〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

 講座「もっと知ろう人間啄木」釧路 6/12

第2回啄木講座「もっと知ろう人間啄木」 2017年6月12日(月)午後1時〜2時 会場 港文館 北海道釧路市大町2-1-12 講師 北畠立朴氏(釧路啄木会会長) 受講料 400円(資料・飲み物代)定員 20名程度 申し込み・問い合わせ 港文館(電 0154-42-5584) 記事

 石川啄木が短歌の題材にした「とうきびワゴン」始まる

「名物ワゴンお目見え…札幌・大通公園」[読売新聞] 札幌市中央区の大通公園で26日、名物「とうきびワゴン」の営業が始まった。屋台からは甘い匂いが漂い、観光客などがさっそく買い求めていた。 とうきびワゴンは、明治時代に平岸村の農家がとうきびを焼いて…

 北方謙三「思わず啄木を思い出しましたねえ」

[ネグンドカエデ] 〇「語る 人生の贈りもの」北方謙三:5 [朝日新聞] 作家・北方謙三 私はね、ホント女房に頭が上がらないんですよ。 《大学卒業後は就職せず、10年にわたり純文学を書き続けた。いわばフリーター生活。それなのに26歳のとき、大学の同窓生…

 関西の啄木人気の背景分析 -国際啄木学会開催-

[シンポジウム 左端司会席より 瀧本和成氏、河野有時氏、田中礼氏、木股知史氏(撮影:山田武秋氏)] 関西の啄木人気に迫る -京都で国際学会セミナー- 国際啄木学会(会長・池田功明治大教授)の京都セミナーは22日、京都市中京区の立命館大で開かれた。石川…

 現代に読み継がれる啄木の魅力 講演会 5/21

[ハナズオウ] 〇取手市民大学特別講演会 「石川啄木の日記と手紙」ーその魅力を読み解く− 池田功氏 石川啄木は、明治45年(1912年)にわずか26歳と2ヶ月でなくなりました。しかし没後100年を経た現在でも、多くの人が啄木の短歌を口ずさんでいます。代表的な…

 啄木「不来方のお城のあとの草に寝て」誰にも言えない悩みを…

[シダレザクラ] 「天地人」[北日本新聞ウェブ] 「不来方(こずかた)のお城のあとの草に寝て空に吸はれし十五の心」。明治43(1910) 年の石川啄木の一首。啄木は故郷、岩手の盛岡中学の生徒で、お城は学校の近くに あった盛岡城だ。 大の字に寝転んで青空を…

 実生活から啄木の人物像に迫る 講座 6/2〜16

文学史講座「石川啄木」 2017年6月2日(金)・6月9日(金)10:00〜12:00 2017年6月16日(金)9:00〜16:00 会場 岩手県盛岡市松園・松園地区公民館(6/2、6/9) 盛岡市内歌碑等巡検(6/16) 募集人数 市民15人 講師 慈雲山浄泉寺住職 山崎教真さん 内容 …

 「啄木の歌曲を歌う」コンサート 5/18

[マンサク] ふれあい塾あびこレクチャーコンサート 「啄木の歌曲を歌う」市内在住のソプラノ歌手が、得意の啄木歌曲のほか、楚人冠、山下清ゆかりの歌も歌う。 〇 ソプラノ歌手 田中美沙季さん 〇 ピアノ 南澤佳代子さん 2017年5月18日(木) 13:00-14:30 会場…

やはらかに柳あをめる/北上の… ヤナギを思い浮かべる人がどこかに

「北斗星」[秋田魁新報] 通勤途中に見上げると、秋田市役所前のヤナギが芽吹いていた。柄にもなく、石川啄木の〈やはらかに柳あをめる/北上の岸辺目に見ゆ/泣けとごとくに〉が口をついて出た。古里の岩手から遠く離れて暮らす啄木は、北上川べりのヤナギが…

 「石川啄木来函110年に寄せて」函館市文学館 4/9~10/3

[ツクシシャクナゲ] ◯函館市文学館 平成29年度企画展 「石川啄木来函110年に寄せて〜啄木の函館132日」 会期 平成29年4月9日(日)〜平成29年10月3日(火) 110年前ここ函館に暮らし、多くの仲間と青春を謳歌し、苦しい生活に直面し、天才をもって任じながら…

啄木祭「『逆説』で読む啄木の歌」講演 井沢元彦氏 6/3

[「2017啄木祭」チラシ表] 2017啄木祭 開催日 平成29年6月3日(土) 開催時間 午後1時30分〜午後4時(入場は午後1時) 開催場所 姫神ホール(盛岡市渋民文化会館) 内容 郷土の歌人石川啄木を偲び,「2017啄木祭」が開催されます。盛岡文士劇にも出演されて…

啄木ファンを魅了する『一握の砂』の紹介 石川啄木記念館企画展 4/25~9/3

[企画展「啄木と『一握の砂』」チラシ表] ◯石川啄木記念館 第7回企画展 「啄木と『一握の砂』」 開催期間 平成29年4月25日(火)〜平成29年9月3日(日)まで 開催場所 石川啄木記念館 内容 啄木の代表作『一握の砂』について紹介する企画展を開催します。歌集…

