〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2016-01-01から1年間の記事一覧

国際啄木学会 盛岡で 11/5~6

石川啄木生誕130周年 来月5、6日 今年で生誕130周年を迎えた歌人・石川啄木(1886~1912年)のファンや国内外の研究者が集う「国際啄木学会」の盛岡大会が11月5日と6日、盛岡市で開催される。 姫神ホール(盛岡市渋民)で行われる5日は、日本歌人クラブ会長で…

石川啄木生誕130年記念 時を超え議論 11/5~6 

[マイクロポンポンダリア] 国際啄木学会、11月盛岡で 国際啄木学会(池田功会長)の盛岡大会は11月5、6の両日、盛岡市渋民の姫神ホールなどで開かれる。石川啄木の生誕130年を記念し、ふるさと渋民の地で「明日の考察〜130年の時を超えて」をテーマに議論を…

啄木の書簡は質の高い文学の輝きをもっている -函館 10/8~4/5

[キバナコスモス] 平成28年度石川啄木直筆資料展 「明治四十一年四月の書簡」 会場 函館市文学館 2階展示室 会期 平成28年10月8日(土)〜平成29年4月5日(水) 函館市文学館では今年度、明治41年4月の小樽、そして、東京などから宮崎大四郎(郁雨)と岩崎正等…

石川啄木が好きな教師 -金子兜太の恩師

◯遠みち近みち97歳 金子兜太の童心 編集委員 内田洋一 山里に曼珠沙華(まんじゅしゃげ)が咲く秋の一日、蒸気機関車に揺られて埼玉県の秩父を訪ねた。その名もSL句碑巡り号。郷里の俳人、金子兜太さんの誕生日を祝い、車内句会まで催す俳句列車は沿線の人…

「短歌」で選ばれた正岡子規、与謝野鉄幹、与謝野晶子、斎藤茂吉、若山牧水、石川啄木、三枝昂之…

[マルバフジバカマ] ◯エキレビ! 今注目のアプリ、書籍をレビュー「自分がどんな人であるかを知ってもらいたい」は永遠に若者の悩みなのかと詩歌の役目 ライター 千野帽子 池澤夏樹=個人編集《日本文学全集》(河出書房新社)第21回配本、第29巻『近現代詩歌…

石川啄木も好んで食べた「いものこ」 岩手

小中学校で「津志田いものこ」給食 岩手 盛岡市内の小中学校で、市の特産品ブランド「津志田いものこ」を使った給食が出され、子どもたちが楽しく味わった。 「津志田いものこ」は、盛岡市の津志田地区で江戸時代から生産されていて、歌人・石川啄木も好んで…

「石川啄木歌碑」を立体化させた拓本展 釧路 ~10/23

啄木の歌碑など拓本展示 安部清堂氏が制作 釧路市出身の書道家近藤二堂氏が揮毫した石川啄木の歌碑や同氏が描いた釧路湿原の花を、特殊な技法で立体化させた拓本が、20日から始まる釧路書道連盟創立60周年記念作品展に出品される。 制作者の書道家安部清堂氏…

直筆「啄木君の思出」与謝野鉄幹 盛岡てがみ館 10/25-2/13

[サンシュユ] ○盛岡てがみ館 第51回企画展「文豪たちの原稿展」 開催期間:2016年10月25日(火)〜2017年2月13日(月) 場所:盛岡てがみ館 展示室 「文豪」たちの名作は,年月を経た今もなお,読者に長く親しまれています。本展では,与謝野鉄幹・晶子夫妻…

“26年を疾走した啄木” 月刊「清流」

[特集ページ] 月刊「清流」 2016年11月号 *書店では扱わない。清流出版株式会社へ直接注文、1冊700円(送料・税込)。 【第1特集】 心も体も喜ぶ大人旅 大人には、大人ならではの旅が似合います。自分自身の体や心が喜ぶ旅の醍醐味を! 【第2特集】 生誕13…

先輩石川啄木の足跡を後輩記者がたどる

[歌碑建立記念クリアファイル 石川啄木終焉の地] 拝啓 啄木先輩 漂泊歌人・石川啄木が生まれて今年で130年。新聞記者でもあった啄木の足跡を、後輩記者がたどる。 9・東京二 長男失い、妻・母・自らも病に 1909(明治42)年6月、石川啄木の家族が北海道・函…

