〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2011-01-01から1年間の記事一覧

啄木に憧れて同じ道を選んだ?

[ミゾソバ] <北の文人 立ち話 高山美香>啄木との忘れ得ぬ一夜 寺島柾史 根室が生んだ小説家、寺島柾史(政司)は、歴史から童話、科学まで幅広い作品を書いたすごい作家です。 大工だった父の仕事を継ぐはずが、花咲小学校の文学青年教師の影響を受け文学…

「啄木と旭川展」東京旭川会

[ヤマラッキョウとハチ] 「啄木と旭川展」のミニパネル展東京旭川会総会懇親会において「啄木と旭川展」のミニパネル展開催 2011年10月22日(土) 場所:ハイアット・リージェンシー東京 B1「クリスタルルーム」 時間:18:00〜 懇親会会費:10,000円 (東…

2度目の演出 プレッシャーあり 舞台「泣き虫なまいき石川啄木」 段田安則さんインタビュー

温厚な役柄から冷徹な悪役まで幅広い演技に定評のある俳優の段田安則が、井上ひさし作の「泣き虫なまいき石川啄木」で2度目の舞台演出を手がけている。 主人公は不遇のまま早世した歌人、石川啄木(稲垣吾郎)。本名の一(はじめ)で物語は進行する。一から…

泣き虫なまいき石川啄木:段田安則が井上ひさしの評伝劇 啄木らを「自分の形」で

石川啄木の晩年を描いた井上ひさしの評伝劇「泣き虫なまいき石川啄木」で、演出と出演を兼ねる段田安則。「自分の思い描くものが形になっていく楽しさがある」とその醍醐味を語る。 文学で名を成そうと上京した啄木が妻子と母親を呼び寄せる。新聞社の校正係…

<東北の空に 天使はうずくまる> 石川啄木賞受賞

[ナギナタコウジュ] 10月14日【産経抄】〈東北の空に 天使はうずくまる 「翼があっても奇跡は起きない」〉。盛岡市で今夏行われた「短歌甲子園」で、石川啄木賞を受賞した宮城県気仙沼高校3年生の作品だ。将来の展望を見いだせないまま空を仰ぐ被災者の姿が…

啄木の交友録(24-29)「街もりおか」

[「啄木の交友録」コピーと10月号表紙] 月刊誌「街もりおか」 啄木の交友録【盛岡篇】執筆 森 義真 氏 2011年5月号(No.521)〜10月号(No.526)24. 原 抱琴(2011年5月) 抱琴(本名・達)は、当時第一次西園寺内閣の内務大臣を務めていた原敬の甥にあたる…

『うちにはムーちゃんが…』東海の小島の磯の白砂に

[うちにはムーちゃんがいる] 《作品に登場する啄木》 『うちにはムーちゃんがいる』 照丘真弓 メディアファクトリー (コミックエッセイ) (P.116) ムーちゃんと岩手旅行に行ったのですが 時間がなくて石川啄木記念館に行けず 帰ってからなんとなく 石川啄…

だらしない啄木に光「泣き虫なまいき石川啄木」10/7-10/30

[サワフタギ] 井上ひさし作「泣き虫なまいき石川啄木」を段田安則が演出 「泣き虫なまいき石川啄木」(シス・カンパニー企画・制作)は、啄木が早世するまでの3年間を描いた評伝劇。「薄幸の歌人」というイメージとはひと味違った石川一(啄木の本名)の人間…

啄木学会 盛岡大会 バス時刻のお知らせ 11/5~11/6

[マルバフジバカマ] バス時刻のお知らせ 国際啄木学会2011年度 盛岡大会 *一般の方の参加歓迎*会場 盛岡大学短期大学部 岩手県岩手郡滝沢村字砂込808 ◎11月5日(土)岩手県北バス 盛岡駅東口 2番乗り場 沼宮内営業所 行き 往路 役員 盛岡駅東口 11:17発 …

