『逃げまくった文豪たち 嫌なことがあったら逃げたらいいよ』
逃げた文豪の中でもトップに紹介された啄木。
・新婦節子は、新郎啄木が帰ってこないままで結婚式を迎える。
・新聞社に勤めた啄木は、出勤したくなくて布団から出ない。
そんなエピソードがなぜ知られているかというと、本人が評論や日記に克明に記したから。
みんな本当に逃げまくっている。
【はじめに】で著者が、「ヤバクなれば、おかまいなしに」「逃げてもいいんだ!」と、書いている。「なりふりかまわず逃亡を図るのが、文豪が文豪たるゆえんだ」とも。
この本を読めば、行き詰ったときに「そうか、逃げる手もあっていい」と思えるかもしれない。
『逃げまくった文豪たち 嫌なことがあったら逃げたらいいよ』
著者 真山 知幸 著
出版社 実務教育出版
発売日 2023/7/12 1,430円(税込)