啄木資料の保存、継承に尽力した岡田弘子さんに賞

[ワレモコウ] 市文化賞に岡田弘子さん 啄木資料の保存、継承に尽力【函館】 函館市文化賞審議会は12日、2016年の市文化賞受賞者に函館啄木会代表理事の岡田弘子さんを選定したと発表した。明治を代表する歌人石川啄木(1886-1912)の貴重な資料の収集、保存…

秋田県鹿角と石川啄木をつなぐ縁 <10(おわり)>

啄木文学散歩・もくじ 10 鹿角市役所の啄木詩碑、交響詩『鹿角へ、わが故郷へ』作詞 石川啄木 グッと近寄って「石川啄木詩碑」(鹿角市役所) ◎現代文訳 鹿角の国を懐ふ歌 石川啄木 青い山々に囲まれている 遙か鹿角の国を回想していると 感動の涙が流れてき…

「函館ぶら探訪」啄木夫人・節子宅跡など 11/6

函館ぶら探訪 第8回 大森町・松風町一帯巡り 市民が何気なく住んでいる町にも、また見慣れた街角にも、数々の歴史・文化が存在します。その足跡をじっくり訪ねる「函館ぶら探訪」。どなたでも気軽にご参加出来ます。 日時:平成28年11月6日(日)10:00〜12…

自分を見つめ直すきっかけに「啄木と北海道」企画展

[ホトトギス] ◎岩手県のニュース NHK盛岡放送局 「啄木と北海道」企画展 歌人・石川啄木の北海道時代の様子を知ることができる資料を集めた企画展が盛岡市で開かれています。 この企画展は啄木の生誕130年を記念して盛岡市渋民の「石川啄木記念館」で開かれ…

秋田県鹿角と石川啄木をつなぐ縁 <9>

啄木文学散歩・もくじ 9 鹿角市役所前庭にある「石川啄木詩碑」 鹿角市役所前矢印の下、緑の中に長方形の啄木詩碑がある。 啄木詩碑よく手入れされた庭園。大きな鯉の泳ぐ池の畔にある 堂々たる風格縦0.9m、横2.2m、奥行0.3m。 発表◎「明星」 1906(明治39)…

啄木が短歌を選択し 民衆の「生きられた現実」を捉え直そうと…

◎本よみうり堂 書評<読売新聞 『初期社会主義の地形学(トポグラフィー) 大杉栄とその時代』梅森直之著 有志舎 5400円変革促す「文の力」 評・安藤宏(国文学者・東京大教授) 大杉栄、幸徳秋水など、このところ明治大正期の社会主義を再評価する気運が高…

石川啄木・テレビに登場 10/8、10/21、10/29、10/18

IBC岩手放送テレビ◯「じゃじゃじゃTV」内「岩手ご当地キャラ図鑑 第6回たま姫ちゃん」 10月8日(土)9:25〜11:30(この中 10:00ごろの予定) 旧渋民尋常高等小学校内で、たま姫ちゃんとレポーターとのお話しとクイズ。記事 ◯「ぶっくまーく岩手」 <岩手…

啄木「体は北海道、目線は常に東京に」

[ニワウルシ] 目線は常に東京へ 「啄木の北海道時代」櫻井健治さん講演 石川啄木記念館(森義真館長)主催の講演会は2日、盛岡市渋民の渋民公民館で開かれ、函館市在住の石川啄木研究家、櫻井健治さんが「啄木の北海道時代」と題して講演した。 21歳の啄木は…

秋田県鹿角と石川啄木をつなぐ縁 <8>

啄木文学散歩・もくじ 8 錦木塚展示室の石川啄木 秋田県鹿角市錦木地域活動センター(錦木塚歴史公園内) 展示室は鍵の閉まった部屋になっているので、係の人に解錠していただき見学する。 無料。 プロローグ ここ錦木の里は、古くからみちのくの歌枕として…

「啄木の歌を聴いたことがありますか?」コンサート 10/8

[コマツナギ] 啄木生誕130年、相模原で8日に短歌のコンサート 若き日の石川啄木(1886〜1912年)を励ました政治家がいた。「憲政の神様」として知られる元東京市長(現東京都知事)の尾崎行雄(咢堂(がくどう))だ。今年は啄木生誕130年。相模原市出身の尾…

