〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

盛岡文士劇は「日本文学史に残る公演」

ムギナデシコ 岩手日報 日報論壇 啄木が結んだ縁に目頭熱く 冨田淳治(東京都北区 地方公務員) おもひでの山、ふるさとの山と歌われた姫神山。登頂後その足で石川啄木記念館を訪ねた。盛岡市と東京都文京区は友好都市の提携を結び、その企画展「啄木と文の…

玩具とみなした歌によって 僕の名は後の世に残るのか……啄木

ムギナデシコ 内館牧子、井沢元彦、羽田圭介ら中央文壇の作家たちが出演を熱望「盛岡文士劇」とは 演劇に馴染みのない作家が、時には笑いを、時には涙を誘う芝居を披露する──。この度、6年ぶり2度目の東京公演を行なった盛岡文士劇は、日本で唯一残る文士劇…

「小樽啄木会」による「啄木忌の集い」

新緑 啄木しのび歌碑前で朗詠 小樽で4年ぶり集い 【小樽】小樽にゆかりのある明治期の歌人石川啄木を愛する市民グループ「小樽啄木会」による「啄木忌の集い」が27日、小樽市内で開かれた。参加者たちは講演や歌の朗詠などを通して啄木をしのんだ。 (2023-…

巡回ミニ展示「石川啄木~26年2ヶ月の生涯~」 姫神ホール/もりおか歴史文化館

巡回ミニ展示「石川啄木~26年2ヶ月の生涯~」 (チラシ) 企画展詳細 盛岡市・文京区友好都市提携5周年記念 巡回ミニ展示「石川啄木~26年2ヶ月の生涯~」 現在、当館が大規模改修及び増築工事による休館のため別の施設をお借りし、啄木の生涯を写真ととも…

『国際啄木学会盛岡支部会報 31号』 & 『啄木・賢治8号』発行

国際啄木学会盛岡支部会報 国際啄木学会盛岡支部 発行 Vol.31 2023年3月31日発行 国際啄木学会盛岡支部会報 表紙 盛岡支部会報 contents 『啄木・賢治』第8号 NPO法人 石川啄木・宮澤賢治を研究し広める会 発行 2023年3月31日 発行 『啄木・賢治』第8号 表紙…

「2023啄木祭」6/3 ゲスト・吉田類さんへの質問 お待ちしてます

カエデ お知らせ 2023啄木祭ゲスト・吉田類さんへの質問を大募集! 「2023啄木祭」が日に日に近づいてきました! 今年のゲストは、酒場詩人でイラストレータ―の吉田類(よしだ るい)さんです。そこで、今回類さんへの質問を皆さまから大募集します!!…

東京公演「一握の砂 啄木という生き方」 一家の長としてもがく啄木の生涯

バラ 盛岡文士劇、6年ぶり東京公演 900人の来場者を魅了 【東京支社】 岩手県ゆかりの作家や著名人ら文士が芝居を演じる盛岡文士劇の東京公演は20日、東京都文京区の文京シビックホールで上演された。盛岡で生を受けた石川啄木の半生を描く物語を終焉の地…

啄木の傑作とは何か 歌人・前川佐美雄が紹介

北海道函館市立待岬 啄木一族墓 「碑文」拓本 大の男も泣き崩れた? 人生の名人にして夭折の天才歌人・石川啄木の心に染みる傑作! 学術文庫&選書メチエ編集部 初の歌集『一握の砂』で名声を得た夭折の天才歌人・石川啄木。彼の遺した「ローマ字日記」はあ…

「啄木祭 6/3」について 「石川啄木記念館」からのお知らせ

ニワゼキショウ いわてタウン情報 石川啄木記念館/盛岡市渋民【13:10~】 2023年05月17日 5:55 PM 盛岡市渋民の「石川啄木記念館」からお伝えしました!出演してくださった森義真館長です(^^)中継では「啄木祭」について教えていただきました!今年のトーク…

散策路「啄木詩の道」には啄木の短歌10首の歌碑 盛岡市の岩山

ヤエベニハナサンザシ 世界が注目する「もりおか」を一望 標高340メートルの岩山<岩手・盛岡市> 岩手県盛岡市はアメリカのニューヨークタイムズ紙で「今年行くべき52カ所」のひとつに選ばれ、ゴールデンウィークにも多くの観光客が訪れました。記事で…

啄木の労働者観とその到達点 『石川啄木と労働者』発売

ポインセチア 『石川啄木と労働者―「工場法」とストライキをめぐり』 碓田のぼる(著/文) 発行:本の泉社 定価 1,700円+税 初版年月日 2023年5月16日 発売予定日 2023年5月22日 紹介私は本書の中で、啄木における労働者性といったことを明らかにしたいと思い…

