〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

啄木の魅力、生きざま紹介

山梨県立文学館 没後100年で企画展 没後100年を迎え、なお読み継がれる明治の歌人・詩人、石川啄木の魅力、生きざまに迫る企画展「石川啄木 愛と悲しみの歌」が甲府市貢川の県立文学館で開かれている。《ふるさとの山に向(むか)ひて言ふことなし ふるさと…

「くしろふるさとカルタ」展示中!

[ハルリンドウ] 釧路空港ロビーで「くしろふるさとカルタ」展示 こどもたちと釧路地方の魅力を発見し、それを永く伝承しようと作られた「釧路ふるさとカルタ」。 釧路地方の魅力が88枚のカルタに満載! 展示期間 平成24年5月26日(土)〜平成24年6月17日(日…

短冊を掲示し啄木没後100年PR 盛岡商議所

盛岡商工会議所玉山地域運営協議会は、短冊掲示を通じて地域のにぎわいを演出する「啄木短冊盛り上げ事業」をスタートした。本年度が石川啄木没後100年にあたることから、観光客や県民へ広くPRを行う。 「石川啄木没後百年 ようこそ啄木生誕の地・玉山へ」…

啄木ゆかりの校舎補修 盛岡商議所が奉仕活動

盛岡商工会議所玉山地域運営協議会青年部と同女性部は28日、盛岡市玉山区渋民の石川啄木記念館の敷地内にある旧渋民尋常高等小学校で校舎の補修作業を行った。女性部員は障子を張り替え、青年部員は校舎にはけで防腐剤を塗る作業に汗を流した。 同協議会は玉…

「石川啄木 愛と悲しみの歌」山梨県立文学館 <その 5 (終)>啄木行事レポート

<啄木行事レポート>◎ 閲覧室資料紹介「石川啄木の世界」 啄木の生涯を紹介した書、石川啄木全集(筑摩書房)、詩、短歌、小説、評論その他、合わせて80冊余が並んでいる。手にとって読むことができるのは素晴らしい。 企画展図録の表紙。 ◎ 夢の家 企画展…

「石川啄木 愛と悲しみの歌」山梨県立文学館 <その 4 >啄木行事レポート

<啄木行事レポート>「よく来たね。どうぞ」と、等身大の石川啄木が迎えてくれる。 ◎ 暮らしの中の歌 ── 啄木が切り拓いたもの 三枝昂之 歌人 明治42年11月30日から七回にわたって啄木は東京毎日新聞に詩論を書いた。「食ふべき詩」である。 「食(くら)ふ…

「石川啄木 愛と悲しみの歌」山梨県立文学館 <その 3 >啄木行事レポート

<啄木行事レポート> 緑の山の間を抜けて文学館に近づく。右の壁に企画展「石川啄木 愛と悲しみの歌」の巨大な垂れ幕が見える。 ◎ 啄木散文の魅力 平岡敏夫 筑波大学名誉教授啄木の小説も再評価されて来ているが、何と言っても啄木散文の魅力は、「時代閉塞…

啄木思う金田一の書簡など展示 盛岡市先人記念館

盛岡市の市先人記念館の「平成23年新収蔵資料展」は7月22日まで、同館で開かれている。金田一京助が友人だった石川啄木について説明する手紙など貴重な資料が並んでいる。 金田一の書簡は、啄木ファンの女性が友人から「啄木の歌は貧乏だから嫌いだ」と言わ…

「短歌研究」特集-石川啄木

[表紙] 「短歌研究」2012年6月号 1,000円(税込) 短歌研究社特集 没後百年 石川啄木 100年前の啄木を検証する 三枝昂之 啄木再考――ありのままに読むことの大切さ 山田吉郎 石川啄木をめぐる歌人たち、その友情―明治四十三年を中心に― 黒岩剛仁 私の啄木体験…

小樽の啄木は風のごとくに生きた!