短歌募集……啄木コンクール 応募〆切 1/31

2017年度「啄木コンクール」作品募集! 新日本歌人協会◎ 応募要項 作品 20首 テーマ 主題、内容は自由 表現形式 定型、口語・自由律を問いません 応募資格 どなたでも 応募〆切 2017年1月31日 応募先 新日本歌人協会「啄木コンクール」係 〒170-0005 東京都…

国際啄木学会 東京支部会 明大 駿河台校舎 10/15

[ヤマボウシ] 国際啄木学会 東京支部会 2016年10月15日(土)14:00 〜 場所 明治大学駿河台校舎 研究棟2F 第9会議室 発表 木内英実 「中勘助の「銀の匙」の諸点」(仮題) 池田 功 「韓国における日本文学研究の現状─石川啄木を中心に」 ○ 終了後、支部会を…

石川啄木が愛したコーヒーを再現「啄木ブレンド」など 盛岡市産業まつり 9/28~10/3

[秋] 盛岡の食品、工芸品が一堂に 産業まつり開幕 第36回盛岡市産業まつり(実行委主催)は28日、同市菜園のカワトク7階で始まった。今年は旧玉山村との合併10周年と盛岡手づくり村の開業30周年を記念した食品や工芸品を集めた。10月3日まで。 今年初参加で…

自分の “ことばの柄杓” ですくい取る 「短歌甲子園」

[彩雲] みちのく随想 この夏を汲む 「新聞に潜む声と表情」 歌人石川啄木生誕130年記念の「短歌甲子園2016」に勤務校の特設文芸チームは出場した。 対戦の舞台は、啄木にならい三行書きで紅対白の二首が並び映される大スクリーンの前だ。「天然」の題で詠ん…

秋田県鹿角と石川啄木をつなぐ縁 <7>

啄木文学散歩・もくじ 7 錦木塚歴史公園 啄木は伝説を聞き作品をつくる 「錦木塚歴史公園」の広い敷地を区切るこの門が「錦木塚」への入口 錦木塚伝説今から千数百年前のこと、錦木のあたりに政子姫という娘がいた。錦木を売る若者が政子姫を見て心の底から…

石川啄木は変幻自在に姿を変え、どこへでも飛んでいく……

[ゲンノショウコ] ◯酔狂道中記 凡人が「天才」になれる時 ○めっちゃ関西 独創的な芸術家や科学者とは、「いまだ存在せざるものを心の中で見たり聴いたりした人」なのだろう。たとえばゴッホの「星月夜」−−あんな風景は、ゴッホ以前には誰も目にしたことがな…

啄木の曲を歌い継ぐ歌手のコンサート -盛岡 11/20

[啄木コンサート(チラシ 表)] 石川啄木記念館 企画展 啄木生誕130年記念 啄木コンサート 2016年11月20日(日) 13:30開演 (13:00開場) 料金:前売 1,000円 (当日 1,300円) 場所:渋民文化会館(姫神ホール)岩手県盛岡市玉山区渋民字鶴塚55 今年、石川…

「(啄木の妻)節子さんみたいな人と結婚したい」と川島の姿を絶賛

川島海荷、美しい白無垢姿に絶賛の声「こんなお嫁さん欲しいわ〜」 女優の川島海荷が16日、自身のインスタグラムアカウントにて白無垢の嫁入り姿になった姿を公開。 この写真は16日に放送されたNHKのドキュメンタリー番組『歴史秘話ヒストリア』にて、川島が…

啄木は『彼女は嫌い』と、あからさまに書いた

キーン氏、柏崎で対談 センター開館3周年 日本文学者のドナルド・キーン氏を招いた対談が19日、柏崎市文化会館アルフォーレであった。約900人の聴衆の前で、近著の評伝「石川啄木」を素材に国際啄木学会長の池田功・明治大学大学院教授と語り合った。 「啄…

まもなく『補輯・石川啄木文献書誌集大成』出版

[『補輯・石川啄木文献書誌集大成』] 啄木関連文献 一覧に 湘南文庫(神奈川)主宰の佐藤さん 湘南啄木文庫主宰、国際啄木学会理事の佐藤勝さんは10月、「補輯(ほしゅう)・石川啄木文献書誌集大成」を出版する。石川啄木生誕130年を記念し、啄木関連の文献…