〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2012-04-15から1日間の記事一覧

鳴潮

落花盛んな徳島中央公園のお堀端で、新緑の柳に出合った。雨にぬれた若葉の色がハッとするほど美しい。石川啄木の短歌が浮かんだ。<やはらかに柳あをめる/北上の岸辺目に見ゆ/泣けとごとくに> 岩手県陸前高田市には、その啄木の歌碑があったが、東日本大…

没後100年、啄木に迫る 企画展、イベント続々

歌集「一握の砂」などで親しまれている石川啄木の死去から100年がたつ今年、出生地の盛岡市を中心に各地でイベントや特別展が相次いで開かれる。望郷の念を抱きながら、26歳の若さで逝った歌人の魅力に迫る企画が目白押しだ。 盛岡市が加わる記念事業実行委…

ふるさとの歌 啄木没後百年・4

石川啄木は盛岡中学3年だった1900年夏、修学旅行で三陸を訪れた。明治三陸大津波の4年後。一行は水沢、一関を経て高田松原、大船渡、釜石を回っている。 啄木ゆかりの地を巡る三陸観光があったなら。「人気コースになると思ったんですけどね」。大船渡市の佐…

朗読少女 : 乙葉しおりの本の小道 第65回 石川啄木「一握の砂」

美少女キャラクターが名作を朗読してくれるiPhoneアプリ「朗読少女」。これまでに50万ダウンロードを突破する人気アプリとなっている。「朗読少女」で、本の朗読をしてくれるキャラクター、乙葉しおりさんが名作を紹介する「乙葉しおりの本の小道」。第65回…

石川啄木の才能とは

【北の文人 立ち話 高山美香】迷惑かけても憎めぬ男 4月13日は、岩手県が生んだ天才歌人、石川啄木の没後100年にあたります。26年という短い人生でしたが、短歌約4千首、詩や小説、評論など驚異的な量の作品を残し、その中には新聞記者などの職を得て函館、…

天声人語

季節の話題を書いて頂戴する便りに、日本列島の「長さ」を思うことがある。 昨日が100年の命日だった石川啄木の日記にこんな一節がある。〈渋民村の皐月(さつき)は、一年中最も楽しい時である。天下の春を集めて、そしてそれを北方に送り出してやる時であ…

没後百年 啄木しのぶ 盛岡・渋民で法要

啄木忌の法要が宝徳寺で営まれた。 昨年の100回忌法要は、東日本大震災が発生したため、開催を取りやめた。父佐蔵さんが、小学校の代用教員時代の啄木に家の一間を貸していたという斉藤清人さんは「生きている間、啄木は生活が苦しかった。けれど、亡くなっ…

「啄木の歌、震災の鎮魂に」故郷岩手で101回忌法要

「啄木101回忌法要」が営まれ、地元の人や、全国から集まった啄木ファンが、時代を超えて愛され続ける早世の歌人啄木をしのんだ。 法要を主催した石川啄木記念館理事長の嵯峨忠雄さんが「震災後だからこそ、啄木の歌や作品が鎮魂となり、生かされた命の励ま…

早世の天才歌人しのぶ 啄木101回忌法要

啄木祭実行委員会の嵯峨忠雄委員長は開会で「論文『時代閉塞の現状』で訴えていることは、現代を予言しているかのごとくで先見性の確かさを物語っている。啄木の生きざまや作品から多くのことを学ぶことができるのではないか」と語った。 谷藤裕明盛岡市長(…

啄木没後100年 法要140人参列

式典では、啄木祭実行委員会の嵯峨忠雄会長が「啄木は時代の転換期に新しい明日の到来を信じて、感性豊かに歌を詠んだ。作品や生涯から学ぶ必要がある」とあいさつ。この後、作家新井満さんが啄木の短歌にメロディーをつけた「ふるさとの山に向ひて」を地元…

石川啄木:101回忌法要 ファンら140人焼香−−盛岡・宝徳寺 /岩手

法要には石川啄木記念館の職員や啄木ファンなどが参加。住職がお経をとなえるなか、参列者は啄木の遺影の前で焼香を挙げた。啄木祭実行委員会の嵯峨忠雄委員長が「これから幾世紀も愛されるようにしたい。今後も啄木の作品から多くのことを感じとりたい」と…

