啄木 出版物
郷土の本棚 『三人の詩人たちと家』 牧水・白秋・啄木─その暮らしの風景 本著は3人の詩人─若山牧水、北原白秋、石川啄木の家の間取りを現地調査または資料から復元することで、彼らの創作の背景にある暮らしに迫ろうという少し変わった研究書だ。 啄木の項で…
啄木の「一握の砂」「悲しき玩具」 近藤さん(国際啄木学会元会長)が編集、刊行 国際啄木学会元会長の近藤典彦さんの編集による石川啄木の歌集「一握の砂」と「悲しき玩具」が、桜出版(紫波町)から刊行された。長年の研究成果を結集させ、啄木の意図した…
[フユザクラ] 啄木の歌をケセン語に訳したおんばの朗読会 北上 岩手の歌人石川啄木の短歌を気仙地方の方言「ケセン語」訳で鑑賞する催しが23日、北上市の日本現代詩歌文学館であった。「おんば(おばあさん)」の朗読を聴き、来場者は言葉が持つ深みや啄木の…
『悲しき玩具』一握の砂以後 (四十三年十一月末より) 石川啄木 著・近藤典彦 編 桜出版 2017年11月25日発行 編者・近藤典彦氏「解説 悲しき玩具」より 『悲しき玩具』は、勤め人の日常(たとえば出勤、サボり、夜勤=残業帰り等)の歌、また勤め人の家庭生…
啄木の歌を「おんば訳」で 詩人の被災地支援から 東海(ひんがす)の小島(こずま)の磯(えそ)の砂(すか)っぱで おらァ 泣(な)ぎざぐって 蟹(がに)ど 戯(ざ)れっこしたぁ (東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる) 岩手の歌人石川…
『一握の砂』 石川啄木 著・近藤典彦 編 桜出版 2017年10月28日 発行 1000円+税 編者・近藤典彦氏「まえがき」より 『一握の砂』を読むのなら、ぜひ本書で読んでください。現在出版されているどの『一握の砂』よりも格段すぐれた版だからです。 『一握の砂』…
『東北おんば訳 石川啄木のうた』 編著 新井高子 未来社 2017年9月発行 1,800円+税 おんばの朗読が聴ける、QRコード付き 「帯」より 訳というのは、 単なる言葉の 置き換えではない、 心の共有なのだと 感じました。 啄木の心を、 おんばの声で 聞くとき、 …
ケセン語で『啄木のうた』、短歌を土地言葉に “翻訳” 大船渡の女性らが協力し一冊に 大船渡市の女性たちが “方言指導者” として協力した『東北おんば訳 石川啄木のうた』(未來社刊/税抜き1800円)が、このほど発売された。啄木が残した短歌100首が、ケセン…
本よみうり堂 書評 『石川啄木論』 中村稔著 青土社 2800円 評・尾崎真理子(本社編集委員) 独創的かつ全力の鑑賞 90歳を迎えてなお詩人、弁護士として社会に在る著者が、26歳で生を終えた永遠の青年、石川啄木の境涯を全力で伝える。 とりわけ、23歳で書い…
[ツバキ] ◯今週の本棚 毎日新聞 東京朝刊 三浦雅士・評 『石川啄木論』=中村稔・著(青土社・3024円 2017年4月発売) 狂気すれすれのところにいた歌人 啄木観を一新する本。これまで誰もまともに啄木を読んでこなかったのではないかとさえ思わせる。著者も…
[夏の紅葉] 「『雲は天才である』石川啄木著」 [本よみうり堂 読売新聞] 啄木は、小説家になりたかったのになれなかった、日本を代表する歌人である。自負心がすこぶる高く、若き日には〈近刊の小説類も大抵読んだ。夏目漱石、島崎藤村二氏だけ、学殖ある新…
[マンリョウ] ◎狭山・狭山水曜歌会主催講演会 2016年11月23日 草壁熖太主宰講演『石川啄木とその時代』 河田日出子 今回は石川啄木の話。 詩歌は気持ちを表わすものだから人の心に響く。文学は、体にとっての栄養と同じで、心の滋養として必要だから、気持ち…
『一握の砂』『悲しき玩具』─編集による表現─ 大室精一 著 (株)おうふう出版 序(『一握の砂』『悲しき玩具』形成論の現在) 『一握の砂』、及び『悲しき玩具』 は魅力溢れる歌集である。その魅力の源泉は、刊行後百年以上を経過した現在においてなお、多…
[啄木ゆかりの本郷・小石川] 『東京文学散歩』 東京都高等学校国語教育研究会編 教育出版センター 平成4年 800円 江戸・東京の文学ゆかりの地90余りを文学作品と文学者をめぐる世相人情とともに紹介する。地図・交通機関・所要時間・利用案内なども付した。 …
[啄木は金に女にだらしないお坊ちゃま] 『教科書では教えてくれない日本文学のススメ』 関根 尚 (著) 学研教育出版 2015年 1000円+税 <楽しく学べる学研コミックエッセイ)>夏目漱石、樋口一葉、石川啄木、森鴎外、宮沢賢治、芥川龍之介、太宰治、三島由紀…
