〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木 出版物

本当の啄木の姿 『石川啄木入門』

◎ようこそ本の森へ<331> 岩手日報 『石川啄木入門』 伝わる魅力と人間像 石川啄木は歌集『一握の砂』や『悲しき玩具』で知られた歌人です。望郷の歌人という名で呼ばれたりもします。時には借金ばかりをしていた人と問題にされたりもします。でも本当の啄…

『名作百年の謎を解く』出版

『名作百年の謎を解く』同時代社 近藤 典彦 著 上杉 省和 著 出版年月 2015/11 定価 本体2,300円+税 虚構のなかに隠された作家の真意を読み解き、名作小説の新しい魅力を発掘する。近代名作八編への案内書 樋口一葉「たけくらべ」」(上杉)(近藤) 石川啄…

新しい"啄木"『石川啄木の百首』発刊

[イチイガシ] 『石川啄木の百首』小池 光 著 発行 ふらんす堂 1,700円+税 2015/10/24 シリーズ・叢書「歌人入門」 小池光によって新しい「啄木」が解き明かされる! 百首にしぼったからこそ、光る一首に出会える。 近代短歌の第一人者は誰がみても斎藤茂吉で…

『石川啄木 旅日記』啄木ファンや啄木研究者の交流と素顔が見える

『石川啄木 旅日記』 西脇 巽 (著) 桜出版 旅は道連れ、世は情け------- 啄木ファンや啄木研究者の交流と素顔が垣間見える国際啄木学会関係の旅をするようになり、啄木日記を真似て「旅日記」を書くことを思いついた。 国際啄木学会が学問的にもきちんとし…

啄木の謎の真実に迫る本 出版

『石川啄木 不愉快な事件の真実』 西脇巽 著 桜出版「不愉快な事件」とは啄木が妹・光子に送った手紙の中に書かれていた「不愉快な事件」のことを指す。啄木の友人・京助は「啄木末期の苦杯」と言い、光子は「啄木の妻・節子の晩節問題」と言っているが、こ…

『「日記にあらわれる啄木」講演録』 函館

[コオニユリ] 函館中央図書館 ドナルド・キーン氏 啄木を語る 平成26年4月12日に函館芸術ホールで開催されたドナルド・キーン氏の講演会「日記にあらわれる啄木」の講演をまとめた図書『「日記にあらわれる啄木」講演録』です。希望者が多く聞けない人が続出…

死に急ぐな!若者よ!啄木を読もう!

『石川啄木 若者へのメッセージ』 西脇 巽著 桜出版戦争や貧困の時代を、個人の不条理な宿命を、人間関係の苦闘を生ききった石川啄木。そんな啄木のトリビアがつまったメッセージを紹介。たいへんな時代を生きる若者たちへ、ベテラン精神科医が処方する「読…

石川啄木を見いだした渋川玄耳の記事を連載

[コバノガマズミ] =音信= 渋川玄耳短歌誌「夜行列車」に連載 「詩形文学」会員 関家さよ子さん 新日本歌人協会佐賀支部の元事務局長で「短詩形文学」会員の関家さよ子さん=佐賀市=が、武雄市西川登町出身で石川啄木を見いだした明治のジャーナリスト渋川…

“ビールを飲む啄木×サイダーを飲む賢治” 等身大の魅力

[ズミ] 郷土の本棚『石川啄木と宮沢賢治の人間学』佐藤竜一 著 比べて迫る等身大の魅力 本県文学界の二大巨星である石川啄木と宮沢賢治。どちらが好きかという犬猫論争ではないが、岩手県民であれば、自分が“啄木派”なのか“賢治派”なのか、多少なりとも意識…

現代の苦悩をさきどりした悲劇の詩人・啄木

[ボリジ] 「英語で読む啄木 自己の幻想」 ロジャー・パルバース 著 河出書房新社 2015年4月発売 定価 1,700円+税=1,836円 賢治の英訳で知られる著者がもうひとりの東北の夭折の詩人・啄木に挑んだ。 二百の短歌を英訳するとともに現代の苦悩をさきどりして…

