震災も影響…本郷の下宿・旅館が相次ぎ閉館
- 東京大学のおひざ元、東京都文京区本郷でこの夏、国内最古といわれる下宿と、2軒の老舗旅館が相次ぎ閉館した。戦前は下宿街として、戦後は旅館街として栄えた界隈に残る旅館はこれで4軒、下宿はわずか1軒。東日本大震災で修学旅行生のキャンセルが続出したことも、閉館への背中を押したという。
- 本郷5、6丁目は明治10年設立の東大と本郷通りを挟んで真向かいに位置することから広大な武家屋敷跡が下宿街となり、戦後は多くが旅館へ衣替えして旅館街となった。歌人の石川啄木ゆかりの旅館もある。
- 今年3月の東日本大震災では、自粛ムードが広がり修学旅行の予約取り消しが相次いだ。
(2011-08-30 産経新聞)