「泣き虫なまいき石川啄木」節子を演じる貫地谷しほりさん

[アザミ] <ひと インタビュー>貫地谷しほりさん井上ひさしさん作の舞台「泣き虫なまいき石川啄木」に挑戦する貫地谷しほりさんにインタビュー。逆境の中、女の意地を貫く啄木の妻・節子を演じる。 啄木について感じたことは 「ろくでなし啄木」のほうは、…

You Tube 啄木の妻「節子星霜」

[ヤマボウシ] 「啄木の妻 節子星霜」作家・演出家 山本卓氏からのメッセージYou Tube(約8分 おすすめ) 概要 啄木の本当の姿はまだまだ知られていない。 啄木は始めのころは青春の感傷を歌にしていた。その後、大きな人間的成長を遂げる。それには節子の役…

今、手にとりたい歌集『一握の砂』CREA

[ニラ] 雑誌: CREA 2011年9月号 文藝春秋 「大人のための読書入門」 ○ 昭和の大作家の表名作&裏名作 (セレクト:湯川豊・関川夏央) 『泣き虫なまいき石川啄木』井上ひさし(裏名作) 貧困、扶養義務、妻の浮気。啄木の早い晩年を、ユーモラスに描いた悲劇…

石川啄木 著(P.84〜85)師も友も知らで責めにき

[キンミズヒキ] 煙 一 (P.84) 師も友も知らで責めにき 謎に似る わが学業のおこたりの因 教室の窓より遁げて ただ一人 かの城址に寝に行きしかな <ルビ>因=もと。遁げ=にげ。城址=しろあと。 (P.85) 不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の…

啄木が勤めた函館弥生小学校の今

[ナンテン] 弥生小学校の今石川啄木が代用教員を勤めたことのある弥生小学校の今を取材したブログ(2011-09-30 函館ネプチューン物語) 弥生小学校と啄木と智恵子 啄木は、明治40年6月、函館の弥生尋常小学校で代用教員になった。そこには女学校を卒業し、訓…

啄木・一葉が生きた跡を歩く 10/16~3/18

[エノコログサ] 文学ツァーウォーキング樋口一葉と石川啄木ゆかりの地の多い台東、文京区を中心に、2人が往時の日記に残していたり、作品に登場する場所、啄木が歩いた湯島の切通しなどを、毎月1回日曜日に半年がかりで歩く。10月から、来年3月まで6コース。…

石川啄木 著(P.82〜83)己が名をほのかに呼びて

[アキノノゲシ] 煙 一 (P.82) 己が名をほのかに呼びて 涙せし 十四の春にかへる術なし 青空に消えゆく煙 さびしくも消えゆく煙 われにし似るか <ルビ>己=おの。術=すべ。 (P.83) かの旅の汽車の車掌が ゆくりなくも 我が中学の友なりしかな ほとばしる…

友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 石川啄木

[イノコズチ] 季語刻々:ゐのこづち友どち妻を肥らしめ◇昔 ゐのこづち友どち妻を肥(ふと)らしめ−−石田波郷 「友どち」は友だち。友だちはだれも妻をふくよかに太らせている…。 …私はこの句から石川啄木の歌を連想した。「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ…

盛岡で国際啄木学会 11/5~11/6

[ダイモンジソウ] 国際啄木学会2011年度 盛岡大会○日程 2011年11月5日(土)・6日(日)○会場 盛岡大学短期大学部 209・312教室 会場アクセス 岩手県岩手郡滝沢村字砂込808 *一般の方の参加歓迎* ◎11月5日(土) 拡大理事会(理事・監事・評議員)12:00〜…

新登場!「旭川に啄木の歌碑を建てる会」のページ

[コブシ] HP紹介 「旭川に石川啄木の歌碑を建てる会」◎TOPページ 何故!啄木と旭川? 実は、石川啄木の代表的な歌集『一握の砂』に収められている歌に、旭川に関する短歌を4首詠んでいます。 1908年(明治41年)、石川啄木が小樽から釧路に向かう途中、旭川…