「石川啄木〜愛に支えられた生涯〜」お散歩ブック発行

文の京 お散歩ブック「石川啄木〜愛に支えられた生涯〜」 [表紙写真 16歳の啄木 盛岡中学を中退し、文学を志して上京する日に撮影] ◎ 文京区で生まれた啄木の絶唱 池田功 啄木が最初に現在の文京区に住んだのは、満16歳の1902年(明治35)の11月からの数か月…

啄木短歌に心打たれた女性が思い出す「十五の心」

[コブシ] 雁須磨子の最新刊は、国語の教科書を題材に紡がれるオムニバス 雁須磨子の新刊「こくごの時間」が、2月16日に秋田書店から刊行された。 「こくごの時間」は季刊誌・もっと!(秋田書店)にて連載された、国語の教科書に掲載されている作品を題材と…

『一握之砂:石川啄木短歌全集』 中国語

『一握之砂:石川啄木短歌全集』 作者:石川啄木 譯者:林水福 出版社:有鹿文化 出版日:2014/10/16 語言:中文繁體 內容簡介 《一握之砂:石川啄木短歌全集》 日本浪漫派天才和歌詩人,在台灣第一本短歌全集譯作! 從小丸子到工藤新一,日本中小學生教科書…

「2014 啄木学会台湾会議」から

[シリーズ15「石川啄木詩歌研究への射程 」表紙] 「啄木学会台湾会議から」 望月善次(同学会会長) (上) 「実践」を視野に緻密 脱境界の詩人、批評家 国際啄木学会の「2014南臺国際会議」は、台南の南臺科技大でこのほど開かれた。テ−マは「台日相互理解…

郷土の本棚「響きで楽しむ『一握の砂』」

[ビヨウヤナギ] 啄木短歌の味わい方提唱 郷土の本棚 岩手日報 「響きで楽しむ『一握の砂』」目良卓 著 桜出版 多くの人に親しまれている石川啄木の短歌。一度も目にしたことはないという人はいないだろう。啄木文学を「明日へ向かって真剣に生きる者への限り…

『啄木 ふるさと人との交わり』森義真 著/天才支えた人々の記録

河北新報<新刊レビュー> 盛岡市出身の歌人石川啄木(1886〜1912年)のふるさと人(びと)との交友をまとめた。天才的な歌人の26年間の生涯を支えた人間群像が、簡潔に描かれている。豊富なエピソードを収めた、啄木をめぐる「人物事典」だ。 参考文献は500…

『啄木 ふるさと人との交わり』 森義真著

明治の歌人、石川啄木が盛岡で交友のあった人々を紹介した。 高等小学校時代の校長は後に新聞社に勤めた際、貧しい啄木を気遣って原稿を頼む。啄木の代用教員時代に課外授業を受けた児童は、後にその顕彰に努めた。温かな人の輪に胸が熱くなる。 『啄木ふる…

この時代に啄木を読む魅力とは…『石川啄木入門』

[チョウジガマズミ] にいがたの一冊 『石川啄木入門』 池田功著 評者 田村久男(明治大学政治経済学部教授)◎真の姿と新しい魅力を発信 明治期の歌人石川啄木は今でも多くの人々に読みつがれている。しかし、その一方でセンチメンタルな抒情詩人にすぎないと…

<出版>記念館長「啄木」を出版 岩手ゆかりの70人以上紹介 /岩手

石川啄木記念館館長で近代文学研究家の森義真さんが「啄木 ふるさと人(びと)との交わり」を出版した。野村胡堂や金田一京助ら、啄木を巡る岩手ゆかりの70人以上を取り上げ、啄木の人物像などを浮かび上がらせた。 「意志の強固な天才にベートーベンがあり…

啄木の歌を 音が持つ明暗や強弱で数値化

[ハナズオウ] 啄木「一握の砂」音の響きで分析 元帯広農業高校教諭の目良卓さんが、歌人石川啄木の歌集「一握の砂」の短歌100首を音の響きで分析した書を出版する。 著書は、音相学を基に、啄木の一つひとつの歌を、音が持つ明暗や強弱で数値化した。さらに…