[特集ページ] 月刊「清流」 2016年11月号 *書店では扱わない。清流出版株式会社へ直接注文、1冊700円(送料・税込)。 【第1特集】 心も体も喜ぶ大人旅 大人には、大人ならではの旅が似合います。自分自身の体や心が喜ぶ旅の醍醐味を! 【第2特集】 生誕13…
[『補輯・石川啄木文献書誌集大成』] 啄木関連文献 一覧に 湘南文庫(神奈川)主宰の佐藤さん 湘南啄木文庫主宰、国際啄木学会理事の佐藤勝さんは10月、「補輯(ほしゅう)・石川啄木文献書誌集大成」を出版する。石川啄木生誕130年を記念し、啄木関連の文献…
会社をサボってエロ三昧…ダメ男・石川啄木「ヒミツの日記」がおもしろい 清貧・不遇のイメージも崩れ去る 赤裸々すきる『啄木・ローマ字日記』『週刊現代』2016年9月3日号より〈 はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり ぢつと手を見る 〉 有名な歌の…
◎啄木研究必須の文献 『補輯・石川啄木文献書誌集大成』 ・佐藤勝著 桜出版 ・B5判函入上製本 約450頁 定価 本体3,000円+税 ・2016(平成28)年9月刊行予定! 佐藤勝著『石川啄木文献書誌集大成』(武蔵野書房)の続篇として、『補輯・石川啄木文献書誌集大…
【収集目録 第28号の表紙】 「湘南啄木文庫収集目録」第28号 A4判 30頁 湘南啄木文庫が収集した文献の詳細目録。平成28年8月31日発行。 平成27年1月から平成27年12月までに発行された石川啄木関係文献(単行本、参考文献、特集号雑誌、雑誌・単行本に収録の文…
[ヤナギハナガサ] 伯人女性が短歌集発表=啄木の世界に魅せられて 詩人・石川啄木の短歌の魅せる世界に心酔し、伯国人女性のネイデ・ロッシャ・ポルトガルさんがポ語短歌集『トレス・テンポス―三つの時間』(中田みちよ訳)を出版した。これまでに俳諧集も20…
[雨上がり] 文藝春秋WEB 文藝春秋>鼎談書評“キーン・マジック”で描く天才歌人の生涯 『石川啄木』 (ドナルド・キーン 著/角地幸男 訳) 阿刀田高(作家) ドナルド・キーンさんのような世界に影響力のある日本文学者が、おそらく日本で最も人気のある歌人…
『石川啄木』 (新潮社・2376円) 私が愛蔵する古い文芸誌のひとつに、「石川啄木読本」と銘打つ「文藝(ぶんげい)」臨時増刊号がある。髪をきれいに七三に分けた歌人の肖像を表紙画に用いたそれは、昭和30(1955)年に発行されており、高名な作家や評論家らが…
[ホワイトサローワトル] 評伝「石川啄木」 ドナルド・キーンさんが夭折歌人の現代性を浮かび上がらせる孤独と貧困にあえいだ現実生活を 3 行書きの短歌でうたった石川啄木(1886〜1912年)。日本文学研究者のドナルド・キーンさんが、この夭折(ようせつ)の…
歌人読み解き世界へ コロンビア大名誉教授 ドナルド・キーン氏 「石川啄木」(新潮社)を出版 英語版も コロンビア大名誉教授のドナルド・キーン氏(93)の評伝「石川啄木」(訳・角地幸男氏)が新潮社から発刊された。文芸批評の原点に立ち返り、啄木の詩歌…
[キヅタ] 婦人画報 2016年4月号 ◎泣ける!函館土方をしのび、啄木に切なさを覚え、森田名画の残像を辿り、GLAYに震える。北海道新幹線も開業の春、旅をしましょう、この地へ。 〇桜は散るから美しい 辻 仁成(作家・ミュージシャン) ふと「東海の小島の磯の…
『石川啄木』 ドナルド・キーン/著 角地幸男/訳 [目次] ◎現代歌人の先駆となった啄木の壮烈な生涯をたどる渾身の本格的評伝!生地日戸村には一切触れず、啄木が自らの「故郷」と呼んだ渋民村。函館、小樽、釧路を転々とした北海道での漂泊。金田一京助との…
[ひな祭り] <郷土の本棚> 岩手日報 『啄木の手紙を読む』 池田 功 著 「ブログ感覚」で赤裸々に 日々の暮らしの出来事をつれづれなるままにつづるブログ。国際啄木学会会長の著者は、20日に生誕130年を迎えた石川啄木の手紙の特徴を、現代のこの「ブログ感…
[特集ページ] 現代短歌 2016年3月号 出版社名 現代短歌社 定価 ¥669(税込) 発売日 2016年 2月 13日 特集情報 石川啄木生誕一三〇年 よみがえる啄木 ◯石川啄木の秀歌一三〇首選 岡井隆 ◯インタビュー 短歌とは「ぢつと手を見る」こと 小池光 ◯アルバム 啄木…
『啄木の手紙を読む』 池田 功 著 新日本出版社2016年2月に生誕130年を迎える石川啄木。その手紙は100年以上前に書かれたものでも、ブログ感覚で今の読者に訴えてくるものがある。 そこには恋愛感情、借金の依頼、病苦などが率直に記され、しかも社会主義へ…