〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

 講座「寺山修司―啄木を追った男」5/11〜9/21


[アカシデ]


NHKカルチャー 横浜ランドマーク教室

 講座「寺山修司―啄木を追った男」
  講師 歌人・絶叫ミュージシャン 福島泰樹

故郷渋民村(岩手県)を追われ、極貧のうちに若い命を散らした悲運の天才児・石川啄木にとって、短歌は所詮「悲しき玩具」に過ぎなかった。その天才児に憧れ「啄木になりたかった」少年・寺山修司は、短歌をもって輝かしいデビューを果たし、その一人称詩型短歌で得た方法(「私性の拡散と回収」)をもって、俳句、短歌、詩、小説、放送、演劇、映画とあらゆるジャンルを席捲した。
ともに東北出身の歌人として知られる石川啄木寺山修司。こころの原郷である東北を軸に、寺山と交流のあった歌人がその詩魂を読み解きます。

  • 開催日時 5/11、6/15、7/20、8/17、9/21(金)15:30〜17:00

寺山修司石川啄木
  異境・東京 その生涯と夢
②異境としての東北
  寺山修司歌集『空には本』と石川啄木詩集『あこがれ』
③憎悪と望景としての東北
  寺山修司歌集『田園に死す』と石川啄木歌集『一握の砂』  
④非在の家族譚、瀕死の家族譚
  寺山修司未刊歌集『月蝕書簡』と石川啄木歌集『悲しき玩具』  
⑤人生最後の詩
  寺山修司「懐かしのわが家」と石川啄木「飛行機」


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