- 2006年1月10日に盛岡市と玉山村が合併し、新市が誕生してから今年で10周年を迎えた。今後の課題もあるが、両市村はこの10年間、消防団など各種団体の統合や行事による住民の一体感の醸成などが一定程度図られてきた。
- 設置期限により地域自治区「玉山区」の名称はなくなっても、特産品の生産拡大に意欲的な若者の動き、地域の伝統文化の継承に努める子どもたちなど、玉山の歴史や文化は次世代に確実に受け継がれていく。9日には市内のホテルで10周年記念式典を開き、節目を祝い市勢のさらなる発展に決意を新たにする。
- 旧玉山村には地域自治区「玉山区」が設置され、新県都・盛岡市がスタートした。旧玉山村は、郷土の歌人、石川啄木の古里として知られ、幼少期を過ごした宝徳寺、旧渋民尋常小学校などを訪れる人は絶えない。岩洞湖や姫神山など四季折々に美しい姿を見せる豊かな自然も魅力だ。
(2016-01-01 盛岡タイムス)
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