきもなれ、講師の安部さんの拓本解説など聞きながら、楽しんでいただけたようです。

 

釧路市中央図書館 (@kushiro_lib) • Instagram photos and videos

 

  ふるさとの山に向ひて
  言ふことなし
  ふるさとの山はありがたきかな

 

(啄木の歌を紙の上から墨をたたいて写し取っている様子の写真が掲載されています)

 

 

 

 

 

〈気の変る人に仕へてつくづくと わが世がいやになりにけるかな〉啄木

ヤブミョウガ

暗闇からのつぶて

  • そうだよねえ…と、うなずく人も多いだろう。石川啄木に一首がある。〈気の変(かわ)る人に仕(つか)へてつくづくと わが世がいやになりにけるかな〉。100年以上も前に詠まれたが、いつの時代にもこの手の不平不満はある。
  • ネットに書き込みを始めると、人が変わる場合も少なからずあるらしい。プロ野球広島東洋カープに誰かが「ケロカス」という言葉を浴びせかけ、中傷している。広島原爆からの連想か、「ケロイド」と「カス」を組み合わせたとみられる。
  • 推し量りづらい心を想像すれば、ネット上で「見知らぬ誰か」でいられるからこそ地金が出るのだろう。匿名という暗闇からつぶてを投げつけるような、心ない言葉の切っ先が痛い。
  • ケロイドを負った人がどんな人生を歩んだか。よく知って、それから書き込むかどうかを考えるといい。暗闇の住人よ。(徹)

(2022-09-22 長崎新聞

 

暗闇からのつぶて | 長崎新聞

 

 

 

 

今年の「啄木学級 文の京講座」✴️第二部が視聴できます! YouTube

ヒガンバナ

令和4年度啄木学級 文の京講座

啄木学級・文の京講座 You Tube 52分間)

第二部 対談「病と文学」

     池田 功 氏

     森 義真 氏(石川啄木記念館館長)

会場 文京区民センター3階

 


令和4年度 7月8日 文京区民センター会議室にて収録

•  文京区と盛岡市は、歌人石川啄木(盛岡市玉山出身)の終焉の地という縁から交流を続けており、本講座は石川啄木に関する講演や対談が行われ、文京区民を中心に例年多くの参加があります。

 

第二部です。

www.youtube.com

 

 

 

 

対面+Zoomのハイブリッド方式 「国際啄木学会2022年度秋の大会」 10/16

ムクゲ

国際啄木学会2022年度秋の大会

☆期日:2022年10月16日(日)

☆会場:吉野作造記念館(宮城県大崎市) 対面+Zoomのハイブリッド方式

☆内容:理事会兼評議員会、総会、大会
10:00-12:00 理事会兼評議員
12:10-12:40 総会

 

〈大会〉  主催・国際啄木学会、共催・吉野作造記念館
☆大会テーマ : 大正デモクラシー期の文学と思想―啄木・晶子・作造―

☆大会プログラム

◆開会挨拶 13:00-13:10 

氏家 仁(吉野作造記念館館長)

池田 功(国際啄木学会会長)

◆講演 13:10-14:00 

森 義真(石川啄木記念館館長・国際啄木学会理事)

「啄木・賢治・作造・太宰・多喜二~東北人を描いた井上評伝劇から~」

14:00-14:10 休憩(10分)

◆研究発表(20分発表、10分質疑応答)

14:10-14:40 坂野萌恵(盛岡大学四年生)

石川啄木「雲は天才である」論――「分裂」から「混沌」へ――」

14:40-15:10 小林芳弘(国際啄木学会盛岡支部

「啄木伝記研究を見直す ~「借金メモ」について」

15:10-15:15 休憩(5分)

◆ミニ講演 15:15-15:45 

嚴 仁卿(オム・インギョン、高麗大学校グローバル日本研究院教授)

「啄木詩歌を翻訳して」(仮)

15:45-15:50 休憩(5分)

◆シンポジウム 15:50-17:20 

大正デモクラシー期の文学と思想―啄木・晶子・作造―」

司会:河野 有時(京都ノートルダム女子大学教授)

