〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

 「米沢と石川啄木」<1> 

[シャクナゲ] 「米沢と石川啄木」 北條元一史料の「再発見」 <1> 山崎 潔 石川啄木(明治19年〜明治45年 [1886〜1912] 、岩手県南岩手郡日戸村出身、盛岡中学校中退)は、最も広く知られる歌人の一人である。米沢は、短歌の盛んな土地だが、米沢と生前の啄…

 「ふるさとの山に向ひて」 それぞれのふるさとの山を思う

[カエデ] 『ふるさとの風の中には ―詩人の風景を歩く』 ・俵 万智 著 河出書房新社 ・1992年発行 1500円 「ふるさとの山に向いて」 石川啄木 ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆくこの歌は、岩手県で生まれた石川啄木が、東京で作った…

 啄木『一握の砂』の復刻初版本を展示

山梨)文学作品でたどる明治150年 復刻初版本を展示 日本の近代文学を代表する小説や詩集などの復刻初版本を展示した「文学作品でたどる明治150年」が、山梨県都留市の市立図書館で開かれている。明治元年から150年の節目の年を記念する企画で、初版の体裁が…

 小学校代用教員の啄木は月給8円 忖度で退職金5千万円か!

[ハナミズキ] 風土計 1911(明治44)年、夏目漱石44歳の年だから亡くなる5年前。「道楽と職業」と題した講演で、職業観を披歴している。いわく「自分のためにする事はすなわち人のためにすること」。 自分が人より抜きん出ていることで人より多く仕事をして…

 講演「石川啄木―家族の歌を中心に」5/6

第138回 明治記念綜合短歌大会 平成30年5月6日(日)午後1時 場所 明治神宮参集殿 歌会内容:入賞歌発表 表彰 講演 連続短歌講座《近現代歌人の家族詠 第1回》 「石川啄木―家族の歌を中心に」 講師:小池 光 氏 会費 無料 主催 明治神宮献詠会 明治記念綜合…

 講座「寺山修司―啄木を追った男」5/11〜9/21

[アカシデ] NHKカルチャー 横浜ランドマーク教室 講座「寺山修司―啄木を追った男」 講師 歌人・絶叫ミュージシャン 福島泰樹故郷渋民村(岩手県)を追われ、極貧のうちに若い命を散らした悲運の天才児・石川啄木にとって、短歌は所詮「悲しき玩具」に過ぎな…

 岩手公園の啄木歌碑からの岩手山眺望は……

岩手山、やっぱり見えず 岩手公園・啄木歌碑 ふるさとの山はやっぱり見えず−。盛岡市大通の岩手教育会館の低層建て替えに伴い、期待されていた岩手公園の石川啄木歌碑からの岩手山眺望の復活は、残念ながら果たされていない。観光関係者は「『山に向ひて言ふ…

 「石川啄木と野村胡堂」啄木忌の講話

学芸余聞 啄木と胡堂の交友を紹介 盛岡市渋民の宝徳寺で開かれた啄木忌の講話で、県歌人クラブ会長の八重嶋勲さんが「石川啄木と野村胡堂〜青春の文学交流」と題し2人の交友を紹介した。 野村胡堂は盛岡中学校(現・盛岡一高)で啄木と出会った。八重嶋さん…

 啄木・賢治 岩手の文学者2人の魅力

[岩手日報社刊『啄木賢治の肖像』広告(2018-04-19 岩手日報)] 『啄木賢治の肖像』 阿部友衣子、志田澄子著 岩手日報社 972円(税込)新書判312ページ 2018年4月発行 記事

 梅の鉢を火に焙りしが……〈無粋な歌〉ではなく〈すぐれた作品〉

[ウメ] 真生(SHINSEI)2018年 no.306 「石川啄木と花」 近藤典彦 第十回 梅 ひと晩に咲かせてみむと、 梅の鉢を火に焙りしが、 咲かざりしかな。 作歌は1911年(明治44)1月17日。『悲しき玩具』所収。 句読点のある三行書短歌ですから、『一握の砂』ではな…

