〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

現代に読み継がれる啄木の魅力 ももクロへの影響も…11/8

[ミゾソバ] 市民大学特別講演会 「石川啄木入門―その魅力を読み解く―」受講生募集石川啄木は明治19年(1886年)に生まれ、明治45年(1912年)に亡くなりました。26歳と2ヵ月の短い人生でしたが、没後100年以上経った今も多くの人々は啄木短歌を口ずさむこと…

藤沢周平 - 4 <「ふるさとの かの路傍のすて石よ…」啄木の歌を思い出させる村道一本> (おわり)

[イヌタデ] 《作品に登場する啄木》 『ふるさとへ廻る六部は』 藤沢周平 新潮文庫 平成20年 ◉変貌する村 自動車道 村の胃ぶくろは大きくて丈夫で、たいていの変化は時間をかけさえすればゆっくりと消化して自分のものにしてしてしまう。十年ほど前から取沙汰…

藤沢周平 - 3 <啄木の短歌がなぜ人びとに好まれるのか、その理由に突きあたった>

[敷石] 《作品に登場する啄木》 『ふるさとへ廻る六部は』 藤沢周平 新潮文庫 平成20年 ◉啄木展 記憶がうすれてしまったが、東京・武蔵野市吉祥寺のT百貨店で、石川啄木展がひらかれるということを、私は多分取っている東京新聞で知ったのだと思う。啄木展の…

藤沢周平 - 2 <啄木は、大人過ぎるほどの大人だった>

[ツリバナマユミ] 《作品に登場する啄木》 『ふるさとへ廻る六部は』 藤沢周平 新潮文庫 平成20年 ◉岩手夢幻紀行(つづき) ×月×日 車はやがて花巻 I・C を降り、東北新幹線寄りの小高い丘、胡四王山に建つ宮澤賢治記念館に着いた。 それはすばらしい記念館…

啄木は100年前、すでに時代診察を行っていた

[大都会] 【「近代日本」を診る 思想家の言葉】 《石川啄木 100年前の「時代閉塞」の現代性》 東日本国際大教授・先崎彰容 象徴的、としか言いようのない年号がある。時代の大きな転換点を指し示す年がある。昭和20年8月15日はその典型で、つい最近も「戦後7…

藤沢周平 - 1 <教壇の上に袴姿の啄木が見えた>

[ガラス障子] 《作品に登場する啄木》 『ふるさとへ廻る六部は』 藤沢周平 新潮文庫 平成20年 ◉岩手夢幻紀行 ×月×日 およそ三時間で盛岡に着いた。 今日の日程は、ホテルに荷物をおいて日のあるうちに啄木の故郷渋民村に行って来ることである。 車は台地から…

「新会長インタビュー・池田功さん」国際啄木学会

[ツリフネソウ] ○学芸インタビュー 国際啄木学会の新会長「池田 功さん」 視点広げ再発見へ 若い愛好者増目指す 「啄木を愛することに関しては、誰にも負けないつもりでいる。啄木研究をもっと深め、より多くの人たちに素晴らしさを訴えるために努力していき…

啄木日記 当初から書き換えが意図されていた -啄木学会シドニー大会

[ヒメシャジン] 啄木文学 翻訳への視点 国際学会 豪・シドニーで大会国際啄木学会の「2015年シドニー大会」は5日、オーストラリアのシドニー大学で開かれた。同学会前会長で、岩手大名誉教授の望月善次大会実行委員長に寄稿を依頼し、海外関係者を中心とした…

トークシリーズ「大逆事件と石川啄木」函館 10/3

[アザミ] 函館YWCA 平和と憲法をめぐるトークシリーズ⑮ 「大逆事件と石川啄木」 2015年10月3日(土)10:00〜12:00 国家による弾圧、冤罪によって命を落とした文化人たち。 約100年前に起こった事件の背景と、当時この国家犯罪を見抜いていた石川啄木につい…

石川啄木の『一握の砂』の魅力 など 講座 10/8〜12/3

[ヤマボウシ] <鶴見大学短期大学部 生涯学習セミナー>近代の名歌集を読む『一握の砂』『収穫』『別離』の世界 開催日 2015年10月8日(木)〜12月3日(木) 10:40〜12:10 回数 全7回 受講料 9,000 円 講師 山田 吉郎(本学短期大学部教授) 講座内容 明治期の代…

道の駅に啄木定食、薮川地区のスイーツなど 2021年度予定

[ハギ] 〈体感思観〉 編集局 泉山圭 盛岡初の道の駅に期待 国道沿いを走っていると、道の駅をよく見掛ける。盛岡周辺にも複数の道の駅が存在する。一方で、盛岡市内には実は1カ所も道の駅がない。その盛岡市内の玉山区渋民地区に2021年度の供用開始を目指し…

〜啄木を通してみた大切な心〜 講演会

[ワレモコウ] 講演「復興を願って〜啄木を通してみた大切な心〜」 石川啄木記念館の菅原壽元館長が講演します。 2015年 9月26日(土)10時から11時30分まで 費用 無料 場所 岩手県盛岡市中央公民館 大会議室 講師 菅原 壽氏(元石川啄木記念館館長) 申し込…

<石をもて追わるるごとく> 石川啄木

<卓上四季>故郷 北海道新聞 <ふるさとは遠きにありて思ふもの>。室生犀星の有名な詩は発表当時、望郷の念を詠んだと言われた。しかし実際は、そう単純ではなかった。上京したものの作品がなかなか認められない。故郷の金沢で傷心を癒やそうとするが、義…

「はたらけど/はたらけど猶…」石川啄木

[カエデ] <金口木舌>貧困に向き合う 琉球新報 石川啄木の「一握の砂」の代表歌の一つ。「はたらけど/はたらけど猶(なお)/わが生活(くらし)/楽にならざり/ぢつと手を見る」。今で言えば、ワーキングプアと呼ばれる人たちの心境か。 人の暮らしには…

石川啄木はバイオリンを弾いた

[モミ] 企画展「啄木ミューヂック」 開催期間 平成27年9月19日(土)〜平成28年1月11日(月・祝) 入館料・料金 一般300円 高校生200円 小学生・中学生100円 65歳以上は無料(団体料金あり) 場所 石川啄木記念館 展示室 啄木は、機会があるとバイオリンやオルガ…

啄木には常に支える仲間がいた -講座・盛岡

[ズミ] ”啄木の函館暮らし”講座 歌人・石川啄木が、岩手で代用教員を務めた後、北海道・函館に移ってからの暮らしぶりを学ぶ講座が盛岡市で開かれました。講座は、かつて石川啄木が代用教員として教べんをとった盛岡市の旧渋民尋常小学校の校舎で開かれ、県…

啄木の謎の真実に迫る本 出版

『石川啄木 不愉快な事件の真実』 西脇巽 著 桜出版「不愉快な事件」とは啄木が妹・光子に送った手紙の中に書かれていた「不愉快な事件」のことを指す。啄木の友人・京助は「啄木末期の苦杯」と言い、光子は「啄木の妻・節子の晩節問題」と言っているが、こ…

秋空に啄木ゆかりの地を訪ねる 渋民

[シロバナヒメシャジン] 「啄木を訪ねる道」ウォーク 開催日 平成27年10月3日(土)9:00 - 15:00 講師 森 義真(石川啄木記念館館長) 料金 1,200円(保険料、資料代、昼食含む) 定員 30名(先着順) 渋民地区の啄木ゆかりの地を訪ねてみませんか。 啄木の…