〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い息づかいに触れてみたい

 味わいを楽しむ啄木歌集「一握の砂」「悲しき玩具」


啄木の「一握の砂」「悲しき玩具」
 近藤さん(国際啄木学会元会長)が編集、刊行

  • 国際啄木学会元会長の近藤典彦さんの編集による石川啄木の歌集「一握の砂」と「悲しき玩具」が、桜出版(紫波町)から刊行された。長年の研究成果を結集させ、啄木の意図した通りの作品の復元を目指した。
  • 「一握の砂」の解題で筆者は、啄木の短歌と頭脳の「明晰性」に触れ、分かりやすさゆえに誤解を生んでしまったとする一方、「啄木のように頭脳明晰な人は希有」とも評価した。
  • 啄木没後、友人の土岐哀果によって出版された「悲しき玩具」は歌の構成やルビ、句読点などの問題点を指摘。歌集全体の雰囲気を整え、味わいを楽しむことができるよう配慮した。

 ◎近藤さんは1938年北海道旭川市生まれ。群馬大教授などを歴任した。相模原市在住。
(2018-03-14 岩手日報

  • 『一握の砂』 石川啄木 著・近藤典彦 編 1000円+税 
  • 『悲しき玩具』一握の砂以後 (四十三年十一月末より) 石川啄木 著・近藤典彦 編 1000円+税

 ◎ 桜出版 電話. 019-613-2349 FAX. 019-613-2369
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