101回忌、啄木しのぶ 関係者ら継承へ意欲

盛岡市玉山区出身の歌人、石川啄木の101回忌法要(啄木祭実行委主催)が、宝徳寺で行われた。地元の女声合唱団や吟詠会が啄木の作品を歌や詩吟で披露した。 13日は啄木が最期を迎えた東京都文京区小石川の都旧跡「石川啄木終焉の地」周辺でも献花祭と講演会…

啄木の命日 101回忌法要

啄木が少年時代を過ごした、盛岡市玉山区の宝徳寺で101回忌法要が行われました。啄木は26歳という若さで亡くなりました。 法要では没後100年記念事業のひとつとして、新たに製作された「啄木かるた」が奉納されました。啄木の詩集、「一握の砂」「悲しき玩具…

「愛される啄木 今後も末永く」 盛岡で101回忌

ことし没後100年を迎えた盛岡市玉山区出身の歌人石川啄木の命日に当たる13日、第101回啄木忌の法要(啄木祭実行委員会主催)が、啄木の父が住職を務めた宝徳寺(玉山区渋民)で営まれた。 地元住民や関係者ら約140人が出席。実行委の嵯蛾忠雄委員長が「節目…

啄木没後100年思いはせる 市民ら墓参 講演会も【函館】

函館ゆかりの歌人、石川啄木の命日に当たる13日、函館啄木会(岡田弘子代表理事)による「啄木忌」が函館市住吉町の東海山地蔵堂で営まれた。関係者や市民ら約70人が参列。没後100年を迎え、大森浜を望む地で安らかに眠る啄木に思いをはせ、静かに手を合わせ…

啄木没後100年―室蘭・海岸町の公園で父に花束捧ぐ

室蘭市海岸町3の公園に啄木の父・一禎さんが住んでいたことを表す文学プレートがあるが13日、設置に携わった2人が花束を捧げ、感慨を新たにした。 設置したのは今はない室蘭中央ライオンズクラブ。「室蘭に父親がいたことを知ってほしい」と願って立てたプ…

没後100年、旭川駅に啄木像 短歌モチーフに

石川啄木の没後100年を記念し北海道旭川市のJR旭川駅に啄木像が設置された。歌集「一握の砂」から旭川ゆかりの短歌が刻まれている。 (2012-04-13 共同通信>写真ニュース)

没後100年 啄木しのぶ

函館で愛好家墓参り 旭川に像と歌碑 函館市住吉町の東海山地蔵堂では啄木忌の13日、啄木の没後100年の法要が行われた。啄木の一周忌に結成され、毎年法要を開く「函館啄木会」(岡田弘子会長)の主催で、道内外の啄木愛好家など約60人が参加した。法要後、参…

啄木の命日:旭川で像の除幕 函館で追悼式

像を建立したのは、「旭川に石川啄木の歌碑を建てる会」(相川正志会長)。10年に、東京旭川会と市幹部が懇談した際、同市出身で国際啄木学会前会長の近藤典彦・元群馬大教授が「旭川駅前に啄木の歌碑を」と提案。市民有志が会を設立し、約800万円の資金を募…

啄木歌碑像、旭川で除幕 没後100年、函館では追悼会

明治の歌人石川啄木の没後100年の命日に当たる13日、市民団体「旭川に石川啄木の歌碑を建てる会」が、市民やファンらの募金で建てた歌碑付きの啄木像の除幕式を、JR旭川駅の旭川観光物産情報センターで行った。 式には東京旭川会会員ら約300人が出席。歌碑を…

講演会 啄木終焉の地で開催

[講演会のようす] 講演「文京区と啄木の歌」について 講師 佐藤 勝 ○ 2012年4月13日 ○ 場所:東京都文京区 中ノ郷信用組合小石川支店(文京区小石川5-24-6) 没後100年の今年、文京区久堅西町会会長の井上義一さんら地元有志が、初めて法要と啄木をしのぶ講…