〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「石川啄木〜愛に支えられた生涯〜」お散歩ブック発行

文の京 お散歩ブック「石川啄木〜愛に支えられた生涯〜」


[表紙写真 16歳の啄木
盛岡中学を中退し、文学を志して上京する日に撮影]



◎ 文京区で生まれた啄木の絶唱 池田功
啄木が最初に現在の文京区に住んだのは、満16歳の1902年(明治35)の11月からの数か月間です。その後、

  夜の霧は、墓の如、
  ものみなを封じ込めぬ。
  百万の
  つかれし人は
  眠るらし、墓の中。

云々という、大都市の寂しい様を歌った詩「眠れる都」を書きました。


◎ 文京区に残る啄木の足跡

  赤心館跡、蓋平館別荘跡、喜之床跡、終焉の地、切通坂・・・


◎ 啄木略年譜


◎ 啄木の交友録 池田功

  金田一京助与謝野鉄幹・晶子、宮崎郁雨、森鴎外夏目漱石、土岐哀果


◎ 啄木ゆかりの地

  札幌、小樽、釧路、函館、渋民、盛岡




[金田一京助と啄木
「明星」100号(終刊号)に掲載するため、1908年(明治41)10月4日、撮影]

文の京 お散歩ブック「石川啄木〜愛に支えられた生涯〜」
 ・監修 池田功 明治大学教授
 ・2015年2月発行  文京区観光協会

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