[表紙] 『風のごとくに 小樽の啄木』 1冊 1,000円(税込) B5判52ページ 7部構成 小樽にゆかりのある明治期の歌人石川啄木の「没後100年」を記念して、市民グループ「小樽啄木会」(水口忠会長)は、記念誌「風のごとくに 小樽の啄木」を出版した。啄木は190…

啄木学級文の京講座 参加者募集 7/5

啄木学級文の京(ふみのみやこ)講座○ 2012年7月5日(木) 14時00分開演 ○ 場所 文京シビックホール 大ホール 東京都文京区春日1-16-21 作家 渡辺淳一氏 講演「明快なロマンチスト石川啄木」 対談 国際啄木学会副会長・明治大の池田功教授と石川啄木記念館の山…

「北の文学」発売

[表紙] 「北の文学」64号 5月23日発売 A5判 180ページ 1冊1,155円 岩手日報社 今号には応募25編の中から優秀作に選ばれた渡辺治虫さん(雫石町)の小説「野うさぎたちの草原」のほか小説4編を掲載。 グラフ文学散歩は、桜出版社(東京都)主筆の山田武秋さ…

石川啄木:没後100年で企画展、盛況 直筆原稿や写真180点 山梨県立文学館

「生活感にじみ出る言葉味わって」 明治を代表する歌人・石川啄木の死去から100年を迎え、県立文学館で企画展「石川啄木 愛と悲しみの歌」(毎日新聞甲府支局など後援)が開かれ、多くの観覧客でにぎわっている。直筆原稿や写真など約180点を展示。同館は「…

「石川啄木 愛と悲しみの歌」山梨県立文学館 <その 2 >啄木行事レポート

<啄木行事レポート> 文学館の塀の上の大きなボード。 ◎ 開催にあたって 近藤信行 山梨県立文学館館長 啄木はその人生のなかでおのれをしっかりとみつめ、短歌や散文で表現しています。そこには読者に訴える力があります。…人間洞察と時代感覚をそなえたす…

みた、金環日食 ! !

[幸運のリング]隠れ始めは太陽がよく見えていた。金環になるころは雲がじゃまをして、ほとんど太陽の位置もわからないくらいだった。 ちょうどリングになるころに、うす雲の合間からこの光が届いた。子どもたちやおとなたちから歓声があがった。 カラスが騒…

鳴潮

東北の人にとってなじみの深い駅といえば東京・上野駅だろう。構内に岩手出身の石川啄木が歌った<ふるさとの/訛(なまり)なつかし/停車場の/人ごみの中に/そを聴きにゆく>の歌碑がある。なまりを聞くだけで啄木の「あんべぁ(具合)」は良くなったの…

凌雲閣の12倍 634メートルの東京スカイツリー

[直下にて 634mになったころ(2011年春)] 明窓:東京スカイツリーと凌雲閣 明治から大正にかけての日本で、文明開化のシンボルとして人気だった東京・浅草の凌雲閣。12階建ての赤れんがの塔で、明治23(1890)年に開業した。 「浅草12階」と称された凌雲閣…

「石川啄木 愛と悲しみの歌」山梨県立文学館 <その 1 >啄木行事レポート

<啄木行事レポート> 企画展「石川啄木 愛と悲しみの歌」 山梨県立文学館(協力 日本近代文学館) ・2012年4月28日(土)〜6月24日(日)26年2ヶ月の短い生涯の中、貧苦と挫折を超え、短歌・詩を残した石川啄木。歿後百年を迎え、今なお読み継がれる作品の…

朗読劇「12の贈り物」20日から盛岡と釜石で上演

東日本大震災復興支援を目的にした朗読劇「12の贈り物」の公演は20日から盛岡、釜石などで開かれる。支援のために県内在住作家が出版した短編集を朗読劇にして、新たな魅力を届ける。 公演では12人のほかに宮沢賢治、石川啄木を加える。 (2012-05-17 岩手日…

石川啄木歌碑の説明板再建 法用寺境内に会津啄木会

会津啄木会の三留昭男事務局長と栗城好次さんは13日までに、会津美里町の法用寺境内にある石川啄木歌碑の説明板を再建した。 歌碑に記された歌は「敵として憎しみ友と やや長く手をば握りき わかれといふに」。会津美里町(旧会津高田町)雀林出身の中野(旧…

