〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

写真スケッチ集「啄木への旅」刊行

[ウメ] 「啄木への旅」石川啄木没後100年記念・写真スケッチ集 ぶどうぱん社 発行 短歌:石川啄木、文:山本玲子、写真:小松健一のコラボ 販売・注文先 石川啄木記念館 盛岡市玉山区渋民字渋民9番地 TEL 019-683-2315 小松健一オフィシャルサイト

教育テレビ 朗読 石川啄木「一握の砂」

[セイロンベンケイソウ] J.ブンガク 朗読(1)石川啄木「一握の砂」 NHK教育テレビ 教養 > 文学・文芸 2011年2月28日(月) 〜3月3日(木) 放送時間 24:25〜24:30(5分間ずつ) 朗読 石川啄木「一握の砂」 司会=杏 朗読=加賀美セイラ 語り=マイケル・リ…

石川啄木 著(P.58〜59)遠方に電話の鈴の鳴るごとく

[アカガシ] 我を愛する歌 (P.58) 遠方に電話の鈴の鳴るごとく 今日も耳鳴る かなしき日かな 垢じみし袷の襟よ かなしくも ふるさとの胡桃焼くるにほひす <ルビ>遠方=ゑんぱう。鈴=りん。垢=あか。袷=あはせ。胡桃=くるみ。 (P.59) 死にたくてなら…

赤裸々さと煩悶から見える 新たな啄木像

池田功 著 新日本出版社 2011年2月発売 1,995円 目次 1 絶望の中で自らを鼓舞 2 社会主義への目覚めと模索 3 啄木日記の魅力とは 4 日記作品化への努力 5 国際性を持つ日記の意義 『啄木日記を読む』を読む - 啄木の息管理者 日記を書き出そうとする人は元日…

石川啄木 著(P.56〜57)うぬ惚るる友に

[モミジバフウの実] 我を愛する歌 (P.56) うぬ惚るる友に 合槌うちてゐぬ 施与をするごとき心に ある朝のかなしき夢のさめぎはに 鼻に入り来し 味噌を煮る香よ <ルビ>うぬ惚る=うぬぼる。合槌=あひづち。施与=ほどこし。欲り=ほり。来し=きし。 (P.57)…

啄木講座 釧路 3/14

[アセビ] 第6回啄木講座(港文館) 2011年3月14日 (月) 港文館 13:00〜14:00 北海道釧路市大町2丁目1番12号 電話 0154-42-5584港文館は明治41年に建造された旧釧路新聞社(現北海道新聞社)社屋を復元したもの。石川啄木はここに76日間記者として在籍した…

多喜二と啄木の同時代性に着目 釧路で語るつどい

北海道にゆかりのある作家、小林多喜二の生涯やその著作を紹介する「2011年小林多喜二を語るつどい」が19日、釧路市内で開かれた。多喜二の命日に当たる2月20日を記念して、毎年実施している。 講演で、国際啄木学会北海道支部長の北畠立朴氏は、啄木が小樽…

啄木かるた大会 盛岡

[シダレウメ(タモリさん?)] 第9回啄木かるた大会 出場最多99チーム 歌人石川啄木の短歌を題材にした第9回かるた大会が19日に啄木のふるさとで開かれた。 小学生から大人までおよそ300人が参加し、歌集「一握の砂」「悲しき玩具」からの短歌の札を取り熱戦…

きょうは 石川啄木の誕生日

[きょうの誕生花・カルミア] 啄木の生まれた日 石川啄木は、1886年(明治19)の生まれ。 2月20日生まれでは、志賀直哉や長嶋茂雄さんなどがいる。 忌日では、小林多喜二( 1933年)。 誕生花・カルミア(和名:ハナガサシャクナゲ 花笠石楠花)。花言葉は「…

石川啄木 著(P.54〜55)とある日に

[トクサ] 我を愛する歌 (P.54) とある日に 酒をのみたくてならぬごとく 今日われ切に金を欲りせり 水晶の玉をよろこびもてあそぶ わがこの心 何の心ぞ <ルビ>今日=けふ。切に=せちに。欲り=ほり。何=なに。 (P.55) 事もなく 且つこころよく肥えてゆく …

