〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木がお金を
返済できない言いわけ NHKラジオ

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[灯り]

 「読むらじる。」

石川啄木の言いわけは、手紙1.3メートル分!

 DJ日本史「偉人たちの“苦しい言いわけ”」②

【出演者】
松村邦洋さん
堀口茉純さん
川久保秀一さん

  • 歴史好きが歴史を熱く語る番組“DJ日本史”では、『偉人たちの“苦しい言いわけ”』をテーマにお伝えしました。

  • 明治の歌人石川啄木(いしかわ たくぼく)の言いわけを見ていきましょう。
歌集「一握の砂」などで知られる石川啄木ですが、生前はなかなか評価されずいつもお金に困っていました。
そんな石川啄木が、お金を借りていた友人に送った手紙が残されています。

  • 啄木が書いたその手紙、まず、こう始まります。
「私が悪いのです。ひと言も言いわけできません…」

あとに続くのは謝罪のことば? と思いきや、そうではなく、お金を返せない理由があれこれ。「お金を返そうと思って1週間前に教師として働き始めました。
そこで給料の前借りを頼みましたが、応じてもらえませんでした。

  • 

また、村全体が今は凶作で苦しく他からお金を借りることもできません……」

くどくどと言いわけが続くこの手紙、実に1メートル33センチにも及んでいます。
そんな手紙の最後は、こんな言葉で締めくくられています。

「そういう次第ですので、どうかわかってください」。

(2018-12-23 NHKラジオ らじる★らじる

 

・5分ほど、録音を聴くことができます。

石川啄木の言いわけは、手紙1.3メートル分!|読むらじる。|NHKラジオ らじる★らじる