文士劇 逆境の中で常に前向きに生きた人 ☞ 石川啄木

クンショウギク 2023年5月14日の朝日新聞に文士劇についての記事がありました。 啄木ってこんな人だったの? 作家が演じる文士劇、終焉の地・東京で:朝日新聞デジタル

啄木は 3カ月間でロシアの軍人にも感情移入できる広い視野を得た

アメリカフウロ 「岩手と東北アジア-交流と衝突-」 32 麻田雅文(岩手大人文社会科学部准教授) 第2章 明治編 ⑰石川啄木の変容 若きナショナリスト 石川啄木が作品を発表した新聞や雑誌は47紙誌に及ぶ。それらの新聞・雑誌の中で、最も多くの掲載回数を占…

若者世代の短歌ブーム 短歌は一本の木 人生に寄り添う

『一握の砂』 石川啄木 著・近藤典彦 編 AERA dot. SNSで若者世代の短歌ブーム 詠む理由は「自己開示の化け物」?〈週刊朝日〉 若者たちの間で短歌が流行しているという。ツイッターやインスタグラムでは自作の投稿がブームとなり、歌集の出版も相次ぐ。その…

啄木学級―文の京講座「石川啄木 — 苦楽の境を行き交う詩人」 7/7

啄木学級―文の京講座 (チラシ) 啄木学級―文の京講座―受講者募集! 盛岡に生まれ育ち、文京区でその生涯を閉じた、両区市のゆかりの歌人「石川啄木」の、文人としての功績の顕彰と、ひとりの人間としての魅力に触れる講座です。 また、本講座を通して、文京…

特別展「鷗外の食」 啄木日記には「御馳走は立派な洋食」との記述あり

多肉植物 寄せ植え 文豪鷗外、何食べた? 当時の家庭料理・店など紹介 文京区立記念館 明治、大正期の文豪森鷗外(一八六二〜一九二二年)の食生活に関する資料を展示した特別展が東京都の「文京区立森鷗外記念館」(千駄木一)で開かれている。タイトルは「…

啄木の短歌は三十一文字だから 韻律として快く聞き流せる

オガタマノキ ブログ紹介 愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想 ひとの愛しみを。 ― 高畑耕治の詩とエッセイ 詩と短歌の文語表現 数日、近代歌人の短歌を数多く読んでいると、悲しカリケル、想ハルル、ケラシモ、カモ、カナ、ハモ、これらの日常からかけ離れた…

レンズ雲が……

昨日の夕方、もう辺りが薄暗くなってきた頃、 東方向に浮かぶレンズ雲に気づいた。 ぐるぐる巻いた層が見える。 少し暗さが増した。 地上では強風が吹き荒れているが、雲はほとんど同じ場所にいる。 南方向のレンズ雲。 赤みがかって夕焼けしている。 巨大。…

「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」 石川啄木

ギンネム 全方位ch 「らんまん」で思い出す旧友のなまり ふるさとの訛(なま)りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく(石川啄木) もう家族もいない実家の見回りでたまに故郷にもどると、里心がつくことがある。明治の人、啄木は短歌のように故郷の…

〈高山のいただきに登り/なにがなしに帽子をふりて/下り来しかな〉石川啄木

こいのぼり 2023.5.5みすず野 連日の晴天で、田植えもキャンプも帽子が手放せない。テーマパークでジョーンズ博士の中折れ帽を阿弥陀にかぶっていたら、キャストの人から「お似合いですよ」と褒められたことがある。多分みんなに言っていたのだろう。 学生時…

小林寅吉と石川啄木の対立と別れ 福島県会津美里町 法用寺

福島県会津美里町 法用寺 石川啄木歌碑 会津美里町観光ポータルサイト 法用寺 石川啄木の歌碑 こんにちは。今日から5月です。 さて、法用寺に石川啄木の歌碑があるのをご存知でしょうか? 小樽日報の記者だった22才の石川啄木と、雀林出身の事務長、小林寅吉…

「はうきぼし王座につかずかの虚空翔る自在を喜びて去る」啄木

クスノキ 撮りためた星の写真15点 盛岡市下田の阿部一さん 啄木の短歌を添えて Lachsで21日まで展示 盛岡市下田の元小学校長、阿部一(かつ)さん(91)の「星の写真展」が、同市芋田上武道135の10のレストランLachs(ラックス)で開か…

読み手の状況に応じて どれかが心に響く不思議な歌人 石川啄木!

ツツジ 正平調 「銀河鉄道の夜」で、学校を終えたジョバンニが向かうのは印刷所だ。そこで指示通りに、ピンセットであわ粒ほどの小さな活字を拾って箱に並べていく。文選工と呼ばれた仕事である。 昭和から平成になるころだったか文選工泣かせの歌人について…