成城スクールライフ 成城中学校・成城高等学校
◯ 高2:石川啄木座談会
- 冬休み中の2016年(平成28)12月24日、高校2年の生徒6名による「石川啄木座談会」を開催しました。これは国語表現(担当及川)の2学期の授業を踏まえ、討議を通じて石川啄木とその作品についての理解を深めるとともに、授業の振り返りと総括とを意図したものです。
- 石川啄木の授業は高校2年生8クラス(文系・理系とも)を対象に、2学期10時間をかけて行いました。10月考査までの5時間は、啄木やその周辺の人々や事件について知識を吸収することに費やしました。12月考査までの5時間では、1時間目に3人1組を作り、それぞれ3首ずつ担当の歌を割り振り、調査項目を指示しました。
- 12月考査では、啄木の短歌を覚えているかどうかを問うとともに、作文を課しました。設問は「青春回想、望郷、挫折、流浪、病の5つの観点から1つ選び、啄木について200字程度で論じなさい」というもの。
- 発言の中から特に注目すべき箇所を紹介したいと思います。
- 啄木の功績は、その寂しさというのが原動力となっていたのではないか。
- 啄木にはやり残したことがあったかも知れませんが、こうして表現できたということは、幸せな死だったんじゃないか。
- 啄木について思っているイメージは、やっぱり「子供っぽいな」ということなんです。素直に気持ちを短歌で表している。
- 啄木の人間としての成長が、歌全体を通して見たとき感じられました。
- 彼が恋に対して真っ直ぐであった。
- 啄木もやはり私たちと同じ心を持っているんだなということを改めて実感しました