『青春の門』<その2- 終> 非凡なる人のごとくにふるまへる…… 啄木

[ヌルデ] 《作品に登場する啄木》 『青春の門』第三部 放浪篇 五木寛之 講談社 改訂新版 <その2- 終>〈啄木と馬鈴薯〉つづき(P.238) (西沢)「(中略) 世の中には、早く本を読みすぎた人間の不幸、ってものがあるんじゃないかね。おれたち普通の人間…

『青春の門』<その1> 自分よりも年若き人に半日も…… 啄木

[ガマズミ] 《作品に登場する啄木》 『青春の門』第三部 放浪篇 五木寛之 講談社 改訂新版 <その1> 〈啄木と馬鈴薯〉(P.234) 西沢はちょっと沈黙したあと、無精ひげを指でなでながら、また話しはじめた。 「死ぬなら函館で死のうと思う──なんて、啄木は…

連続講座「石川啄木の世界」…函館 9/23、10/7,10/21

[ルドベキア・トリロバ] 連続講座「諸術調所」II 期「石川啄木の世界」 「石川啄木の世界」「石川啄木の生涯」そして「函館が生んだ作家たち」をテーマに3回の講義を企画 2011年9月23日(金)・10月7日(金)・10月21日(金) 講師 森 武氏 (函館市文学館館…

講座 渡辺喜恵子の『啄木の妻』10/15

[水滴] ・放送大学秋田学習センター・秋田県立図書館連携セミナー ・秋田をまなぶ講座シリーズ III第2回 渡辺喜恵子の『啄木の妻』について 日時 2011年10月15日(土) 13:30〜15:00 講師 美の国カレッジシニアコーディネーター 北条 常久 会場 北秋田市交流…

『本棚から猫じゃらし』啄木は憧れの人…私の青春を返してほしい

[アザミ] 《作品に登場する啄木》 『本棚から猫じゃらし』 群ようこ 新潮文庫17冊目 石川啄木「ローマ字日記」 <惚れると不幸になる男>(P.193) ちょっとした心の隙間に女性をいれて、自ら枠にはまってしまって苦悩した男性もいる。石川啄木もそういった…

石川啄木 著(P.80〜81)「煙 一」病のごと

[イヌタデ] 煙 一 (P.80) (白紙) (P.81) 一 病のごと 思郷のこころ湧く日なり 目にあをぞらの煙かなしも <ルビ>病=やまひ。思郷=しきやう。

啄木の唄 You Tube

[ホトトギス 開く] You Tubeで啄木の唄を 「春まだ浅く」 日活「情熱の詩人啄木」 主題歌 有島通男 1936 「春まだ浅く」 「啄木の唄」 日活「情熱の詩人啄木」 主題歌 楠木繁夫 1936 「啄木の唄」

青に透く かなしみの玉に枕して 石川啄木

[ホトトギス] <照明灯> 青に透く/かなしみの玉に枕して/松のひびきを夜もすがら聴く。石川啄木の歌集「一握の砂」。「秋風のこころよさに」の章に収められた一首だ。 小説で身を立てる志を胸に北海道から上京した啄木。しかし、自信をもって書いた作品が受…

啄木の妻「節子星霜」 劇団 "波"公演 11/12~13

[ヤブラン] 劇団 "波" 京都公演 啄木の妻「節子星霜」 しのびよる時代閉塞 啄木とともに歩んだ妻節子の哀切のドラマ 2011年11月12日(土)18:30〜(開場 18:00) 2011年11月13日(日)14:00〜(開場 13:30) 会場 アトリエ劇研 京都市左京区下鴨塚本町1 …

函館市文学館 第四回文学の夕べ 11/15

第四回文学の夕べ「帰って来た啄木」 2011年11月15日(火)18:30〜19:30 講師 長江隆一(八雲啄木会会長) 会場 函館市文学館(北海道函館市末広町22-5) 函館市文学館 TEL 0138-22-9014

函館市文学館 啄木直筆資料展 10/17−4/4

[ツリガネニンジン] 石川啄木直筆資料展「明治37年の書簡より」 2011年10月17日 (月)〜2012年4月4日(水) 会場 函館市文学館