 講演会「我が友 石川啄木」啄木のふるさと・渋民にて 6/9

[2018啄木祭チラシ] 2018啄木祭 「我が友 石川啄木」 開催日 平成30年6月9日(土) 13:30開演 (13:00開場) 場所 姫神ホール(盛岡市渋民文化会館) 講師 ロジャー・パルバース氏(作家・劇作家・演出家) 料金 前売1,000円 当日1,300円 今年は、作家や劇作家、演…

 「啄木短歌の魅力―推敲を中心に」啄木忌前夜祭講演会 開かれる

[オオデマリ] 推敲に無二の感性 啄木忌前夜祭 池田功さん講演 啄木忌前夜祭は盛岡市の市民文化ホールでこのほど開かれ、国際啄木学会会長で明治大教授の池田功さんが「啄木短歌の魅力―推敲を中心に」と題し講演した。 池田さんは啄木の歌稿ノートや新聞・雑…

 啄木忌に「銭形平次」の作家・野村胡堂と啄木の交流を紹介する講演会も

色あせぬ啄木しのぶ 玉山村(現・盛岡市)出身の石川啄木の命日にあたる13日、恒例の「啄木忌法要」が盛岡市渋民の宝徳寺で行われ、地元関係者や啄木ファンら約100人が参列した。 宝徳寺は啄木が少年時代を過ごし、歌碑や啄木の父・一禎(いってい)の墓があ…

 啄木の現存する最も古い短歌を記すノート など展示-函館市文学館 ~10/2

[ツクシ] 企画展「啄木の短歌〜その変遷を辿る〜」 函館ゆかりの歌人で詩人の石川啄木の短歌に関する史料を年代順に展示し、啄木短歌の変遷をたどる。 啄木の残した歌集は「一握の砂」と「悲しき玩具」の2冊のみ。しかし、これ以外にも新聞や雑誌に掲載され…

 石川啄木の終焉の地の播磨坂

コラム(社会) 四季の花咲く「幻の環3」 播磨坂 今昔まち話 なだらかに500メートルほど続く坂道を、桜の木々が包み込んでいる。東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅(東京・文京)から徒歩約5分にある「播磨坂」。3月下旬から4月上旬にかけてこの場所で開かれる「…

 啄木の故郷盛岡と文京区との交流進む

107回啄木忌 遺徳を次代、全国へ 終えんの文京区と縁 望郷の歌人を語らう 第107回啄木忌法要が13日、盛岡市渋民の宝徳寺で営まれた。 啄木祭実行委員会の竹田孝男委員長は、「啄木の短歌を中心とした作品は世界に広がり、現在15言語18カ国において翻訳され、…

 「啄木忌法要に参加できることは意義深くありがたい」

啄木忌法要 命日にファンら100人 盛岡 /岩手 石川啄木の命日にあたる13日、「第107回啄木忌法要」が啄木の出身地、盛岡市渋民にある宝徳寺で営まれた。 盛岡市玉山地区の三つの寺の僧侶たちが読経する中、参列者が焼香した。その後、地元のコーラスグループ…

 郷土の歌人をしのぶ

啄木しのんで第107回忌法要 石川啄木の第107回忌法要は、宝徳寺で営まれ、短い生涯で数々の作品を残した郷土の歌人をしのんだ。参列者は読経に続いて焼香し、遺影に向かって手を合わせた。 啄木祭実行委員会は6月9日、同市の姫神ホールで啄木祭を開催し、作…

 「啄木忌」多くの人に愛されて

[4/12「啄木忌前夜祭」講演中の池田功国際啄木学会会長(撮影:山田武秋氏)] 107回目の「啄木忌」/岩手・盛岡市 4月13日は、歌人・石川啄木の命日です。啄木の故郷、盛岡市の渋民では107回目となる啄木忌が行われ、今も多くの人に愛される啄木の生涯に思い…

 きょうの啄木忌に望郷の思いを

[シャガ] 〈四季〉 石川啄木は新聞社を転々とした 石川啄木は新聞社を転々とした。 〈かの年のかの新聞の/初雪の記事を書きしは/我なりしかな〉〈京橋の滝山町の/新聞社/灯(ひ)ともる頃のいそがしさかな〉〈みすぼらしき郷里(くに)の新聞ひろげつつ…

