〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

啄木は「心の呼吸を子弟の胸奥に吹き込みたい」と教壇に立った -講座- 9/3

[チダケサシ] 啄木学級故郷講座 明治39年、啄木は「自分の心の呼吸を故山の子弟の胸奥に吹き込みたい」と願い、渋民尋常高等小学校代用教員として教壇に立ちました。 その校舎において「啄木学級」を開校し、啄木のふるさとの自然と人々に触れ合いながら、啄…

明治の天才 啄木の青春-盛岡市と、啄木が眠る-函館市への旅 BS朝日 8/2

「日本の原風景 夏こそ東北 その心 2時間SP 盛岡・函館 北のハイカラ 街めぐり 〜石川啄木 うたの風景〜&津軽 岩木山 鬼の棲む里 〜十万石の城下町と鬼伝説を辿る〜」 ◎BS朝日 「新 にほん風景遺産」 2016年8月2日(火)21:00〜21:54◎岩手朝日テレビ 「新…

“最終回”「啄木 賢治の肖像」岩手日報(㉚ 識者に聞く)

[ヤブラン] 「啄木 賢治の肖像」 ㉚ 識者に聞く 国際啄木学会会長 池田 功さん 今に通ずる感覚魅力◎全集に収録された手紙511通から読み取れることは。 特筆すべきは『ブログ感覚』。多くは、実用的な内容以上に自分の情報を一方的に報告していた。一人の人間…

<6年目の被災地>啄木のいとこのひ孫 歯科医として奮闘 

啄木歌碑に復興誓い 釜石旅行から116年 いとこのひ孫・工藤さん、歯科医として震災で奮闘 /岩手 石川啄木は、明治三陸大津波(1896年)から4年後の1900(明治33)年7月。旧制盛岡中学3年担任の冨田小一郎先生に引率されて、三陸沿岸を北上した。釜石には7…

“岩手日報は啄木を産み育てた” 啄木学会盛岡支部

啄木育てた岩手日報 国際啄木学会盛岡支部の月例研究会は23日、盛岡市の上田公民館で開かれた。同支部長の小林芳弘さんが「啄木と岩手日報」と題して話題提供。創刊140周年の岩手日報と石川啄木には強いつながりがあったことを紹介した。 小林さんは、函館日…

「啄木プレートつくろ!」啄木記念館

[キンポウゲ] 白磁の皿に啄木の歌 盛岡市渋民の石川啄木記念館(森義真館長)は23日、同館でワークショップ「啄木プレートつくろ!」を開いた。参加者は啄木の短歌を書き込んだオリジナルプレート作りを楽しんだ。 参加者は焼き込み用のシールを用いて山や花…

啄木を【最初の現代日本人】とした意味は何なのか  -特別講演会

柏崎市名誉市民 ドナルド・キーン先生を迎えて 「ドナルド・キーン・センター柏崎開館三周年記念 特別講演会」公益財団法人ブルボン吉田記念財団では、「ドナルド・キーン・センター柏崎」の開館三周年を記念し、 柏崎市の名誉市民であるドナルド・キーン先…

企画展「ドナルド・キーン 石川啄木の日記を読み解く」8/11〜12/25

ドナルド・キーン・センター柏崎 平成28年度後期特別企画展 「ドナルド・キーン 石川啄木の日記を読み解く ~最初の現代日本人~」展 石川啄木生誕130年の年にあたる今年、ドナルド・キーン先生は、2月に評伝『石川啄木』(新潮社)を出版、9月にはコロンビア大…

漢字トリビア「砂」の成り立ち物語

「漢字」、一文字一文字には、先人たちのどんな想いが込められているのか。時空を超えて、その成り立ちを探るTOKYO FMの「感じて、漢字の世界」。「砂」に込められた物語を紹介します。 「砂」という漢字は「石」に「少ない」という字を書きます。「少ない」…

第11回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2016)

この夏もまた,啄木ゆかりの地「岩手・盛岡」で,全国から高校生歌人たちが集い,詠み競う「全国高校生短歌大会(短歌甲子園)」を開催します。 開催趣旨 近代短歌に新しい世界を切り開いた青春の歌人,石川啄木を顕彰するとともに,啄木が生まれ育った盛岡…

パネル展「石川啄木のふるさと」

◎盛岡市・玉山村合併10周年記念パネル展「石川啄木のふるさと」及び「短歌甲子園10年のあゆみ」 日時:2016年7月27日(水)〜8月4日(木) 場所:多目的ホール小(岩手銀行旧本店本館 盛岡市中ノ橋通1丁目) 主催:全国高校生短歌大会実行委員会 石川啄木の…

BS朝日「石川啄木のうたの風景」8/2(予定)

[ヤマユリ] ◎「石川啄木のうたの風景」放送予定 BS朝日 「新 にほん風景遺産」 2016年8月2日(火)21:00〜21:54 岩手朝日テレビ 「新 にほん風景遺産」 2016年8月15日(月)15:55〜16:50 タイトル&サブタイトル 石川啄木のうたの風景 〜青春の輝き・盛岡…

「啄木 賢治の肖像」岩手日報(㉙ 没後の評価)

[クマシデ] 「啄木 賢治の肖像」 ㉙ 没後の評価 普遍的な感情に共感 啄木は1910(明治43)年12月、第1歌集「一握の砂」を刊行し、そのわずか1年5カ月ほど後の1912(明治45)年4月13日、26歳でこの世を去った。亡くなる1週間前に親友の土岐哀果に託した原稿「…

