「日本の原風景 夏こそ東北 その心 2時間SP 盛岡・函館 北のハイカラ 街めぐり 〜石川啄木 うたの風景〜&津軽 岩木山 鬼の棲む里 〜十万石の城下町と鬼伝説を辿る〜」
◎BS朝日 「新 にほん風景遺産」 2016年8月2日(火)21:00〜21:54
◎岩手朝日テレビ 「新 にほん風景遺産」 2016年8月15日(月)15:55〜16:50
盛岡・函館 北のハイカラ 街めぐり 〜石川啄木 うたの風景〜
- 2016年は、明治の天才詩人・歌人である石川啄木の生誕130年のメモリアルイヤー。啄木の故郷であり青春時代を過ごした岩手県盛岡市と、啄木が眠る北海道函館市、この2つの街を、開業したばかりの北海道新幹線で旅する。
- 岩手県の中部に位置する盛岡市は、南部藩20万石の城下町として発展。啄木は「美しい追憶の都」と表現した。
- 1907年、故郷で代用教員として働いていた啄木だが、校長と対立して免職。生活に困り、一家の生計を担うため、新天地を求めて北海道・函館へと旅立つ。1859年に横浜や長崎とともに開港した函館は、関東以北で最もハイカラな近代都市だった。異国情緒漂う町並み、才能ある文学仲間との出会い、家族と過ごす穏やかな日々。「死ぬときは函館に行って死ぬ」と残すほど、啄木は函館を愛した。
- 石川啄木の足跡をたどり、盛岡から函館を旅するのは、作家・島田雅彦。赤レンガの旧銀行、盛岡名物・わんこそば、酒屋の角打ち(もっきり)では、常連さんたちと啄木談義に花が咲く。そして、北海道新幹線で函館へ。家族水入らずで過ごした住居跡地や、洋式公園、妻・節子が通った旧質店などを訪ね、啄木が函館を愛した理由に迫る。