〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「啄木学級開催」渋民

【秋の空】 「啄木と同じ空を眺めて」 盛岡・玉山 「啄木学級」は10月28日、盛岡市玉山区渋民の石川啄木記念館で開かれた。 市内外から54人が参加し、講演やゆかりの地の散策を通じて宮沢賢治との関連や啄木への理解を深めた。 (2007-10-29 岩手日報)

講演「短歌雑誌「明星」と青春の歌人群像」12/1

【ヘクソカズラの実】 講演「短歌雑誌「明星」と青春の歌人群像」 -啄木を中心に- 2007年12月1日(土)13:30〜15:00 講師 佐藤 勝 氏 (湘南啄木文庫主宰) 会場 神奈川県秦野市 秦野市立図書館 入場 無料 <アクセス> 小田急秦野駅北口3番乗り場から発…

「啄木の宮古上陸100年」

【どんぐり】 散歩みち「啄木の宮古上陸100年」 石川啄木が、釧路から海路、上京する途中、宮古に上陸して来年は100年。宮古の、それも啄木が歩いた鍬ケ崎で、何か記念行事を行えないかと想を練っている。 啄木日記によれば、鍬ケ崎を「古風な、沈んだ、黴の…

啄木の短歌を歌に「女がひとり下りゆきし」

【マルバシャリンバイ・丸葉車輪梅】 「啄木の短歌を歌に」倶知安 真夜中の倶知安駅に下りゆきし 女の鬢の古き痍あと 歌人の石川啄木が倶知安の情景を短歌に詠んでから百周年を迎えたことを記念して、倶知安啄木会はこの短歌をモチーフにした歌「女がひとり…

「ローマ字日記」浮世小路の奥、小奴に似た女を…

【ヤマボウシの実】 「ローマ字日記 1909年(明治42)5月1日」給料の前借が首尾よくいった石川啄木は…… 「行くな! 行くな!」と思いながら足は千束町へ向かった。 白い手が格子の間から出て予の袖を捕らえた。フラフラとして入った。 ああ、その女は! 名は…

石川啄木の「ココアのひと匙」

【アケビの実】 「週のはじめに考える 文字の言葉 音の言葉」 東京新聞 社説 イラクから、アフガニスタンから、自爆テロの悲報が絶えません。 殺める側の心を詠んだ詩人の言葉があります。石川啄木の「ココアのひと匙(さじ)」の前半節です。 われは知る、…

「新聞週間」新聞記者の大先輩・啄木

【キヅタ(木蔦)】 北海道新聞-卓上四季 「新聞週間」 石川啄木は、未完の短編小説「札幌」で、ある人物について「鼻の先に新聞記者がブラ下ってるような挙動や物言いをする、いやな男」と描写している。 新聞週間だ。 〈朝寝して新聞読む間なかりしを負債…

「香川不抱の作品を本に」“啄木より勝る”と称賛された

【フヨウ】 「香川不抱に光−新発見の作品を本に」 明星派詩人で、今年没後90年を迎える香川不抱(1889-1917)の研究に取り組んでいる香川明星倶楽部の田山泰三さんが、「香川不抱作品集」を自費出版した。 不抱は香川県丸亀市川西町生まれ。上京して与謝野鉄…

啄木の「悲しき玩具」初版を復刻

【キンモクセイ】 「悲しき玩具」 盛岡市と啄木記念館初版を復刻 石川啄木記念館と盛岡市は10月16日、啄木の歌集「悲しき玩具」の初版本を復刻したと発表した。 復刻作業は、同記念館所蔵の初版本を使い、資料を傷めないようデジタル写真撮影で行った。 同記…

「啄木歌碑の拓本」-土佐からの便り-

【岩手公園の歌碑<拓本作者・岡林一彦氏>】 「盛岡市・岩手公園の啄木歌碑」 土佐の高知にお住まいの岡林一彦さんから、啄木歌碑の拓本と手紙をいただいた。 啄木のふるさとへの旅。啄木の青春が感じられる歌碑を拓本に採ることにした。真先に岩手公園に向…

「英語で詠む啄木」札幌の荒又さん

【 ウッディコーン】 「英語で詠む啄木」自主制作の小冊子で発表 歌人石川啄木の作品を北海道労働文化協会(札幌)会長の荒又重雄さんが英訳し、自主制作の小冊子で発表し続けている。 これまでに百三十首を訳し、小冊子も「釧路」「札幌」「故郷」などテー…

「啄木のミニ人形登場」小樽文学館

【オオカナダモ】 「来樽百年で登場した啄木のミニ人形」 石川啄木の来樽百年を記念して特別展を開催中の市立小樽文学館に、啄木のミニ人形が登場。 下宿で空想にふけるリアルな姿が話題になっている。 (2007-10-11 北海道新聞)

絵地図「美しい流れの中津川」啄木の碑も紹介

【ヤマラッキョウ】 「美しい流れの中津川」出版 盛岡市の中心部を流れる中津川周辺の素晴らしさを知ってもらおうと、同市在住の画家、八重樫光行さんが、絵地図「美しい流れの中津川」を出版した。 裏面には中津川沿いに建てられた石川啄木や宮沢賢治らの歌…

啄木と同じ時代「バイオリンを愛した木村和蔵さん」

【コスモス】 石川啄木と同じ時代に 「バイオリンを愛した木村和蔵さん紹介へ」 明治・大正期にバイオリンを愛した徳島市の教育者・木村和蔵さんを著書の中で紹介しようと、文芸評論家の末延芳晴さんが取材を進めている。 和蔵さんは1916年(大正5)に35歳の…

「渋滞学」事故もないのになぜ渋滞?

【味覚の秋】 「渋滞学」 西成 活裕 著 新潮選書 2006年 1,260 円 車や電車に乗っているときに渋滞にぶつかることがある。渋滞はそれだけでなく、ヒト、ヒトの体内、バス、飛行機、アリ、インターネットなど流れのあるところには必ず発生する。 著者は難しい…

啄木の足跡、事前に体験 函館

【ムラサキシキブ】 「啄木の足跡めぐり」温泉泊覧会を控えて 10月27日に開幕する第三回はこだて湯の川温泉泊覧会(オンパク、実行委主催)の事前体験会が9月30日に開かれた。 地元の観光や行政の関係者が函館市内に残る石川啄木の足跡をたどった。 日本近代…

「めがね」 旅とは たそがれること

【海】 「めがね」 監督 荻上直子 出演 小林聡美 市川実日子 加瀬亮 光石研 もたいまさこ 薬師丸ひろ子 2007 日本 海の美しい南の島を訪れた女性。彼女を迎えたのは、宿の主人、かき氷屋、学校の先生。やがて女性を追いかけてきた男性。 携帯は通じないけど…