〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2012-04-28から1日間の記事一覧

啄木愛される理由 記念館の菅原館長に聞く

岩手出身の歌人石川啄木が亡くなって100年。魅力は色あせず、13日の啄木忌には県内外から多くのファンが啄木の出身地、盛岡・渋民を訪れた。愛され続ける理由は何か。石川啄木記念館の菅原寿館長に聞いた。 100年前の作品だが現代の人間にも通じるテーマが多…

<卓上四季> 春の小川

春の小川はさらさら行くよ―。誰もが口ずさめる歌「春の小川」が発表されて、今年でちょうど100年という。 きょうは、二十四節気の「穀雨」。百穀にとどまらず、万物を潤す水に感謝したい。<長く長く忘れし友に会ふごときよろこびをもて水の音聴く>(啄木)…

<日めくり> 啄木の短歌を記事に入れてキザと言われた

もう大昔のことだ。記者生活の1年目。日曜出勤で「出稼者大会」の取材に行かされた。会場は千人規模の参加者でいっぱい。休憩時間のロビーは、久しぶりに会った同郷仲間のお国なまりが飛び交った。その光景からある短歌が頭に浮かび、社に帰ってデスクに「…

《ラウンジ》小樽駅 25日、新装開業

JR小樽駅が25日、1年半余りの改修工事を終えて生まれ変わる。道内最古の鉄筋鉄骨造りの駅舎は、昭和初期に建設された当時の左右対称の外観が復活し、集約された店舗ゾーンには地元の特産品を集めた「駅なかマート タルシェ」や道内初出店の「バーガーキング…

別冊太陽「石川啄木─漂白の詩人」

[石川啄木 別冊太陽のページ] 「石川啄木―漂白の詩人 (別冊太陽 日本のこころ 195) 」 平凡社 別冊太陽編集部 2012年4月26日発行 2,415円 ◇ 漂泊の詩人 没後100年記念 明治の最後の年にひときわの光芒を残して逝った石川啄木。 歌集『一握の砂』や『悲しき玩…