啄木の “簡潔にして要を得た紹介” 新刊書

『啄木 ふるさと人(びと)との交わり』 森 義真 著 盛岡出版コミュニティー 2014年3月発行 1600円+税 「街もりおか」編集長・作家 斎藤 純 氏 この本は、森義真氏がタウン誌「街もりおか」で連載の「啄木の交友録[盛岡篇]」をまとめられたものです。 毎…

「音の響きによる分析」によって啄木短歌の魅力を解明 新刊書

「響きで楽しむ『一握の砂』」 目良卓 著 桜出版 2014年4月発行 1,500円+税 いのちなき砂のかなしさよ さらさらと 握れば指のあひだより落つ 言葉には、意味と共にその語のイメージを伝える機能があります。本書は、文学研究の分野では未開拓の、音相学を応…

歌謡曲やテレビCMと啄木短歌の関連性など -啄木入門書

[キヅタ] 新感覚の啄木入門書を出版啄木研究最前線で活躍する国際啄木学会副会長の池田功・明治大学教授が「石川啄木入門」を出版した。歌謡曲やテレビCMと啄木短歌の関連性など新たな切り口を織り交ぜ、短歌、詩、小説、評論、日記、書簡に分けて啄木像に迫…

啄木を知っている気分になっている人にも薦めたい『石川啄木入門』

[ひな祭り] 郷土の本棚 -岩手日報-『石川啄木入門』 池田 功 著 桜出版 1260円<作品世界の新たな扉開く> 幅広い研究成果を一般向けに分かりやすく解説。啄木の代名詞といえる短歌や詩に加え、比較的なじみの薄い小説や評論、日記などを挙げ、啄木文学への…

この一冊で啄木文学のすべてがわかる!『石川啄木入門』新刊

[表紙] 『石川啄木入門』池田 功 著 桜出版 発行 2014年1月30日発行 1200円+税 [まえがき]より …… 研究者は象牙の塔を出て多くの人たちに向かって、啄木の魅力とは一体何なのか、この時代に啄木を読む魅力とは一体何なのか、100年以上前に活躍した啄木は今の…

記念誌「石川啄木の世界への誘い」発行

[タニウツギ] 啄木顕彰の歩みを一冊に 没後百年事業委が発刊 石川啄木没後百年記念事業実行委(嵯峨忠雄会長)は、記念誌「石川啄木の世界への誘い」を発行した。 没後100年に当たる2012年は、石川啄木記念館での企画展「啄木からのメッセージ〜今日を見つめ…

最も詳しい啄木目録「湘南啄木文庫収集目録」発行

【収集目録 第26号の表紙】 「湘南啄木文庫収集目録」第26号 湘南啄木文庫が収集した文献の詳細目録。平成26年1月31日発行。 平成25年1月から平成25年12月までに発行された石川啄木関係文献(単行本、参考文献、特集号雑誌、雑誌・単行本に収録の文献、書評・…

啄木の旅の軌跡を時刻表から正確に割り出す

[シモツケソウ] 啄木の旅、時刻表から解明 札幌の太田さん出版 札幌市在住で札幌啄木会代表の太田幸夫さんが、歌人石川啄木の旅を当時の時刻表を探し出すなどして丹念に調べ、「石川啄木の“旅”全解明」(富士コンテム刊)にまとめ上げた。啄木の旅の軌跡を時…

『石川啄木の“旅”全解明』出版

[ヤマイモ] 石川啄木の旅全21回を当時の時刻表から解明 『石川啄木の“旅”全解明』 太田幸夫著 1800円+税 富士コンテム刊 国鉄やJR北海道で保線の専門家だった元鉄道マンの太田幸夫さんが明治の歌人、石川啄木が日記や書簡に書き記した旅を当時の時刻表で正…

啄木の人生をたどる一冊 発売

[ツリガネニンジン] 「啄木 うたの風景」 9月14日発売 岩手日報社は、石川啄木の歌碑とその土地との関わりを紹介した書籍「啄木 うたの風景−碑でたどる足跡−」を14日発売。 昨年4月から11月まで岩手日報に34回にわたって連載した企画を一冊にまとめた。北海…