〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大逆事件に鋭く反応した啄木の帰趨

[カヤツリグサ] ◎本よみうり堂 書評 評・松山巖(評論家・作家) 『絵のように 明治文学と美術』 前田恭二著 群衆劇を読む面白さ 各分野で日本近代の再考がなされているが、著者はユニークな視点で文学と美術の近代を解読した。一言でいえば明治の作家たちが…

立原道造は、啄木に酔い、賢治に醒め… 盛岡ノート

[ハス] 生誕100年 「盛岡ノート」いまむかし4 まぶたの父は慈文 紅子を想い、「帰郷」の夢 賢治文学には深く反発 立原道造は、啄木に酔いながら、賢治には醒めていた。中央大准教授の名木橋忠大氏著「立原道造の詩学」によると、立原は盛岡滞在中の1938(昭…

第1部 啄木、義経、政宗、心平ら  -ミュージカル/長野

[シソ] <東日本大震災>ミュージカルで復興支援 市民ら900人参加、3時間大作 「わが想いとどけよ彼方の空に」 東北の豊かな文化に目を向け東日本大震災復興に息の長い支援をする思いを新たにしようと、出演・スタッフ総勢900人が参加するミュージカル「わが…

明窓 :  結核予防週間

ショパン、高杉晋作、沖田総司、正岡子規、石川啄木、竹久夢二、ビビアン・リー。みんな、結核で亡くなった人たちだ。最近の有名人は思い浮かばないから、結核は過去の病気と思いがちだが、いったん収まった後に再び流行する「再興感染症」として世界が対策…

啄木短歌の曲を披露 花の早慶戦

[ニラ] 花の早慶戦 in 岩手 「東日本大震災」の復興支援で早稲田大学と慶応義塾大学の合唱クラブのOBが、盛岡市でコンサートを開いた。 両校各60人計120人が石川啄木の短歌を曲にのせた歌やそれぞれの校歌などを披露した。 (2014-09-21 テレビ岩手)─────────…

啄木しのぶ座談会で白蓮が…… 根室

[サギソウ] 白蓮、北方領土詠む 北海道・根室の民家に直筆色紙 放映中のNHKの連続テレビ小説「花子とアン」で登場人物のモデルとなった歌人柳原白蓮(やなぎわらびゃくれん)が、北方領土について詠んだ短歌を記した直筆の色紙が根室市内の民家で見つかった…

―啄木と明治の文学者たち―「第31回啄木資料展」岩手 10/3~11/24

[ボタンヅル] 岩手県立図書館 企画展「第31回啄木資料展」読書週間に合わせ、過去2年間で当館が新たに収集した石川啄木関連資料を一堂に集め展示します。 あわせて、啄木の小説を取り上げ、同時代に活躍した文学者達の作品とともに紹介するテーマ展示を行な…

「啄木の娘」の写真 函館・遺愛学院のDVDに

[ヤブマメ] 創基140周年、刻んだ歴史DVDに 函館・遺愛学院 函館市杉並町の遺愛学院は創基140周年を記念し、同学院の歩みなどをまとめて収録したDVDを作成した。同学院は、1874年(明治7年)に創立者の米国人宣教師ハリス夫妻が函館を訪れ、同学院の前身であ…

企画展「啄木の秋」 石川啄木記念館 10/5〜12/28

[ムラサキツユクサ 白花種] 石川啄木記念館 ◎企画展「啄木の秋」 開催期間 平成26年10月5日(日)〜12月28日(日) 入館料・料金 一般300円 高校生200円 (詳細は下記リンク) 場所 石川啄木記念館 展示室 啄木は盛岡中学時代に文学に目覚め、その頃から好んで作…

啄木歌碑拓本なども -「みちのくの仏像展」1/14〜

[ムラサキツユクサ] 東京国立博物館で「みちのくの仏像展」−仏像通じ東北の魅力伝える 来年1月14日から、東京国立博物館(台東区上野公園)で特別展「みちのくの仏像」が開催される。9月16日、その概要が明らかになった。 東北の三大薬師と称される岩手県・…

〈京橋の滝山町の新聞社… =石川啄木〉

[ホトトギス] 素粒子 朝日新聞 爪楊枝(つまようじ)ほどの矢でも事実の土台が揺らげば害になる。吉田調書に関する小欄の過剰な表現を撤回しおわびします。 〈京橋の滝山町の新聞社/灯ともる頃のいそがしさかな=石川啄木〉輪転機はきょうもまわる。原点は…

「積みあげる洗濯物のにおいには…」函館高校初入賞

[キンエノコログサ] 短歌甲子園、市立函館高が初入賞 盛岡市で開かれた第9回全国高校生短歌大会「短歌甲子園2014」の団体戦で、市立函館高が3位に輝いた。 市立函館高は3校による予選リーグを首位で通過。決勝トーナメントでは示された題を詠み込み、20分以…

「たはむれに母を背負ひて…」 9/9は重陽の節句

[アザミ] 忙人寸語 千葉日報 〽柱のきずはおととしの五月五日のせいくらべ−。男の子の成長と健康を祈る端午の節句の様子を描いた童謡「背くらべ」。「きず」が昨年のものでなく「おととし」なのは、なかなか帰省できない兄を待ちわびる弟の気持ちを表現した…

W受賞「短歌甲子園」茨城県立下妻一高

[ツリガネニンジン] 4年ぶり出場 県立下妻一高文芸部 喜びのW受賞「短歌甲子園」 盛岡市で今夏開かれた第九回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2014)に茨城県立下妻一高の文芸部が四年ぶりに出場、団体戦は目標の決勝トーナメント進出こそ逃したが、話題賞…

「花子とアン」に登場の柳原白蓮が記した「啄木のこと」

[コアカソ] 「啄木のこと」 宮崎白蓮 「文藝」昭和30年3月臨時増刊 石川啄木讀本 いつか何かに書いてあつた、真実立派な芸術品を創作する人は、適当な身の不遇さと、貧しさがなければいけないとーー。啄木を考える時、この人の不遇さ、貧しさは芸術の神の恩…

湯川秀樹と石川啄木 石川啄木讀本

[ヤブラン] 「文藝」昭和30年3月臨時増刊 石川啄木讀本 巻末アンケートより 湯川秀樹 1 あなたは啄木の文學をお好きですか? 1A 歌が特に好きです。2 あなたの好きな啄木の歌は? 2A 「命なき砂の悲しさよ……」「さいはての驛に下り立ち……」3 あなたはいつ頃…

「花子とアン」で注目の“柳原白蓮”と石川啄木

[キンミズヒキ] 「文藝」昭和30年3月臨時増刊 石川啄木讀本 巻末アンケートより 柳原白蓮1 あなたは啄木の文學をお好きですか? 1A 好きです。2 あなたの好きな啄木の歌は? 2A 働らけど働らけどなほわがくらし楽にならざりじつと手を見る。3 あなたはいつ頃…

啄木顕彰のみずみずしい短歌 短歌甲子園

[フジバカマ] 【編集日記】(9月2日付)福島民友新聞 まさにあっぱれだ。準決勝が延長五十回の末決着した全国高校軟式野球選手権大会。両チームの選手たちは心身ともに限界に達していただろう。心から健闘をたたえ拍手を送りたい。 歴史を誇るこの大会は「も…