2012-12-26 啄木の3行書き形式を考察 文芸学者・西郷さん出版 啄木 広場 啄木 出版物 文芸学者の西郷竹彦さんは「啄木名歌の美学 歌として詠み、詩として読む三行書き形式の文芸学的考察」(黎明書房)を出版した。 独特の文芸学理論から三行書き形式を「伝統的な短歌の『五七五七七』の調べを面影としながら、近代の散文詩的なリズムに転化した」と考察。「短歌でもあり、短詩でもある」と指摘し、短歌と詩のどちらでもない「歌詩」と名付けた。 四六判、342ページ。黎明書房は、電話052・962・3045。 (2012-12-25 岩手日報)