登壇者:松村 正直(歌人)、小嶋 翔(吉野作造記念館主任研究員)、田口 道昭(立命館大学教授)

17:20 閉会の挨拶

若林 敦(国際啄木学会事務局長)

※懇親会、文学散歩は実施しません。

◎大会には一般の方もご参加いただけます。直接会場へお越しください。(資料代500円)

◎Zoom視聴をご希望の方は、お知り合いの会員からミーティング情報を聞いてください。

 

国際啄木学会2022年度秋の大会 – 国際啄木学会

 

 

 

朔太郎と啄木に焦点をあて 表現活動の足跡を辿る 前橋文学館 10/15〜1/22

イリヤブラン

前橋文学館

企画展「見よ、友情の翼、高く飛べるを アニメ『啄木鳥探偵處』展」

期間 2022年10月15日(土) ~ 2023年01月22日(日)

時間 9:00~17:00

観覧料 無料

内容

  • 2020年テレビ放送で人気を博したアニメ『啄木鳥探偵處』(原作:伊井圭/創元推理文庫刊)は、文明開化の浅草界隈を舞台に歌人 石川啄木言語学者 金田一京助が、数々の怪事件を推理し解決していく探偵物語です。主役をとりまく文士仲間として萩原朔太郎吉井勇若山牧水野村胡堂平井太郎江戸川乱歩)、芥川龍之介らが登場し、彼らの厚い友情と恋模様が描かれています。
  • 本展ではアニメ作品を中心に紹介するとともに、朔太郎と啄木に焦点をあて、同じ文芸雑誌に投稿された詩や評論をはじめ、著書などを展示し、ふたりの表現活動の足跡を辿ります。
  • なお会期中は、展示と併せてお楽しみいただく機会としてアニメ上映会を開催いたします。

 

萩原朔太郎記念・水と緑と詩のまち

前橋文学館

 〒371-0022 群馬県前橋市千代田町三丁目12-10
 TEL:027-235-8011 FAX:027-235-8512

 

企画展「見よ、友情の翼、高く飛べるを アニメ『啄木鳥探偵處』展」|前橋文学館

 

フライヤー

 

 

 

今年の「啄木学級 文の京講座」が視聴できます! YouTube

ムラサキツユクサ

啄木学級・文の京講座 (You Tube 52分間)

 講演「啄木と感染症文学―赤痢結核ー」

 講師 池田 功 氏(明治大学教授・国際啄木学会会長)

 会場 文京区民センター3階 3A会議室


令和4年度 7月8日 文京区民センター会議室にて収録

  • 文京区と盛岡市は、歌人石川啄木(盛岡市玉山出身)の終焉の地という縁から交流を続けており、本講座は石川啄木に関する講演や対談が行われ、文京区民を中心に例年多くの参加があります。

www.youtube.com

 

 

 

病院の窓によりつつ、/いろいろの人の/元気に歩くを眺む。 啄木

ハナニラ

中日春秋

・明治時代に詩歌に生きた石川啄木は肺結核のため、二十代で夭折(ようせつ)する。没後に出版された歌集『悲しき玩具』の冒頭は次の一首である。

「呼吸(いき)すれば、/胸の中(うち)にて鳴る音あり。/ 凩(こがらし)よりもさびしきその音!」

・同居する母や妻も同じ病だったが、貧しくて薬の入手に苦労した。母が逝くと約一カ月で後を追い、妻もやがて亡くなる。啄木の日記には自身の病状が記された。「十一月二十四日/古本やを呼んで古雑誌をうる。五十銭/三十七度八分 寝てくらす」「十二月三日/咳(せき)が出 喉がいたみ、さうして気分が悪くて寝てゐた。」

・評伝『石川啄木』(ドナルド・キーン著、角地幸男訳)によると、『悲しき玩具』に収録された歌の多くは、病状が重かった時期の作品。病院のベッドで見たもの、感じたものが詠まれた。こんな歌がある。

「病院の窓によりつつ、/いろいろの人の/元気に歩くを眺む。」

・元気に歩く幸せのためにも、病を侮るまい。

(2022-09-15 中日春秋)

 

 中日春秋:中日新聞Web