 企画展 夭折した若き天才歌人 啄木 ほとばしる情熱と故郷への想い

[「啄木漂泊の旅」展] もりおか啄木・賢治青春館 第79回企画展 「啄木漂泊の旅」展 〜啄木とぶんきょう―たかく飛んだ!26年―より〜 2018年4月21日(土)〜7月8日(日) 会場 もりおか啄木・賢治青春館 2階展示ホール 入場料 無料 現在の盛岡市に生まれ、函館、札…

 DVD制作 啄木と樹人のコンサート 秋田県鹿角市

[DVD「啄木と樹人ふるさとコンサート in 常照寺」] 昨年の啄木と樹人ふるさとコンサート 実行委がDVD制作 鹿角 昨年10月に秋田県鹿角市十和田毛馬内で開かれ、好評だった「啄木と樹人ふるさとコンサート in 常照寺」。主催した実行委員会(勝又幹雄委員長)…

 “日野原重明さんは啄木ファンだったのかも”

[イロハモミジとサクラ] (生老病死)息をのむ、日野原さんの天晴れ 山折哲雄 ここはやはり、日野原重明さんの思い出からはじめよう。 10年ほど前だったと思う。夜8時ごろ東京駅で 新幹線にのった。一人の老人が重そうな革かばんを両手にさげて通路を歩いて…

 啄木は牧水だけには心を吐露する 

[サクラ] 「気持ちの好い男逝く」 [西日本新聞] 編集委員 鶴丸 哲雄 「悲しき玩具」や「一握の砂」で知られる歌人、石川啄木(1886〜1912)の最期をみとったのが、同じ歌人の若山牧水(1885〜1928)だったことは、あまり知られていないのではないか。 宮崎出…

 「啄木と表現」新日本歌人

〇 新日本歌人 「啄木と表現」──口語と文語をめぐって 田中 礼 啄木が詩歌でそのおもいを抒べる時、どのように口語、文語を使ったかということは、啄木の継承の上で大切である。そして口語、文語の問題を考える上に、明治時代での言文一致運動が前提になって…

 啄木忌関連イベント「猿と人」「♪レコード鑑賞会」石川啄木記念館 4/13, 4/28

[シダレザクラ] 石川啄木記念館 啄木忌関連イベント 無料開放&紙芝居「猿と人」 開催日 平成30年4月13日(金) 時間 13:30〜14:00 場所 記念館 ラウンジ 料金 無料 定員 20名 啄木の命日4月13日には、啄木が幼少期に育った宝徳寺(当館隣)で啄木忌法要が営…

 啄木終焉の地で 一緒に啄木を語りませんか! 4/13

[石川啄木終焉の地 歌碑] 「啄木忌の集い」 2018年4月13日(金)午後1時から4時まで 場所 東京都文京区播磨坂清掃局事務所 会議室 2F(文京区小石川5丁目40-21) 交通アクセス:地下鉄丸ノ内線「茗荷谷駅」下車・徒歩6分 〇 「啄木を語る会」 東京・文京区小…

 「啄木の短歌〜その変遷を辿る〜」函館市文学館

[さくら] 函館市文学館 企画展「啄木の短歌〜その変遷を辿る〜」 日時 2018年 4月 8日 〜 場所 函館市文学館2階石川啄木展示室 ○ 函館市文学館 〒040-0053 函館市末広町22-5 TEL 0138-22-9014 FAX 0138-22-9065

 岩手公園のサクラ「不来方のお城の草に寝転びて…」

岩手のお花見スポット 4月に入ると岩手でもお花見シーズンがスタート。岩手日報紙面掲載の写真を中心に桜の名所を紹介します。 石割桜 盛岡地方裁判所の敷地内にあります。樹齢360年を超えるといわれるエドヒガンザクラが、巨大な花崗岩の割れ目から力強く…

 啄木「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ/」

[サクラ 上野] 「季語刻々」 [毎日新聞] 昔 机辺四月こころなぐさむ花一壺(いっこ) 石原舟月 4月は悲喜交錯する月、何かでうまくいかなかった失意の人が今日の句の主人公だろうか。私はこの句から「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ/花を買ひ来て/妻と…