「ゴールのない啄木研究」
石川啄木記念館 森 義真 館長
- 啄木短歌は古さを感じさせず、まだまだ新しい。「はたらけどはたらけど猶わが生活(くらし) 楽にならざりぢつと手をみる」は現代のワーキングプアの問題。啄木は自分の気持ちを表現しながら現代の生活に通じるものを詠んでいる。
- 啄木研究は調べ尽くしたということがなく、研究することによって深まる謎もある。違った側面から啄木を見ることも必要かと思う。
- 啄木が亡くなって105年、生誕130年を機に、啄木の魅力を掘り起こし、いろいろな魅力を伝えていきたい。
(2016-01-07 盛岡タイムス)
────────────────────────────────────