今年が生誕130年に当たる石川啄木(1886〜1912年)、生誕120年の宮沢賢治(1896〜1933年)。岩手が生んだ日本を代表する文学者の2人は、理想と現実の狭間でもがき苦しみながら、数々の作品を生み出した。
豊かな文学世界は、時代を超えて共感を呼び、今なお新しい読者を獲得している。短い生涯を駆け抜けた2人の足跡を、共通のテーマに沿ってたどり、あらためてその魅力を探る。
①誕生〜幼少期
(つづく)
(2016-01-06 岩手日報)
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