厳寒の旭川に「列車の窓に花のごと…」啄木

[旭川駅構内の石川啄木像・歌碑 2012年建立] 真生(SHINSEI)2017年 no.303 「石川啄木と花」 近藤典彦 第八回 窓ガラスに咲く花 水蒸気 列車の窓に花のごと凍てしを染むる あかつきの色 作歌は1910年(明治43)10月上旬。『一握の砂』(1910年12月刊)所収…

「啄木忌前夜祭」国際啄木学会 盛岡支部主催

[コブシ] 「啄木忌前夜祭」[岩手日報>風土計] 没後105年となる石川啄木の命日にちなむ催しが盛岡市内で今週行われ、その中の一つをのぞいた。女性たちによるパネルディスカッション、短歌をメロディーに乗せた合唱と、楽しいひとときだった。 国際啄木学会…

『海の蠍』-今の時代だからこそ手にしたい一書-

◯にいがたの一冊 「元患者の言葉 今こそ直視を」[新潟日報] 増補新版『海の蠍』山下多恵子著 文芸評論は意外とおもしろく、ほんの少しスリリングである−。読み終えてそんなことを思った。 著者は気鋭の石川啄木研究者であるが、それと並んで二人の元ハンセン…

「啄木しのび106回忌法要 盛岡・渋民」

[啄木と妻・節子の写真が掲げられた宝徳寺祭壇(撮影:山田武秋氏)] 「歌人 石川啄木の遺徳偲ぶ/岩手・盛岡市」[IBC岩手放送] 4月13日は歌人石川啄木の命日です。啄木の故郷、盛岡市の寺では法要が営まれ、参列した人たちが郷土の先人の遺徳を偲びました。 …

「便所より青空見えて啄木忌] 寺山修司

[サクラ] 「ふるさとは籾おろすころ啄木忌」[毎日新聞>季語刻々] ふるさとは籾(もみ)おろすころ啄木忌 朝妻力(りき) 今日は啄木忌。短歌や評論で時代を敏感にとらえた石川啄木は、1912年の今日、26歳で死去した。「やはらかに柳あをめる/北上の岸辺目…

「Even now the vital words…」啄木の歌はクリアカット

[クスノキ] 北の大地の「鹿ノ子百合」─啄木と智恵子のケース─ 北嶋藤鄕 ( Bulletin of Keiwa College No.26(Offprint) 2017年2月 ) 本稿の眼目としては、『一握の砂』の「忘れがたき人人(二)」に焦点を絞って、啄木が純情清冽な交わりをむすんでいた、函館…

 132日間の函館生活と石川啄木一族の墓 <7 (おわり)>

啄木文学散歩・もくじ 7 「僕の心は凾館の空に彷徨ふ」 「市電「谷地頭駅」終点」 「なみだは重きものにしあるかな─啄木と郁雨─」遊座昭吾 編 宮崎郁雨「歌集『一握の砂』を讀む」 明治四十四年一月十七日(火曜日) (二四) 僕が啄木と初めて會つたのは四…

 132日間の函館生活と石川啄木一族の墓 <6>

啄木文学散歩・もくじ 6 「石川啄木一族の墓」 「“石川啄木一族の墓”を示す木柱」 車は冬期通行止めになっているが、徒歩は大丈夫。 この先に駐車場があるが一台も車はなかった。 施設整備や除雪用の車だけが通っていた。 「石川啄木一族の墓の説明」 石川…

 132日間の函館生活と石川啄木一族の墓 <5>

啄木文学散歩・もくじ 5 立待岬の歌碑「与謝野鉄幹・晶子」と「宮崎郁雨」 「立待岬の端にある与謝野寛・晶子の歌碑(中央の白い四角が歌碑説明板)」 「石川啄木と有島武郎 〜遙かなる夢の残像〜」北村巌 明治35年10月1日、啄木の短歌一首が『明星』に石川…

紙芝居「猿と人」石川啄木記念館 4/13

啄木忌関連イベント 無料開放&紙芝居「猿と人」 開催日 平成29年4月13日(木) 時間 13:30〜14:00 場所 石川啄木記念館 ラウンジ 料金 無料 お申込み・受付方法 当日、直接会場にお越しください。 啄木の命日の4月13日、宝徳寺(啄木記念館となり)で啄木忌…

国際啄木学会会員プラット・アブラハム・ジョージ氏 外務大臣表彰

「インドにおける日本研究の推進」の功績により受賞 国際啄木学会会員のプラット・アブラハム・ジョージ氏(インド・ネルー大学教授)が「インドにおける日本研究の推進」の功績により、平成28年度外務大臣表彰を受けました。 外務大臣表彰は、国際関係の様…

啄木歌碑のある「北村牧場が幕を下ろす」北海道岩見沢

[北村牧場の啄木歌碑] 石川啄木 石狩の空知郡の 牧場のお嫁さんより送り来し バタかな ー 悲しき玩具より ー 「北村牧場111年の歴史に幕 岩見沢」[北海道新聞] 道内酪農の黎明(れいめい)期に開設された「北村牧場」(岩見沢市北村豊里)が、111年の歴史に…

誌上交流戦「短歌甲子園の歌人たち」「歌壇」4月号

[ウグイスカグラ] 「学芸余聞」[岩手日報] 総合短歌雑誌「歌壇」4月号(本阿弥書店)は、盛岡市と宮崎県日向市の短歌甲子園に出場した若い歌人たちの誌上交流戦を特集している。 石川啄木の古里盛岡はこれまでに11回、若山牧水の出身地日向は6回の大会を開催…