石川啄木 著(P.52〜53)人並の才に過ぎざる

[ヘクソカズラ] 我を愛する歌 (P.52) 人並の才に過ぎざる わが友の 深き不平もあはれなるかな 誰が見てもとりどころなき男来て 威張りて帰りぬ かなしくもあるか (P.53) はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり ぢつと手を見る 何もかも行末の事み…

石川啄木「一握の砂」を、マンガで英語で味わう

[センダンの実] 『Jブンガク』 マンガで読む 英語で味わう 日本の名作12編 「Jブンガク」制作プロジェクト編集 ロバート キャンベル監修 1,365円 NHK教育テレビの人気番組「Jブンガク」が一冊の本に。 太宰治、森鴎外、夏目漱石、林芙美子、樋口一葉、芥川龍…

自筆年譜「石川啄木」展示 鎌倉文学館

[ミツマタ] 鎌倉ゆかりの文人によるシナリオ、演劇作品展−井上ひさしさん追悼コーナーも 鎌倉文学館(鎌倉市)で現在、鎌倉にゆかりのあるシナリオ作家・劇作家の作品などを展示する「華やかな世界をつむぐ」展が開かれている。 同展では、同館の所蔵品を中…

「閉塞の時代を生きる―石川啄木のメッセージ」

憲法テーマに劇 参加者募る 憲法記念日の5月3日、広島市中区の広島県民文化センターで「2011年憲法集会」がある。弁護士たちでつくる実行委員会は、集会で上演するミュージカル風憲法劇の出演者とスタッフを募集している。 劇のタイトルは「閉塞(へいそく)…

啄木歌碑 -タダで楽しむ銀座

[カンツバキ] タダで楽しむ銀座あれこれ 銀恋、柳、石碑 石碑編 銀座には、さまざまな歴史を記した石碑や記念碑が点在している。数寄屋橋交差点から晴海通りを東へ向かい、並木通りを右に曲がって、6丁目まで来ると、朝日ビルの前に歌碑がある。「京橋の滝山…

『啄木日記を読む』

[ロウバイ] 『啄木日記を読む』 池田功/著 新日本出版社 1,995円(本体1,900円+税) 2011年2月15日発売 赤裸々さと煩悶、心情の吐露から見える新たな啄木像 啄木の日記には、自身の生き方、性をめぐるさまざまな煩悶や社会への憤り、大逆事件の衝撃、社会主…

講演「石川啄木とその時代 − 啄木を科学する?」

遊学会 2011年2月18日(金) 18:30〜19:50 大阪市立大学文化交流センター 大阪梅田駅前第2ビル6階 講師 北里和彦さん(北海道新聞 大阪支社支社長) 講演「石川啄木とその時代 − 啄木を科学する?」 石川啄木を歌人や作家としての側面だけでなく、思想家、評論…

講座「平岡敏夫先生の石川啄木を読む II」

[ロウバイ] 淑徳大学公開講座 平岡敏夫先生の石川啄木を読むII 講師 平岡 敏夫(筑波大学・群馬県立女子大学名誉教授) 淑徳大学池袋サテライト・キャンパス 東京都豊島区南池袋1-26-9 MYT第2ビル7F 池袋駅(JR線ほか)より徒歩2分 2011年4月13日 〜 2011年6…

啄木の暮らし感じられる?

[ロウバイ] 啄木の暮らした家 改修完了お披露目 石川啄木が代用教員時代に間借りしていた旧斉藤家(盛岡市玉山区の石川啄木記念館敷地内)の改修工事が完了し、4日、関係者に披露された。 啄木が1906年から約1年間、妻と両親、妹の家族5人で暮らし、この期間…

『おん身は花の姿にて』山下多恵子 編

『おん身は花の姿にて』 網野菊アンソロジー 網野 菊 著 山下 多恵子 編 出版社 未知谷 2,520円(2,400円+税) 2011年2月発行 網野菊は、1900年(明治33)生まれの作家。実母が姦通罪で獄に入り離縁され、父の再婚でその後3人の継母を迎える。この四人の母…

与謝野晶子歌碑(3) 千葉県松戸市

千葉大学園芸学部A棟左横 戸定が丘歴史公園の隣りにある千葉大学園芸学部キャンパスには、ヴェルサイユ庭園をモデルにしたフランス式庭園や、イタリア式、イギリス式などの庭園がある。そのフランス式庭園のそばに、与謝野晶子の歌碑がある。 説明文より ・1…