「啄木 賢治」の足跡を後世に伝え続ける役割

[センダン] 啄木と賢治伝え続ける < 展望台 < 岩手日報 宮澤賢治が「…… 聖日蓮生誕七百年の思ひ出深き日に/剃髪して深夜漂然家出す」。1921(大正10)年3月6日付の本紙(岩手日報)にはこんな見出しの記事がある。 一見センセーショナルな見出しから資産…

高知の啄木ファンのこと

[キンポウゲ] 高知と啄木の縁感じた遍路 本紙(岩手日報)7月6日付「ばん茶せん茶」で、高知県の有沢二郎さんの「高知一の啄木ファン」を読み、6年前の春がよみがえった。 四国遍路を巡り土佐の高知二十七番札所をこの日の打ち止めにし、「錦松」に泊まる。…

啄木の出生地訪問 盛岡・玉山

[カンパニュラ・アルペンブルー] 啄木の原点堪能 盛岡・玉山でバスツアー 歌碑や出生地訪問 今年で生誕130年を迎えた石川啄木ゆかりの地を巡るバスツアーは9日、盛岡市の玉山地域で行われた。 市内外から約30人が参加し、石川啄木記念館の森義真館長が案内。…

「啄木 賢治の肖像」岩手日報(㉘ 病と死)

[ニワトコ] 「啄木 賢治の肖像」 ㉘ 病と死 体調悪化克明に記す 啄木は1902(明治35)年10月、盛岡中学校(現盛岡一高)を退学し上京する際に日記を書き始める。体調不良を自覚したという記述が現れるのは、その翌月のことだ。「午後図書館に行き急に高度の…

生涯を懸ける私の城巡り 金字塔は不来方城

高知一の啄木ファン < ばん茶せん茶 不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心 啄木の数ある歌の中で私が一番好きな一首である。たった三十一文字の中に無辺の情景を思い癒される。まだ見たことのない盛岡城の様子が目の前に広がって見える。 私…

<雨に濡れし夜汽車の窓に ……>石川啄木

編集手帳<読売新聞 狐がおいしそうな葡萄を見つけた。食べたいのだが、高い所にあって跳び上がっても届かない。狐は捨てぜりふを残して立ち去る。「こんな葡萄、酸っぱいに決まってるさ!」。イソップ寓話の『狐と葡萄』である。 高い部屋は3泊4日で1人95万…

啄木ら戦前に津軽海峡を旅した文人の特別展 青森

[トネリコ] 「青函旅した文人」展開幕/県近代文学館 北海道新幹線開業で盛り上がる青函圏と文学の関係に焦点を当てた特別展「青函を旅した文人たち」が9日、青森市の県近代文学館で開幕した。 初日は同展の開催に協力した県内の文学関係者らが来場し、石川…

「妻の家出で啄木は狼狽」世田谷文学館講座

◎「啄木と女性」世田谷文学館講座 節子の存在の大きさ指摘 世田谷文学館友の会(平出洸会長)主催の講座は、東京都世田谷文学館でこのほど開かれ、国際啄木学会理事で明治大兼任講師の西連寺成子さんが「生誕130年 石川啄木と女性〜恋愛・結婚・家族〜」と題…

「啄木の作品は人間心理を解剖している」 啄木学級文の京講座

[アジサイ] 啄木と賢治、魅力探る -東京で講座- 石川啄木の「終焉の地」がある東京都文京区の文京シビックホールで、「啄木学級文の京(ふみのみやこ)講座」がこのほど開かれた。約350人が訪れ、今年生誕130年の啄木と、120年の宮沢賢治の魅力を探った。 作…

「啄木 賢治の肖像」岩手日報(㉗ 宗教)

[アジサイ] 「啄木 賢治の肖像」 ㉗ 宗教 仏教的な影響色濃く 啄木は日戸村(現盛岡市日戸)にある曹洞宗の常光寺で生まれ、1歳の時に渋民村(同市渋民)の宝徳寺へと移った。「寺の子」として育った啄木には、どのような宗教的影響があったのだろうか。 キ…

啄木短歌がデザインの手ぬぐい生地 中津川彩る -盛岡

[アジサイ] 夏の中津川彩る染め物 盛岡で伝統作業 盛岡市紺屋町の巴染工(東條誠社長)は2日、染め物ののりを落とす「染め物流し」を中津川の上の橋たもとで行った。近隣住民や写真愛好家が訪れ、手ぬぐいが清流に揺れる盛岡の夏の風物詩を目に焼き付けた。 …

もんじゃの街 月島にいた “啄木”

結核予防キャンペーンのポスター。 東京メトロ有楽町線と、都営地下鉄大江戸線が乗り入れている「月島駅」構内のポスター。駅を出るとそこはもんじゃストリート。70軒を超えるもんじゃの店が連なる。 「かにかくに渋民村は恋しかり おもひでの山 おもひでの…

幸徳秋水の反戦・平民主義に啄木は強く心を動かされた…

[アジサイ] 啄木共感 秋水の思想とは 高知市でセミナー 大逆事件めぐり議論 石川啄木(1886〜1912年)の研究者や愛好家による国際啄木学会のセミナーが高知市の県立文学館でこのほど開かれた。 大逆事件は明治43(1910)年に起きた。幸徳秋水ら数百人が大逆…