[紅葉]
いわて2018 学芸回顧
新たな才能の誕生、意欲的な企画展など、今年も岩手の 文化活動は多彩に繰り広げられた。「文芸」「音楽」「美術」「文化財」「舞台・映画」の5分野で2018年を振り返る。
文芸
- 先人の顕彰活動も精力的に行われた。宮沢賢治の岩手大卒業100年を記念したフォーラムが同大で開かれ、詩歌を中心に足跡をたどった(3月)。
- 国際啄木学会は宮崎市で大会を開催(5月)。石川啄木とその最期を見届けた友人若山牧水の近代短歌史における位置づけや人物像を探った。東京都でのセミナーは明星研究会と共催し、文芸誌「明星」終刊から「スバル」創刊への環境の変化などを考察した(10月)。(佐藤瑛子)
(2018-12-04 岩手日報)