『白堊 一握の砂』啄木の同窓の後輩が、五行歌集刊行

[『白堊 一握の砂』カバー(左)と表紙(右)] 啄木没後100年記念歌集 『白堊 一握の砂』 2012年5月発行 白堊五行歌会 代表 山田武秋(桜出版内) 頒布価格 1,000円 問い合わせ 桜出版 序・目次…こちら ※ 白堊会 = 啄木・賢治が学んだ盛岡中学・盛岡一高卒業…

啄木が岩手に与えた影響は大きい

[ユキザサ] 流失の啄木歌碑を元通りに JR東労組盛岡が寄付 JR東労組盛岡地方本部の有志は15日、歌人石川啄木の書簡入手や津波で流失した陸前高田市の記念碑再建を目指す没後100年記念事業実行委員会に1万7千円を寄付した。 執行副委員長の泉山さんは「啄木が…

函館市文学館 文学の夕べ 6/19、8/7

第1回「啄木・1908−『一握の砂』を読みなおす」 2012年6月19日(火)18:30〜 講師 寺島秀敏氏(函館ラ・サール学園教諭) 第2回「石川啄木における宗教の問題」 2012年8月7日(火)18:30〜 講師 須藤隆仙氏(南北海道史研究会会長) 函館市文学館 函館市…

台湾 日本統治時代に啄木作品が読まれた

[サルトリイバラ] 啄木の書籍160点展示 没後100年で台湾大図書館 台湾大図書館(台北市)で石川啄木没後100年を記念し、関連書籍が20日まで展示されている。国際啄木学会(会長・望月善次盛岡大学長)が寄贈した約160点を中心に、肖像写真や年譜とともに啄木…

死ぬことをやめて帰り来れり 石川啄木

[シャクナゲ] 命の歌を読む 夭折の背景=東直子 光が強くなって緑深まり、希望が満ちているような外界と対極に、精神的に落ち込んでしまう人も増える五月。今月は、夭折歌人の歌を読んでみたい。 大(だい)といふ字(じ)を百(ひゃく)あまり/砂(すな)…

言語超え啄木の魅力探る 台湾で国際学会

国際啄木学会(会長・望月善次盛岡大学長)の2012年度台北大会は12日、台北市の台湾大で開かれた。「啄木没後100年・明治の終焉から大正へ」をテーマに地域や言語を超えた啄木研究の意義を探った。 台湾での啄木研究の第一人者の林丕雄・淡江大名誉教授は「…

啄木の図書、台湾大学に寄贈

[キュウリグサ] 啄木の図書、台湾大に 国際学会が160点寄贈 国際啄木学会(会長・望月善次盛岡大学長)は台湾大図書館(陳雪華館長)に石川啄木に関する図書約160点を寄贈し、台北市の同図書館で11日、贈呈式が行われた。 同学会の望月会長と池田功副会長、…

盛岡てがみ館 6/26~10/22

第38回企画展 啄木没後100年記念 「明星」から「スバル」へ〜啄木の軌跡〜 平成24年は石川啄木没後100年の節目の年にあたります。これを機に、その活躍の舞台となった文芸雑誌「明星」「スバル」における啄木の軌跡を辿ります。 啄木と同時代を生き、身近に…

啄木没後100年特別企画展 函館市文学館 〜10/10

函館ゆかりの作家の資料を展示する「函館市文学館」で、石川啄木の没後100年にちなんだ特別企画展が開かれています。 今回は、病魔と貧困との闘いの毎日であった啄木終焉の日々をクローズアップ。せつなくも美しい内容の日記や手紙、妻節子が啄木の死後に書…

江戸糸あやつり人形芝居 6/14-15


「笑うタクボク 雲は天才である」 2012年6月14日 (木) 〜2012年6月15日 (金) 14日(木) 開場 18:00/18:30 開演 15日(金) 開場 13:30/14:00 開演 岩手県民会館 中ホール 料金 一般 2,500円/小中高生 1,500円 お問合せ 岩手県民会館事業課 019-624-1173