〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木にとって釧路時代はオアシスだったが… 公開対談

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[港文館と石川啄木像]

2018年 公開対談「啄木の76日間」 北畠立朴 × 小田島本有

 石川啄木来釧110周年を記念した公開対談が釧路図書館で開催された。


 北畠立朴氏  釧路啄木会会長
 小田島本有氏 文学研究者・釧路高専副校長

  • 小田島 北畠さんは「自分は啄木は好きじゃない」とおっしゃる。嫌い嫌いというのは好きなのでは?
  • 北畠 研究者として見るといろいろしているので(面白い)…。しかし、社会人としてとか、お父さんとしてみるととても尊敬できる人間ではない。
  • 小田島 「啄木にとって釧路時代はオアシスだ」ともおっしゃる。
  • 北畠 26歳と2カ月で亡くなった啄木にとって、釧路時代もほんの一瞬だった。函館、釧路、小樽時代と全く別格で、自分の思うように、編集長に近い位置で新聞を作れた、二日に一回は高級料亭に行って遅くまで飲んだ。贅沢なときを過ごした。時計なんかも初めて持った。芝居に出たり、単身赴任で好きなことをしていた。

 

借金問題・小奴・梅川操・啄木日記・なぜ76日間で釧路をはなれたか・生い立ち・日記を処分しなかった節子・・・質疑応答・まとめ

 

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