短歌で探る賢治・啄木 北上で結社全国大会
- 100年を超す歴史を持つ短歌結社「心の花」(佐佐木幸綱主宰)の全国大会は27日、北上市の日本現代詩歌文学館で開かれ、石川啄木や宮沢賢治の短歌について研究成果を発表した。
- 「北の短歌 啄木・賢治・修司を読む」と題したシンポジウムでは、所属する歌人俵万智さんらが研究発表した。
- 俵さんは色をキーワードに、3人の短歌作品を比較した上で「色への執着が一番薄いのは啄木だ。自分の心の内を見つめており、外界の色はそれほど必要ではなかったのかもしれない」と語った。
(2011-08-28 岩手日報)