『名作百年の謎を解く』同時代社
近藤 典彦 著 上杉 省和 著
- 出版年月 2015/11 定価 本体2,300円+税
虚構のなかに隠された作家の真意を読み解き、名作小説の新しい魅力を発掘する。近代名作八編への案内書
樋口一葉「たけくらべ」」(上杉)(近藤)
石川啄木「道」(近藤)
夏目漱石「こゝろ」(上杉)
芥川龍之介「藪の中」(上杉)
「羅生門」(近藤)
井伏鱒二「山椒魚」(上杉)
深沢七郎「楢山節考」(上杉)
中島敦「山月記」(近藤)
- 第1部 秘められた作者の真意を読み解く(“先生”の視点、漱石の視点―夏目漱石「こゝろ」;虚構の背後に―芥川龍之介「藪の中」;反転する近代の寓話―井伏鱒二「山椒魚」;甦った棄老伝説―深沢七郎「楢山節考」)
- 第2部 新しく読み新しい魅力を発掘する(性的モチーフを読む―石川啄木「道」;幸徳秋水二著の衝撃―芥川龍之介「羅生門」;「李徴」に啄木を代入すると―中島敦「山月記」)
- 第3部 「たけくらべ」百年の誤読を正す(黙殺された一葉の“底意”;上杉説(検査場説)を検証する)
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