「響きで楽しむ『一握の砂』」
目良卓 著 桜出版 2014年4月発行 1,500円+税
いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと
握れば指のあひだより落つ
言葉には、意味と共にその語のイメージを伝える機能があります。本書は、文学研究の分野では未開拓の、音相学を応用した「音の響きによる分析」によって啄木短歌の魅力を解明したものです。
言葉の選択に迷ったとき、ぜひ本書を紐解き、イメージ通りの作品づくりにご活用いただければ幸いです。
啄木の文学は明日へ向かって真剣に生きる者への限りない応援歌です。『一握の砂』より百首選んで、その魅力について語りたいと思っています。(著者)
目次
「音相学」について
我を愛する歌
煙(一)(二)
秋風のこころよさに
忘れがたき人人(一)(二)
手套を脱ぐ時
「響きで楽しむ『一握の砂』」
目良卓 著 桜出版発行
2014年4月発行 1,500円+税桜出版(03-3269-3420) 問い合わせ